LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

style="clap"
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
やっと追いつけました! 日曜までには観ておきたかった!
「ライダーの乗り物が台車とは新しい」とか、
「このゲームフィールドの描写は『ピクセル』みたい」とか、
「全員アクション(いわゆるアクションじゃなく首をかしげるとかそういう動作)に効果音つくのか」とか、
諸々茶々入れつつも楽しく観ていましが、最大の衝撃はヒロインの変貌! 過去にもナオミとかスマレとか、登場した瞬間がつんとくる新奇性高いキャラはいましたが、そして前情報では彼女もそんな感じなのかなと思っていましたが、最後の最後に正体顕すとはインパクト強い。それまでのできる女風のシリアス演技を打ち捨て、
「世を忍ぶ仮の姿なの~」とはやられました。言葉を失う宝生先生とともに、途方に暮れるラスト。


no video games / ** RCB **


アクションは、かなり好きだと思いました。
元々「グリーン・デスティニー」のようにワイヤーアクションでふわーっと宙に舞い上がる描写があまり好きでなくて、それは現実の格闘技の動きとまったく異なるために強そうに見えないから、なのですが、この「エグゼイド」に限っては、主人公はゲームキャラとして仮想空間上で戦う設定ですからむしろこの非現実的な動きのほうが合っているのです。
エグゼイド自身もゴーストとは一転、軽やかなアクションが多く、マリオポーズで宙やブロックをぴょんぴょん突き上げるのもたいへんかわいい。
ゲームカセットをスロットに入れる前にふっと埃を吹く動作も、なんとも言えずかわいい。
また対戦するウイルスたちも愛嬌があり(今回で言うとエグゼイドのハンマー攻撃を防ぐためにお鍋をかぶろうとして間違って泡立器を頭上に翳してしまうとか)、殺陣に往年の香港映画風の楽しさがあります。
このあと戦いに参入してくるドクターたち(全員ファッションセンスが微妙なのでできれば皆さん白衣希望)の、それぞれのアクションスタイルも楽しみです。
今はまだ、“主治医”は決められないかなあ。監察医の人と衛生省の人が気になるのですが、患者は診ないでしょうし。

10本のゲーム……多分エクストラステージとかボーナスシナリオとか色々ついてきて、最終的には10本で済まなくなるんだろうなあ。
プロローグ:使命

「絶対、助けるから」
緊張に引き締まる中年の医師の横顔。その目の前で麻酔に目を閉じ、横たわるのは幼い少年。モニターの電子音だけが響く静寂のなか、オペが開始される――。

人の命を救う。
そんなヒーローに、ぼくたちは守られている。


これは人間の命の尊さをテーマとした医療ドラマでもあると、訴えるような冒頭シーン。
余談ながら手術中って結構お医者さんはお話ししてたり音楽聞いてたりでこんなに静かではないようですね。

***

そして16年後。
「おい! ……がんばれ!」視線を落とし、必死の表情で呼び掛ける若い医師。「死んじゃだめだ!」
その言動は、小刻みに身体を前後させる動作もあり、誰かに心臓マッサージを施しているような緊迫感に溢れています。
真剣な眼差しで周囲を取り囲む子どもたち、はらはらとさらに背後から見守るその母親たち。

が、実際には主人公が手にしていたのは小型の携帯ゲーム機。小刻みな動きはボタン操作に熱が入りすぎていたからで、救おうとしていたのはゲームキャラクターの命。大きな病院の庭で、休憩時間を利用して遊んでいた模様です。
突然華々しいファンファーレが鳴り響き、
「よっしゃ、クリア!」と主人公が叫べば、
「おーっ!」とギャラリーの子どもたちも快哉をあげます。その美技を称える母親たちの拍手に、どうもどうもと応える主人公。

と、いきなりその耳たぶをぐいと捻り上げ、引き立てるベテランナースの手。
「い、いててててて!」
「ほーじょー先生? 診察の時間ですよ!」声は優しいものの目が怒ってます。涙目の主人公の前に、<宝生永夢/カメンライダーエグゼイド 飯島寛騎>とクレジットが出まして親切です。
「……あっ、すいません! そうでした、すぐ行きます!」
ゲームに夢中で時を忘れていたのか、慌てて走り出す宝生。次の瞬間蹴つまづき、うつ伏せに倒れます。あっと息を呑むナース。
「もおお、ドクターが怪我してどうするんのお。しっかりして研修医!」
「ずびばぜん」鼻を押さえ顔を上げる宝生。
行くよっ、とナースに支えられ外来棟へ戻っていく、その背後に、転んだ時落としたのか、小さなゲーム機が残され意味深です。

ぼくはまだ、気づいていなかった……

そのゲーム機からキラキラと光るピクセルが煙のように立ち昇り、黒雲を呼び、やがて夜空に突き立つ二重螺旋の柱へとなっていき――。
その柱から東京の街中に放射される、微細な、しかし形は同じく二重螺旋の、金色の粒子。それに触れた人びとは、一斉に苦しみ、たちまちゲームに登場するゴーレムのような姿に。

……人類の命が、未知のウイルスに脅かされていたことを。

苦しみもがき、暴れ始めるゴーレムの群れのもとへ、1台のバイクが到着し、降り立ってくるのは1人の戦士。夜の闇と眩いヘッドライトのゆえに、その輪郭は判然としません。さらに1人。また1人。
主人公が人類の危機を知る前から、先行してその戦いに身を投じる戦士、という始まりは、「ドライブ」を思い出しますね。

そして、ぼくたちの世界を救う、本物のヒーローがいたことを。

GAME START! の音声とともに紫のタイトルが入ります。OPは初回ということで省略? のようですがこのあとの提供画面が楽しい!

逃亡

「ううううん……」小児科外来。診察室のデスクに向かい、検査結果を検めている宝生。転んだ時に鼻を打ったのでしょう、くるりと振り返った顔のなかで、鼻腔に突っ込まれた白い脱脂綿が目立ちます。「検査に異常はありませんでした」
その笑顔に、<聖都大学付属病院・小児科研修医 宝生永夢>と改めてテロップが。
「食欲不振の原因はおそらく……」保護者にそこまで言うと、診察台に起き上がる患者に目をやる宝生。「……おやつの食べ過ぎかな?」
「たべてなーいよー」母親の手前うそぶく子供のほっぺがぷくぷくです。
「どうりで最近おやつの減りが激しいと思ってた!」その頭にぽんと手を乗せ、め、と睨む母親。べえ、と舌を出す子供。
微笑ましいやりとりを見守る宝生とその指導医、ナース。
壁の衛生ポスターは美術さんが作られたのでしょうがイラストやさんを使ったのかなあ。

高層ビルの屋上。コンクリートの上に座り込み、宝生が遊んでいたのと同型の、携帯ゲーム機を手にゲームに興じる若い男。
その背後で、
「感染した」という声が聞こえます。

***

誰の体内でしょうか、一つの細胞が黄緑色に光るピクセルに侵され、そこでさらに増殖していくピクセル(要はこれがウイルス)。
四散して他の細胞をも侵し、やがて金色に光る体組織が膨れ上がっていきます。

***

そしてその病んだ体組織と同じ、金色に輝くバックルのベルトを手に、出現した緑色の怪人。果たしてこれが声の主。
「じきに新しい仲間が増殖する」と快活に話しかけてきます。物憂げに応じる若い男。
「なあ、グラファイト。こんな広いフィールドでゲームができたらと思うと、……心が踊るなあ」
こんな広いフィールドで、と言われ、腰を落とし男の見ているものを自分も見ようとするグラファイトの仕草が何か好き。

かれらが眼下に見下ろす街の、その一角にあるいかめしい建物には、<衛生省>の文字。
「……天才ゲーマー。ハンドルネーム、“M”。本名不明……」その一室で、衛生大臣官房審議官・日向恭太郎が手にした資料を読み上げています。「数々の大会で優勝……?」
「天才ゲーマーならきっと、ゲーマドライバーの適合者になれるはずです」部下なのか、その前に立ち、力説している若い女。
無言でぽいと書類を投げ出す日向。その表紙には、

極秘 バグスターウイルス感染者対策 衛生省

とあります。
「適合者なら、まもなくドクターが帰国することになっている。それでは不満かな」
「……いえ」一蹴された、と悟り、伏せた睫毛を震わせる女。
立ち上がり、袖机の上のケースに触れながら、改めて彼女に向き直る日向。
「5年前の悲劇を、繰り返すわけにはいかない。人類の未来はこいつにかかっている」
ぱちぱちとロックを外し、中を検める日向。でも視聴者にはまだ、見せません。
「至急CRを復旧させるんだ。明日那くん」
「はい」
こういう地位の人はPC上、部下を下の名前呼びしないと思うけどキニシナイ。
ストレートボブに眼鏡、紺のパンツスーツ。緊張の面持ちで答えるこの女にも、テロップが出ます。<衛生省・職員 仮野明日那>。この名前自体がネタバレです。

聖都大附属病院、小児科病棟。入院患者の回診に来た宝生。
「颯太くん……? うわっ!」ドアを開けるなりパジャマが飛んで来て視界が遮られます。もがく宝生を尻目に、
「だーめ、まだ外出許可出てないから。着替えて?」と患者をたしなめるナース。私服の黄色いパーカに着替えた少年が、今にも出ていきたそうなそぶりです。
「なーんで入院してなくちゃいけないの!」
ナースにもパジャマの残りを投げつけ、ついでに宝生のスニーカーの足を思い切り踏みつける颯太。
「うわあああああ! いった! ……あのね」説得に加わる宝生。「これは颯太くんのめまいの原因をさぐる検査入院で」
「この先生やだ!」と指さしてくる颯太。「鼻血だし。半人前の研修医!」
「……っ」ショックを受け向こうを向いて脱脂綿を外す宝生。その隙に颯太の姿は消えています。「あれ?」
「あっ!」慌てるベテランナース。「ちょっと! ……早く! 追いかけなさい、担当医でしょ!」
「はいっ! ……ちょっと待って!」

遭遇

車寄せから表の通りまで、悠々と出ていく颯太。それを正面玄関で見つけ、
「あーっ、颯太くん! ちょっと待って!」と追う宝生。「颯太くん! だめだよ颯太くん!」

自由の身がうれしいのか得意げに駆け抜けていく颯太。行く手に、何かの荷物を搬入しようとする業者の台車が現れます。その脇を軽やかにすり抜けていく颯太。対して、
「どこに行くんだよ、……っ! うわああああっ」まともに台車にぶつかり、勢いで上に乗り上げていく宝生。
「わあっ」突き飛ばされ倒れる業者、ばらばらとこぼれ落ちる荷物を尻目に、坂道を、台車に乗ったまま走り抜けていきます。台車ラン。
「ごめんなさーい!」そのまま颯太をも追い越し、そして、正面から歩いてくるパンツスーツの女性との衝突の危機!
相手は先程、日向から託されたケースを手にした仮野明日那。
「すみませんっ! ああああああ!」
驚き立ちすくむ明日那。それを避けようとして転倒し、マンガのような姿勢で吹っ飛んでいく、宝生。

「……大丈夫ですか?」あまりの大事故に、恐る恐る声をかける明日那。その頭上に、脱げた宝生のスニーカーが降ってきます。
衝撃でよろけ、台車にぶつかって転ぶ明日那。
倒れたお尻に再度台車アタックを受け、
「ふぎゃあっ」と奇声を上げる宝生。
この時手から取り落とされたケースが開き、中から色鮮やかなゲーム機器とゲームカセット(ガシャット)が転がり出てきます。
「いったあ……」
「ああああああ……」
アスファルトの上で身悶えする2人の大人のもとへ、近づいてくる颯太。落ちているゲームカセットを見て目の色を変えます。

「『マイティーアクションX』だ。なぜここに?」
「返して!」はっとなり跳ね起きる明日那。元のケースに戻そうとします。
「今日発売の新作だよ?」食いついてくる颯太。「そのゲームやらして。お願い! 少しだけ!」
「ぜーったいダメ。これはただのゲームじゃないの!」
撥ねつけられ、しゅんとうなだれる背後から、
「済みません」とようやく起きてきて、明日那に詫びる宝生。「だめだよ颯太くん。ほら、病院帰ろ?」
腕にかけられた手をふりほどく颯太。
「……だめ……なの……?」

だめに決まってます。というかなぜ見ず知らずの人から貸してもらえると思うのか不思議です。
子役が上手いのですが、断られてがっかり、を通り越して、ここから“ゲームをさせてもらえない”ことへのストレスに苦しむ演技が始まり、その恨みがましさに鬼気迫るものを感じます。

「ああああああああ!」急に颯太の顔が激しく歪み、悶え苦しみ始めるのに、驚く宝生。
「颯太くん。颯太くん!?」倒れた颯太の、その首筋から、金色のピクセルがいくつも現れ、寄生虫のように蠢くのを見て、その宝生以上に愕然となる明日那の顔芸。
「……えっ? なに、今の」次の瞬間、皮膚の下に潜り込む金色がますます寄生虫っぽい。思わず我が目を疑う宝生。それを突き飛ばし、取り出した聴診器風の機器を耳に、颯太を診察し始める明日那。
「まさか」
聴診器と思ったら颯太の前にその先をかざすだけです。宙に開くモニタースクリーンには、颯太の体の上に、金色の星が重なって映り、眉をひそめる明日那。「この症状……」
「星? ……あっ」
起き上がり、覗きこみかけたところで、すっくと立ち上がる明日那に、またも突き飛ばされる宝生。
まさかバグスターとはbug+starなんでしょうか。

CR

CM明けは病院内の廊下。
ストレッチャーに宗太を乗せ、先導する明日那を、必死で追っていく宝生。
「あなた、うちの病院の関係者ですか? 颯太くんをどこへ連れてく気ですか!」
答えずストレッチャーをエレベーターに引き込む明日那。地下1階のボタンを2回、1階ボタンを2回。そして開閉ボタンを同時押し。それが何かのコマンドになっているのか、恐ろしいスピードで降下していくエレベーター。階数表示のおかしさに、不安げな宝生。
「あれ。どこまで降りるんだこれ……?」
やがて<CR>の表示とともに、停止。乗ってきたドアとは逆の壁が開きます。

「うわっ。いった、こんなとこ、うちの病院にあったっけ……?」

コンクリートの壁が続く、無機質な、しかし開けた場所へ、ストレッチャーを押し出しながら見回す宝生。行く手に、1人の中年の医師を見て立ち止まります。
「「院長?」」
途端に相好を崩すその医師は、テロップによれば<聖都大学付属病院・院長 鏡 灰馬>。もちろんその笑顔は、宝生にではなく、その背後に立つ明日那へ向けたもの。
「明日那さあん。お待ちしておりましたよ、ささ」
媚びるような声で、ストレッチャーの押し手に加わる院長。
「ありがとう」完全に上の立場から応じる明日那。宝生を一瞥し、「あとは任せて」
「ちょっと待って下さい」追い払われるわけにはいかないと粘る宝生。「ぼく見たんです。颯太くんの身体から、へんな、うにょうにょが!」
「きみは、バグスターを見たのかね!」途端に興味津々になる院長。
「院長?」それを一言で制する明日那。
「はい(•ө•)♡ ……きみは何も見ていない。この件には関わるな」
「そういうわけにはいきません。ぼくはこの子の担当医なんです」
「これは院長命令だ! ……さ、行きましょ(•ө•)♡」
後半は明日那に言い、ストレッチャーを押していく院長。電子ロックを壁の操作盤で解除し、ドアの向こうへ、颯太、明日那とともに姿を消します。
ふらふらと諦めわるく追っていき、閉まるドアの前で立ち尽くす宝生。
何もない空間にドアの音が反響し、おのれの無力さにただ握りしめる拳。

「先生、ぼく、助かったの……?」
病床の幼い少年に、医師から差し出される小型の携帯ゲーム機。
「はい。頑張ったご褒美だ。……その笑顔が、健康の証だよ」


要はこの少年が、宝生の幼い日の姿なのでしょうね。尊敬する医師の姿を脳裏に描き、いつしか決意の表情になる宝生。
「先生がくれたこの生命――次は、僕が救う番だ」
白衣の胸に挿したあざらし先生ボールペンが可愛い。ドアの上に掲げられた、<CR電脳救命センター>の文字を見上げる宝生。
「でんのうきゅうめいせんたー?」

脱出

薄暗い病室に眠る颯太。
その様子を、階上の見学窓から見降ろす明日那。
「とりあえず隔離は完了いたしました」報告する院長は、彼女のためコーヒーを用意しているのに、一顧だにせず、
「ついに恐れていた事態が来てしまいましたね」と話し始める明日那。紺のパンツスーツではなく、ナース服姿になっています。この明日那のふるまいに、厚生省のお役人が医師や看護師として医療現場に潜入調査に入るミステリをふと思いました。免許持ちの人材がいっぱいいるらしいですね。「鏡先生はまだ?」
「まだです。あいえ、まもなく空港につく頃かと」
差し出されたコーヒーも目に入らぬ様子で考え込む明日那。次の瞬間、あのゲーム機が入ったケースを手に出ていきます。
「明日那さん、どちらへ」
「探してきます。天才ゲーマー、“M”を」
「行ってらっしゃい(•ө•)♡ はあ……」明日那のクールさにため息をつき、飲んでもらえなかったコーヒーを一口含む院長。「……苦い」

隔離室。壁のハニカム模様は何の意味があるのでしょうか。ゼクトを思い出してしまいます。
モニターの電子音だけが響く中、こんこんと眠る颯太。
やがてそのモニターの音声が、画像が乱れ、それとともに颯太の体の上にも、金色のピクセルで構成された奇妙な怪人の姿が浮かび上がります。
「ふっふっふ」颯太から抜け出そうとして、違和感に振り返る怪人。「……ん? まだ増殖が足りないようだな」
言って再び颯太のなかへ戻っていったその時。
院長がロック解除したままのドアをすり抜け、入ってくる宝生。

「颯太くん。具合はどう……?」
静かに目を開く颯太は、マイティーアクションXのキャラクターを手にしています。
「……ゲーム、大好きなんだね」
「今日の発売イベント、ずっと楽しみにしてたのに……ううっ」
苦しみに唸り始めた颯太。
「颯太くん!? この症状……まさか」何かを思いついた宝生。
「……ぼく。悪い病気なんでしょう?」不安げに目を上げる颯太に微笑みます。
「違うよ。きみはマイティーなんだ」
「え?」
「マイティーは、きみの身体のなかで悪さをしているボスキャラを、やっつけるんだ! 大丈夫、先生と一緒にボスキャラを倒そう」

発症

ゲーム「マイティーアクションX」発売イベント会場。
広い場内にはいくつもゲーム筐体が運び入れられ、様々なグッズを販売するブースが立ち並んでいます。体験コーナーでは早くも新作ゲームで遊ぶ子供の姿も。その一角に設けられたステージの上に、現れた男が開会を宣言します。
「皆さん。大変長らくお待たせいたしました。制作発表から5年以上の開発期間を経て、ついに、あの伝説のゲーム、『マイティーアクションX』が! 完成しました!」
声高らかに宣するのは<ゲーム会社「幻夢コーポレーション」CEO 壇 黎斗>。スクリーンに映し出される映像に、来場者たちからおおおと地鳴りのような歓声、そして拍手が沸き起こります。

5年かけた割には妙に懐かしい感じのムービー。それを機に改めて、ブースからブースへ、会場を行き来し始める人びと。その一角に、ナース服姿の明日那が立っていますがこんなとこで見るとコスプレみたいです。
「きっとこの中に天才ゲーマーが……あーっ!」
体験コーナーの列に、見覚えのある黄色いパーカの背を見出す明日那。
「颯太くん!」血相を変え詰め寄っていきます。
「あれ、なんでここに?」横についていた宝生が振り返れば、
「それはこっちのセリフ!」とその耳を捻り引き立てる明日那。
「いてててっ」
「患者を無断で連れ出すなんて何考えてるの!?」
「担当医としての、ぼくの判断なんです」
「は?」
「颯太くんの具合が悪くなるのは、やりたいゲームを我慢している、ストレスが原因なんじゃないかって!」
「何も知らないくせに勝手に判断しないで」ピシャリと言う明日那の声が冷たい。
「身体が治ったって、あの子が笑顔にならなきゃ意味がありません」負けじと言い返す宝生。
「あの子はすぐにオペをしなきゃならない身体なの!」
「………オペ?」

思いがけないことを言われ、思わず颯太に目をやる宝生。順番の列はどんどん進み、もう間もなく自分の番だと、夢中になっている颯太。

「ドクター失格ね」冷たくそう告げ、颯太を連れ戻しに向かう明日那。
「颯太くん。病院に帰るよ」
「離して! もう少しでぼくの番なの!」驚き抵抗する颯太。
「これは颯太くんのためなの」
「少しでいいからゲームやらしてよ!」掴まれた手を引き戻そうとしながら、その不満げな顔が激しく歪みます。「……っ!」
頭を抑え、苦しみ颯太。
「颯太くん?」
駆け寄ってくる宝生も、手を掴んだままの明日那も突き飛ばし、天を仰いで絶叫する颯太。

「ああああああああああ!」

その小さな身体から金色のピクセルが雲のごとく湧き出し、小型のゴーレムのような姿となります。
悲鳴を上げ逃げ惑う人びとに、キーキーと軋むような声を上げつつ、殴り掛かるゴーレム。しかしこれ、さっき颯太の身体から抜け出してきていたソルティバグスターとは形が違いますよね。警備員の誘導。出口に突進する人びと。
突如騒然とするなかで、先程颯太に突き飛ばされたまま、床に座り込んでその信じがたい光景を見つめるばかりの宝生と、
「発症……」と声を震わせる明日那。

CMは仮面ライダーグミ。噂は聞いていたのですがこれか。どんどんすごいことになっています。

「早く」
徐々に巨大化していくゴーレム。地を打ち会場すら破壊しようとするその威力に、遅ればせながら宝生を急き立て退避する明日那。
「うわあああっ」
建物の外へ、飛び出してくる人々の波。鳴り響く非常ベル。
そこまで来てようやく、
「発症って! 一体何がどうなってるんですか」と明日那に食い下がる宝生。
「……人類は、新型ウイルスに脅かされているの」
「新型ウイルス?」
「ゲームから発生したコンピューターウイルスが、人体に直接感染するように進化した。それがバグスターウイルス。ウイルスは増殖を続け、最終的に患者の身体は」口ごもり、背後のビルを振り返る明日那。中では最早人の記憶、理性など失ってしまったかのように暴れまわるゴーレムが、破壊の限りを尽くしています。「……バグスターに乗っ取られる」

I'm a 仮面ライダー

「じゃあ……颯太くんは、もう……?」絶望に崩れ落ち、地に手をつく宝生。
「助かる可能性ならある」ぼそりという明日那。
「どうすれば颯太くんは救えるんですか?」
ケースを開け、先程のゲーム機と、ソフトを取り出す明日那。
「ゲーマドライバーとライダーガシャット。これを使って、バグスターと壮太くんを分離する、オペをするしか」
「えっ!? それで、オペができるんですか」
「仮面ライダーに変身すればね」
「仮面ライダー……」
「早く適合者を見つけないと!」

その時ビル外壁を突き破り、より巨大化したゴーレムが飛び出してきます。
「わっ!」驚き尻餅をつく宝生。そのまま、暴れまわる、かつて颯太だった物体を見守る脳裏に、きらめく記憶の欠片。

「その笑顔が、健康の証だよ」と笑ってくれた、かつての担当医。

「大丈夫。先生と一緒にボスキャラを倒そう」そして宝生のつたない励ましに、にっこりと笑ってくれた颯太。


「オペは、ぼくがやります」卒然とつぶやき、明日那の手からドライバーを奪って走る宝生。
「返して! それは素人が使えるゲームじゃないっ!」
開けた場所で暴れまわるゴーレム。
そこまで来て立ち止まる宝生。
「……ゲーム?」確かに改めて手にしたものを見れば、ガシャットと先ほど明日那が言った一方は、どう見てもマイティアクションXのゲームカセット。スイッチを入れた瞬間、
「マイティアクションエーックス!」の声とともに、宙に巨大スクリーンが開きます。ガシャットから吹き上がる紫色のピクセル、フィールドに散らばっていくブロック。
「ゲームエリアが広がった……? まさか。なんで?」それを見て驚くだけの明日那。

「ゲームなら、このおれに任せとけ!」いきなりの変貌。余裕の笑みともとれる表情で、強気の発言を重ねる宝生。「颯太の運命は、おれが変える! 変身!」

ピンと伸ばした指先が風を切り、大きくポーズを決めガシャットを腰のドライバーに装填。すると現れたいくつかのゲームタイトルの中から、アクションゲームが選択されます。
「I'm a 仮面ライダー……!」
そのにぎやかな音声とともに、2頭身のゲームキャラ、マイティーとなっている宝生。姿はマイティーですが、そしてまだエグゼイドという名乗りはありませんが、以下宝生の変身したライダーをエグゼイドと呼びます。

Level 1

「……ん? ……おわあっ、なんだこれ!?」

見た目にふさわしいチョコマカとした動き。Level 1!
そんなかれの背後で、ゴーレムがアップしています。
「危ない!」
明日那の警告に振り返れば、背後にはぶんぶんと豪腕を振り回すゴーレム。
その巨大な拳をひらりと飛び越え、相手の肩に、頭上に飛び乗っていくエグゼイド。殴りつけようとして自分の頭を殴ってしまい、しりもちをつくゴーレムがお馬鹿です。その巨体から、くるくると回転しながら降りてくるエグゼイド。
「おりゃあっ!」今度は膝を抱え、ボールのような形になりながら相手の足下をすり抜けていきます。ハンマー型のアイテム、ガシャコンブレイカーを手に、
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

生き生きとフィールドの中をかけめぐり、ゴーレムを誘導していくエグゼイド。
「ほら、こっちこっち! 来いよ!」
小さなウイルスをポロポロこぼしつつ、その後を追うゴーレム。感染源が走り回っているので気が気でない明日那。
「ちょっと、どこいくの!?」
「マイティは、お菓子を食べると強くなれるんだ! はっ!」身軽にゴーレムの拳をかわしながら、チョコレートブロックを崩していくエグゼイド。「アイテムゲットだぜ! スピードアーップ!」
スピード、と書かれたメダルを手に、高速で宙を飛び回り、ゴーレムを翻弄します。
ひときわ大きなパンチでゴーレムを倒し、さらにガシャコンブレイカーを頭上から1撃、2撃。
「とどめだ!」
3度目はひときわ大きく、脳天に受けた衝撃にぐっとつぶれたゴーレム。そこに「Perfect」の文字が現れ、それとともにゴーレムの身体は爆散。ゲームクリアの晴れやかな音楽。あとには颯太の小さな身体が現れ、その場に倒れます。

「颯太!」駆け寄るエグゼイド。
しかしその身体からはなおも金色のピクセルが飛び出し続けてきます。
「なんで?」
「まだゲームは終わってない!」
「えっ」
見回せば小さな二重螺旋型のウイルスが、周囲を飛び跳ねつつそれぞれが怪人の姿となっていきます。

「はっはっはっは……Level 1のお前など、取るに足らん」
そのなかで、気取って告げるシルクハット姿の怪人は、先程颯太の身体から抜け出ようとしていたやつです。バグスターソルティ。哄笑しつつ左腕を撫でるその背後には、ゲームの雑魚キャラらしい顔をしたウイルスたち。なぜかコックコートにエプロン姿。
「ボスキャラ、ソルティ(はくしゃく)のお出ましか。あいつをぶっ倒せばいいんだろ?」
「無理よ! それ以上あなたには使いこなせない!」
「ゲームの説明書を読まないのが、おれのプレイングスタイルだ!」再びゲームタイトルの選択画面に入るエグゼイド。「……これだ! 見てろ、天才ゲーマー、エムの腕前を!」
「あなたが、M?」

Level 2

灯台下暗し。この頼りない研修医が、自分の探し求めていた天才だったかと驚く明日那。
その眼前で、
「大変身、レベルアーップ!」の音声とともに飛び上がれば――頭が背中になりました!
何を言っているかわからないと思いますがありのままを話しています。分解し、すらりと背の伸びた姿へ再構築されたエグゼイド。
「へへえ」
得意げに胸を張り、今一度大地を踏みしめるようなしぐさ。その手にはさらに今一度、ガシャコンブレイカーが握られています。

「行くぜ! ふっ! はっ!」
襲い掛かってくるコックウイルスを1撃必殺で倒していくエグゼイド。群れの中をぴょんぴょんと飛び回り、高く打ち上げ、落ちてくる相手をさらに殴りつけ。
「HIT」の書き文字が画面に連続で現れ続け、
「うおおおおおおおっ!」激しく回転すれば、触れるそばから吹き飛んでいくウイルスたち。お鍋(ボウル?)をかぶって防いでも、その上から殴りつけられ倒れていきます。
「ジャッキーン♪」次にはブレイカーのボタンを押し、ブレードモードとするエグゼイド。駆け寄ってくるウイルスを斬って斬って斬りまくる、その後姿が一転スローモーションでまた萌える。緩急あっていいです。

マルダイは毎度ライダーアクションの魅力をわかっている感じで好きなCMなのですが、キワモノっぷりでは仮面ライダーグミが突き抜けてて勢いあるかも……

「はっ! はあっ!」その後もずばずばと斬りまくり、一騎当千の殲滅戦を繰り広げるエグゼイド。その獅子奮迅の戦いぶりを、1人高みの見物しているソルティ。
「しょっぱいことをしてくれる! ふうっ。はっはっはっは……」と、飛び降りてきます!「!」相手の攻撃をかわしつつ斬りかかるエグゼイド。その刃を掴み、電撃を見舞うソルティ。
「……っ!」
「えやあっ!」間を置かぬ追撃を、
「あっぶな!」と今度は辛くも避けるエグゼイド。安全地帯のブロックの上まで退避し、しかし自分の好きなときだけ宙を舞っていきなり斬りつける戦法に。これやられるとペースが崩れていやなんですよね。
ダメージを受け崩れてくるソルティに、さらに畳み掛けてHITの嵐!
「うわああああああっ」吹き飛び転がるソルティ。「おのれえっ!」

「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」勝ちを確信したエグゼイド。ゲームカセット(ガシャット)をドライバーから抜き取り、ふっと背後の埃を吹いて、装填し直します。
「ガシャット! キメワザ!」
「よおーし♪」またも片足で地面を踏みにじり、身構えます。「行くぜ!」
「なんだあれは?」
「MYGHTY CRITICAL STRIKE!」
例によって書き文字の向こうから、炸裂する必殺の飛び蹴り。何度も空中で姿勢を変えつつ、一回で何発蹴るのかというほど蹴りまくり。ここ、会心の一発、と言ってると思うのですが、ぜんぜん一発じゃない。
「うあああああああっ!」たまらず爆散するソルティ。ゲームクリアの音がして、
「よっしゃぁ!」と拳を突き上げるエグゼイド。

ライダーたち

ふたたび颯太の身体に、聴診器風機器をかざす明日那。しかしスクリーンにはもう、颯太の笑顔以外何も映っていません。
「もう大丈夫。完全に治ってる」
「頑張ったね、颯太くん!」背後から支える宝生に、
「先生。ありがとう!」と微笑む颯太。そんな颯太を立ち上がらせる宝生、一緒に立ち上がる明日那。
めでたしめでたし――。

――の図を、離れた場所から望遠鏡で見ている、篷髪の男。童顔に似つかわしくないその髪色が若白髪なのかブラックジャックによろしく的なファッションなのか、わからないのは、微妙な服装センスのせいでもあります。
「ばあん🔫」指で撃つ真似。「……面白くなりそうだ」
楽しそうに笑いながら踵を返せば、「原作 石ノ森章太郎」のクレジットとともに流れ始めるOP。

***

人々が逃げ去ったあとの、「マイティーアクションX」発表会会場。床に散乱する瓦礫やゴミの中から、キャラクターをかたどったぬいぐるみを拾い上げ、サングラスをずらしてまじまじと見つめる派手な服装の男。
「このレース……乗らない手はない」

***

そして車の後部座席で、今しがたまで通話していたらしいiPhoneを胸ポケットにしまい、不機嫌そうな男。
「天才ゲーマー? 眼中にないな」けだるげにつぶやき窓外を眺める、高級スーツの腰に巻かれているのは、宝生と同じゲーマドライバー。
まさか普段使いなさっているのでしょうか鏡先生。

***

聖都大附属病院。改めて明日那に案内され、地下の研究室? に入った宝生。
「あの……、ここって?」おずおずと見回す背後で、
「電脳救命センター、通称CR」と、既に宝生も視聴者も知ってることを繰り返す明日那。「バグスターに対抗するため作られた、極秘部署よ」
その一角に、アーケードゲームの筐体を見出す宝生。
「……え? ゲーム機?」
思わず近づこうとする前に、立ちはだかる明日那。見返す宝生。

「コスチューム、チェンジーッ!」

「え? わっ」
突然の奇声。満面の笑みとともに両手を広げ、コマのように回転する明日那。色とりどりのピクセルが、ハートや音符のモチーフがその身体から四散し、光り輝きながら奥の小部屋へ、その中のリズムゲームの筐体画面へ、飛び込んでいきます。

「……ぽ」

奇妙な声を出しつつポーズを決める明日那。ピンクの髪、ゴテゴテと様々なモチーフをつけた派手な服装はどう見てもゲームキャラ。
「……へ? おおおお?」
突然のハイテンションから、2次元へ飛びこむ大技まで。驚く宝生に、
「明日那は世を忍ぶ仮の姿! わたしはポッピーピポパポ! よーろしっくねぃ!」と手を振ります。
「なんで!? ええっ!?」
「やっぱりわたしの目に狂いはなかった! うんしょぉっ」引っ張り出したスクリーンには10本のゲームタイトル。「ぜえーんぶのゲームをクリアして、人類を救うスーパードクターになって(•ө•)♡ 仮面ライダああああ、エーグゼイドーッ!」
「………………えっ」

ドン引きの宝生のアップでNEXT GAME。
ということで第1話です。コンピュータウイルスが人体にも感染、という荒唐無稽な世界観ですが、敵の一応の正体、病理が説明され、特定のドライバー&ソフトを使ってゲームクリアすればオペは成功、というこの世界でのルールも明示。役所が音頭を取り、産学協同で極秘の対策チームを作っているわけですね。最後には颯太も可愛らしい笑顔になり、ライダーバトルの相手の顔見世も駆け足ながら行うという、情報量の多い回でした。
するっと「仮面ライダー」という単語が出てきましたがこれはどういうことなのか? そして、「ゴースト」で出てきた黒エグゼイドはこのストーリーにどうからんでくるのか。色々今後が楽しみです。
かつて宝生を手術した医師(マスクの横顔だったり逆光だったりではっきりと顔を見せない)は、若き日の日向なんだろうなあと予想していますが皆さんはいかがでしょう。
今週の怪人。恐ろしすぎる……うっかり好きだと言ってしまったためになぜか操に振られたかっこうになったタスク。リハビリで最終回までに操のコミュ障は治るのか?
そのなかでいつも本音のレオがあまり変わりませんでしたね。「サトラレ」で、思ったことをなんでも口にするよう育てられたあけっぴろげな女の子がいたなあと思いだしました。
そしてナイス二人羽織りアクション!
関連記事

style="clap"
2016.10.07 09:36 | ex-aid エグゼイド | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。