LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

先日の「フルタチさん」で放映されたホームビデオの「男の子になりたい」女の子の話題についてはTwitter等でさんざん言い尽くされており、中には「一字一句賛同します!」と言いたくなるような記事も出ているので、わざわざ自分で日記を書くつもりはなかったのですが、今回児童福祉のほうで活動されているらしい方にこんな文脈で語られているのを見ると根は深いなあと感じます。

インタビュー「女の子を拘束する「呪い」、親が解かねば 駒崎弘樹さん聞き手・錦光山雅子」における事実認識は偏っているのではないか

駒崎弘樹さんの仮面ライダーへの指摘に、特撮クラスタ他が指摘仕返す様子をご覧ください

「(仮面ライダーゴーストの変身ベルトは)男の子の玩具だから女であるあんたには買ってあげられない」という母親と、
「日本の子供向けプログラムはほとんど女の子にジェンダー的役割を押しつける呪いとなりかねないものばかりでとくにヒーローものは『守る男・守られる女』のステレオタイプ」という児童福祉活動家と、
ジェンダーへの立場は対象的なのに、どちらも「特撮ヒーローは男の子のもの」という認識は一緒なんだなあと。この活動家の方は、世界的にアニメや玩具を「男の子向け・女の子向け」と分けることをやめようという流れの中で、
「おちんちんつけて男の子になる!」と泣いたあの女の子の「ゴースト」愛をどうお考えなのだろうと思いました。
彼女は「ゴースト」にも登場する女性ライダーに憧れたわけでなく、性別関係なく主人公・ゴーストになりたいと願ったのに、「女の子だからダメ」と親に否定されてあんなにも絶望していたのに。
で、わたしもこの通りの仮面ライダー好きでしかも女の端くれでもあるので、読んだ瞬間は「ふたりはプリキュア!」や「仮面ライダーキバ」のような戦う女性に焦点が当てられた諸作品が色々思いついたり、戦隊でも女性レギュラーが紅一点から5~6人中2~3人くらいに増えただけでなく、司令官やテクニカルサポート、チームリーダーが女性の作品も即座にいくつか名前があげられたりで、ついついつぶやいたりしたわけですが。発言の主旨には納得できるのに、よく知らない分野に勉強不足のまま言及してしまったのだなあと。ただまあ、「特撮ヒーローは男の子のもの」と思い込むこと自体はよくある躓きでもあり、指摘された後に
「ほんとうに日本のアニメ・特撮はジェンダー固定のものばかりなのか?」と改めて研究なさっていれば興味深い結果になったんじゃないのかなあと思います。特撮作品の番組制作スタッフ(プロデューサーや脚本家)には長年その仕事を手がけている女性が含まれていますし、アクション面でも女性スーツアクターの進出で、女性が女性の役をすることも珍しくなくなりました。創成期には確かに「男のロマンを追う男の世界」であったのかもしれませんし、今でも男性が戦い女性はサポート、もしくは守られヒロイン、という作品がないこともないだろうと思います。ただ今、それがステレオタイプと言い切れるほど圧倒的に多いかと言われれば首を捻ってしまいます。

「仮面ライダーウィザード」ではメインヒロインのコヨミは確かに守られる一方でしたがそれは既に死者だったからであり、主人公晴人の周囲には戦う女性警官や戦う女魔術師と、多様な人物が配されています。「ゴースト」には駒崎さん自身指摘されているようにアカリが科学者としての生き様を問われる場面も多く、時には自ら開発した武器を手に戦いに参入していくこともあります。
こうした諸作品を前提になお「海外は多様/日本のものはステレオタイプ“ばかり”」と言われれば、「ほんとうに“ばかり”なのか、ほんとうに“多い”のか、データは?」というツッコミが入るのは当然のことというか、その反論はむしろ日本の子どもたちをとりまく現状について、考えを深めるには必要なことなのだろうと思うわけです。

また、たとえ昔ながらのステレオタイプの作品でも、性別関係なく正義を守る心に感動し、「ヒーローになりたい」と憧れる女児は昔も今も一定数いるわけで、その自由な心を「特撮ヒーローは男の子のもの」という保護者が押さえつけているほうが影響は大きいとも思うのです。ネットの有象無象、とくに特撮おたくにケチをつけられたとお感じになったのかもしれませんが、反論を反射的に突っぱねている現在の状況はとても残念です。駒崎さんでなくても、専門家の方がきちんとこの点を研究してくださるといいのになあ。
あと記事が載ったのが朝日新聞だったのも残念要素の一つだったかも。鈴木美潮記者のいらっしゃる読売新聞だったら、きっとおたくからツッコまれる前に若干の修正が行われて事なきを得たかもしれません。
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2017.02.27 11:11 | diary 優雅に生きたいけどだめ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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