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Accurate receipt / Niels_Olson


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また続きました。
前回「まったく事態が動かない」と書いた直後なのですが、第4週めも後半になって、ようやく会社から労災の書類が届いたので。
速達で。
おかげでこの間とは違う郵便屋さんが、やっぱり玄関先に出たわたしの足を見て
「あちゃー。痛いですか。折れてるんすか」と言ってくれました。フレンドリー。
いや今になって急いでどうするよという気もしないでもないですが(返信用封筒まで速達になってました)、せっかくなので労災を受ける時はどういう手続きになるのかについて、少しだけ補足します。

ひき逃げに遭った場合の補償

歩行者として交通事故に遭った場合、通常は相手方に医療費その他を請求するわけですが、わたしのケースはひき逃げであるため、請求すべき相手がいない、ということになります。
この場合可能性のある選択肢は以下の3つです。

1)わたし個人や家族など関係者がかけている保険を利用する
2)「自動車損害賠償保障事業」を利用して国に請求する
3)通退勤時の事故であるため、「労災」を適用するよう国に請求する

警察が持ってきてくれた被害者向けパンフレットには、2)について、詳しく紹介されていました。
相手方が不明であっても、事故を起こした車があるなら、自賠責同様最低限度の補償はあるべきで、保険が支払われない部分は国が補填すべき、というロジックであるようです。
ただこれだと、後で相手方がわかって示談金を受け取ったとか、他の保険・補償を使ったとかいう分を差し引くために精査の時間がかかってしまい、医療費が戻ってくるまでに1年くらいは余裕でかかるとのこと。
手続き上もいろいろとなんだか面倒なことになるようだったので、これは最後の手段にしておこうかなあと……それより労災のほうが、会社への休業届けと一緒に手続きすればいいし、とお気楽に考えてしまいました。

健保は使える

なお、「事故の医療費は健康保険は使えない」とよく言われていてわたしもそう信じていましたが正確には使えます。
使えますが、後から各種賠償や補償を受けた場合、医療費のうち健保が負担した分を医療機関が一旦健保に返してどうのこうのという手続きが発生するため、医療機関としてはできればそれは避けてすぱっと全額立て替えてほしい、どうせ戻るんだからと自費での支払いを求めがちなだけ、だそうです。求められても
「いえ健康保険で」と患者側が言えば、医療機関はそれを拒否できないことになっていますので、全額の立て替え払いはちょっと手元が、とか、特に賠償や補償を受ける予定はない、という時には、各医療機関の相談窓口に申し出てみるといいのかも。
わたしの場合は払えない金額でもなかったし、カード払いもできたので自費で。とにかく面倒なのが嫌いなので……

労災の「第三者行為災害」

で、労災は業務上の怪我だけでなく通勤災害にも当てはまるわけなのですが、今回は災害の原因が当人でも勤務先でもない、第三者(加害者)に求められるため、分類上は「第三者行為災害」となります。
したがって提出すべき書類は、

・第三者行為災害届(通勤災害・交通事故) 
   ……A4版2枚・両面印刷で計4ページの用紙
・様式第16号の5(1)療養給付たる療養の費用請求書
   ……同1枚・両面印刷で計2ページ
・様式第16号の6 休業特別支給金支給申請書
   ……同1枚・両面印刷で計2ページ
・念書(兼同意書)
   ……勝手に相手方と示談せず報告します的なもの

あと、すでに支払い済みの医療費の領収書(原本)とか診断書とか。
これらはまとめて会社に送り、会社の方で平均給与証明とか警察の事故証明をつけて労基署に提出してくれるようです。書類も上記のようにたくさん書くように見えて、大部分は会社が予め記入してくれており、わたしのやることは署名捺印と、立て替え払いした分の振込先口座を指定する部分だけ。

現時点(事故後4週間・手術後3週間)まででかかった費用は医療費だけ(介護器具購入費や病院への交通費等は含まず)で

・入院費&通院費4回分の合計 403,598円

となっており、本日書類と一緒にこれらの領収書も会社へ発送しました。

なお今後発生する費用については立て替え払いが必要なくなるはず……なのですが今回はかなり手続きが遅れており、既に医療費の大部分が支払い済みになっているので、どの時点から本人への請求なしにするかは今後病院と会社で相談するそうです。

この他、わたしの場合は入院した病院(救命センター)と、その後の治療を継続する病院(外来センター)が、同じ○○会のなかでも組織的には別となっていたため、

・様式第16号の3 医療機関変更届(最初にかかった医療機関向け)
・様式第16号の4 医療機関変更届(転院先向け)

という書類も必要になります。これは「その①」「その②」でも少しふれていますが入院後早々に会社に依頼しているため、既に直接病院へ送付済のはず。たぶん。

11/9訂正。ここに記載した内容にはわたしの職場の労務担当者が勘違いをしていた部分が一部ありましたので訂正。上記に記載した書類の他に、わたしのかかっていた病院は労災指定病院なので、「その①」「その②」で医事スタッフに指示されていた

・様式第16号の3 医療機関変更届(最初にかかった医療機関向け)
・様式第16号の4 医療機関変更届(転院先向け)

を早々に提出する必要があります。
入院中~退院直後にでも提出していれば、そもそも支払いは発生せず、当然上記にあるような
「領収書を添えて振込口座を指定する」という部分も必要なくなります。
提出が遅れてそれまでに本人が立て替え払いをした場合は、その領収書を16の3、16の4提出時に同時に病院に提出し、その場で現金での払い戻しを受けるというのが正しい手続きです(のでわたしの場合は、そのように手続きをやりなおすことになりましたガッデム)。

また、支払いとは直接関係ないのですが、職場には

・医師による就労許可書

も後で提出する必要があるとのことです。内容としては
「完治しているので○月○日からの就労は可能」とか、
「就労は可能だが完治していないのでいついつまでこの作業は軽減する/勤務時間を短縮」というものを書いてもらうように、とのこと。これがないと希望の日に仕事に復帰できなくなったり、労災適用ができなくなったりするため要注意です(診断書がこれに代わる場合もあります)。
ちなみに、労災適用後に加害者が判明したら、労災は支払った医療費(実費)、休業補償費(80%)などを被害者に代わり、直接加害者に請求することになるようです。後から示談する際、必ず労基署に報告することになっているのはこのためで、「覚書」にもこの請求に同意するという項目があります。

自動車損害賠償保障事業(国土交通省への請求)

前述の通りこの制度については現状利用を考えていないのですが、警察からパンフレットをいただいたので一応ふれておきますと、ひき逃げや加害者に支払い能力がないなどの場合、被害者から

・医療費(実費)
・休業補償(100%)
・看護料
・雑費
・義手義足、松葉杖等の購入費
・診断書等の発行手数料
・文書料
・慰謝料

等々最低限度の補償を、政府に請求できることになっています。
ただし限度額は自賠責同様、総額120万円と決まっており、そこから前述のように労災や保険会社等が支払った金額(調整分と呼ばれます)が差し引かれるので、医療費・慰謝料などの合計額によっては申請した分くたびれもうけ、ということになる可能性も高い。
提出書類も多いので、後からの検討でいいかなあと思っています。
具体的には国から委託された損保会社に書式が揃っているのでそちらの窓口に連絡し(代理店ではだめ)、それらの届出書に事故証明や診断書等の外部発行書類を必要に応じ添付して提出することになります。請求時効は治療完了から3年間。

加害者処罰までの流れについて

なお警察のパンフレットにはそれ以外にも当座の生活費の貸付制度がありますとか、警察が被害者の各種相談を受け付けますとか地方検察庁にも被害者支援員が配置されていますとか、民間支援者団体はここで弁護士会はここ、みたいな詳しいサポート体制について書かれてありますが、このあたりは自治体によっても違う部分もあるかもしれませんので割愛。興味深かったのは「加害者処罰までの流れについて」という一文です。

◇捜査
   ・事情聴取や実況見分を被害者が依頼されることも
◇事件送致
   ・被疑者が確定されれば身柄拘束から48時間以内に被疑者を検察へ
   ・被疑者を逮捕しない場合は証拠品と取り調べ関係書類を検察へ送る
◇起訴・不起訴の決定
   ・検察からも被害者へ事情聴取が求められることがある
   ・不起訴の場合、被害者から審査申立することが可能
◇公判等
   ・被害者が証言を求められる際は適宜保護制度が適用される
   ・被害者は傍聴を希望したり、刑事記録の閲覧コピーを求めることもできる
   ・示談が成っている場合、示談内容を公判調書に記載してもらい、
    これを元に強制執行の手続きをとることも可能

等々……加害者憎しだけでなく、純粋な好奇心からもぜひ傍聴したいなあという気持ちでいっぱいですが、現状「捜査」の段階で停滞しており、望みはなさそうです。

このパンフレットで初めて知ったのは「被害者参加制度」。裁判所の許可があれば傍聴どころでなく、被害者参加人という立場で出廷し、公判中、証人被告に質問したり意見を述べたりできるのだそう。そのために弁護士を立てることもできます。興味深い。

今日から固定具不要に

そんなこんなで書類仕事はさくっと済ませて、本日、退院後4回めの診察を受けてきました。診察前に再度レントゲンを撮ったのですが、写真を見ながら、例のさっくりした主治医は
「いいですね!」と一言。何がいいのかの説明はないので、骨のくっつき方が順調ってことだろうなと思いながら消毒してもらいました。包帯を解いた足は相変わらずひどくむくんでいて、この状態をいいと評したとは考えにくい。

順調である証拠に、入院時からずっと足先につけられていた固定具が、
「今日はもうこれとっちゃいましょう!」と外されたのが本日の特筆事項です。もうギプスカバーでなくとも、大きめのスリッパやサンダルが履ける状態になり、立つ時などは足全体に体重がかけられます(歩行時は今まで通り踵歩行)。もしかしたら翌週か翌々週あたり、ピンが抜けるのかも? と思うとちょっとうれしい。
事故の日にだめになってしまった雨傘(骨が折れた上に救急車には乗っていなかったので紛失?)を、買いなおす日も近いかもしれません。今はどうせ松葉杖生活で、傘があってもさせないため、後回しにしていたのです。

で、お昼少し前に帰宅したら、今日の配達で診断書も到着していました。あと1日早ければ労災関係の書類と一緒に送れたのにと思いつつ広げて見ると、

・ひき逃げ事故により歩行困難となり当院へ運ばれた
・怪我の状況
・上記のため緊急入院及び手術が決定

……云々と詳しい経緯が書かれていたものの、全治○週間などの記載はありません。ニュースでは怪我の程度の表現としてよく用いられているのに、文書には書かないものなのかなと少し驚きました。
ちなみに口頭では救急車で運び込まれた日から、入院中、またその後の診察でも、何度も主治医から
「4週間~6週間で完治ですね!」と言われており、見通しが立たないということはなさそうなのですが。
11/9追記。文中一部訂正事項がありましたので補筆しました。
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2017.10.13 15:02 | diary 優雅に生きたいけどだめ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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