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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

そしてドライブサーガ第1章を飾る「仮面ライダーチェイサー」。



順番は気にする必要ありませんでした。舞台は超進化を遂げたハート、ブレンらが、まだ、“約束の数”を揃えようとしている頃のこと。
愛おしい敵

長年仮面ライダーを観ていますが、「ドライブ」におけるロイミュードほど、愛おしくも切ない敵というのはそうそうないのではと思っています。悪の科学者によって生みだされ、その非道な扱いに反発し立ち上がった機械人形たちは、しかしリーダーとなるハートロイミュードの、
「我々は人間を学び、それによって人間以上の存在となるべきだ。そうなれば自ずと、人間よりも優れた種族として、相手を凌駕できる」という剛直な性格によって、ここまで忘れられない存在となったのでしょう。そんなハートに感化されたブレン、メディック。
そして、ロイミュードハンターとしてクリム・スタインベルトに再起動されたプロトゼロ/000/チェイスもまた――。

「人間を守れ」とのオーダーに、無私の心で従うチェイス。一時はハートらに鹵獲洗脳され、ロイミュードのなかでも逸脱行為を繰り返す者を処刑する「死神」として活動していましたが、やがて洗脳も解け、今はドライブ、マッハらとともに人間の側で戦っています。
そんなかれの前に、新たに現れた2体の敵。

・何度死神として処刑~蘇生しても、強盗などの粗暴な振る舞いが
 改まらず、進化向上の可能性がまったく感じられない051
・その051捕獲現場に現れた、謎の女

女に気を取られ、051を取り逃がしたばかりか被害者まで出してしまった不手際に、責任を感じるチェイス。
被害者・田宮日奈子の病室を見舞います。彼女が内気な弟、洋を心配している様に霧子と剛を重ね合わせ、つい
「おれが洋の面倒を見る」と言い出しますが――。

福音をもたらすもの

しかし、感情のない人形のようなチェイスでは、たたでさえ内気な洋の心を開かせることなど不可能です。
自分はこんなことでも役に立てないのかと、忸怩たる想いを噛みしめるチェイス。いやふつうの人間でも難しそうですよ。
そんなかれの前に再び現れ、
「わたしならあなたの求めるものを与え、満足させてあげられる」と誘う女、ロイミュード099/エンジェル。コピー元であった心理カウンセラー・羽佐間翔子の研究を元に、人の心を平和へ導く回路を開発したのだと。

彼女の施術を受け、感情を得たチェイス。その自然かつ爽やかな好青年っぷりに、逆に違和感を持つ進ノ介・霧子と剛がまたしても食堂で盛大に吹いていまして不気味の谷です。
内にこもる性質ながら、実は友を欲していた洋と、今度はともに1on1を楽しむまでに打ち解けますが、またしても襲ってくる051。
エンジェルの回路の干渉により、仮面ライダーに変身できなくなったチェイスは、ベルトの反対にも関わらず新たにエンジェルから渡されたライノスーパーバイラルコアで、金色に輝く死神、超魔神チェイサーへ――。

一方、ハートもまた、台頭しつつあるエンジェルの派閥に、心を悩ませていました。
皆が彼女の回路によって幸せを得れば、彼女の言葉通り争いはなくなり、平和が訪れるだろう。しかし、我々は自らを高め、それによって幸せを得るべきなのではないだろうかと。
既に自分には賛同者も多くいると白ずくめの男たちを指し、また説得にくると微笑み引き下がるエンジェルが、新興宗教の教祖様のようで不気味です。

ちなみに、このエンジェルの事件に進ノ介らがからんでこないのは、風都との“縄張り争い”に駆り出されていたため。
ちょうど境界線上に横たわった051のコピー元の死体を、どちらが捜査するかでにらみ合いを続けていたのです。
一歩も引かない照井竜警視に対し、一巡査である進ノ介が交渉するというのは位負けもいいところなのですが。
ここでドーパント/ロイミュード征伐の一幕もあり、警察系、なおかつ乗り物系のライダー達の共闘と息の合った連携が楽しめます。
竜はまだ亜樹子のことを所長呼びしている模様でちゅ。めろめろ。

おれにとっての女神は1人だけ

で、進ノ介らが席を外している間に、ハート様がいいこと言いまくりなのですこのVシネ。
「わたしが皆を幸福へと導く、天使となってあげる」と再度現れたエンジェルの欺瞞に、
「舐めるな! おれにとっての女神は1人だけだ!」と一喝。メディックが聞いたらきゅん死に間違いなし。
「いや、彼女の言うことも一考の価値はあると思う。彼女によって人間の感情を得たからこそ、自分は人から感謝してもらえた」とチェイスが言えば、
「お前には皆が感謝している、かつてはおれ自身が、今はおそらく泊進ノ介が。それでは足りないか。お前は賞賛の声がなければ戦えないほど、やわな男だったのか」と言うのも熱すぎる。
「待ってくれ。今はまだ」
この言葉に動揺するチェイス。自分には洋とまた、バスケットをする約束があり、今ブレンの治療を受けるわけにはいかない。感謝がほしいというより、せっかく得た人間の感情を、今の幸福を失って、もとの人形に戻りたくはない。

しかしエンジェルによる平和な世界とは、ロイミュードも人も、彼女によって魂を奪われ、活動を停止し、おとなしく支配を受けるだけの存在になりさがるということだったのです。それを悟り、自ら胸の回路を、無理やり切除するチェイス。人々の自由を守る戦士として、ハートらをも凌駕した強力な進化態を持つエンジェルロイミュードを打ち破ります!

バスケットコート。現れたチェイスを見て、約束を守ってくれたと嬉しそうに微笑む洋。そのかれに、
「バスケットか。ルールだけは知っている――1人ではできないスポーツだ。学校の友達とやれ」と無機質に言い捨てるチェイス。一瞬ショックを受けた顔をするも、そこから何かの教訓を得て
「わかったよ」と微笑む洋がいい子です。
自分で無理やり回路を切り取ったせいで、1件に関わる記憶すら、なくしてしまったチェイスに、「鎧武」に登場したキカイダー/ジローを思い出しました。

なお、エンジェルロイミュード進化態は強い敵ですが、山崎真実さんがセクシー担当のみで生身アクションがないのは痛恨であります。
長い脚の蹴り技がかっこいいのに。

=小ネタ=
・絵本「もうはんかちはいらない」と「産んだ覚えはありません」
・チェイスの免許証がすごいスマイルだった理由がついに
・日奈子の隣のベッドの人が気になる
・ベルトさんも食堂では牛乳を飲む
・共闘後の竜に対し、
 「じゃあまたね♪」という剛のフレンドリーさに
 「ばか、偉い人だぞ! おれの出世に関わる!」と恐縮しまくる進ノ介が組織人
 (名前を間違えるほうが失礼)
・行きますよ! と傷ついたハートの長身を抱えあげようとして
 「……無理ですね。ここに座ってましょ」と座り込み膝枕するブレン
・恋愛HOW TOを学んで胸の谷間を強調してきたメディックがハートに
 「綺麗だよ」と褒められるのを見て、自分の胸にもハンカチ詰めてみるブレン
・クレジット、今回チェイスが主役なので今井さんが大御所ポジション

こうしてみるとブレンばかり印象に残ってる……
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2017.11.07 11:15 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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