LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

まあちょっとこのふざけた予告を御覧ください。



ぼんやりと「ガイアの夜明け」観ていたところこの予告が流れ、しかも
「この後すぐ」とまで言われたら。
観ますよね? 観るでしょう?
犯人は、この十人の中にいる――。でも全員秋山です。

見逃し配信中。

感想文はネタバレ入っているので未見の方にはおすすめしません。
まず導入部すぐのクレジットがこの状態。ロバートの秋山さんが、主要登場人物十人を演じ分けるというのが予告編のキモでもありました。
なので、要はバカミスドラマを観て笑いたいという動機でつい、チャンネルをそのままにテレビ観続けてしまったわけです。
今思えばもうそこで、企画者の意図にはまっていたのだなあと思いますが、どうしてどうして。

まず秋山さんの演じ分けがすごい。
衣装も変えメイクも変え、でもちゃんとファッションデザイナーはコシノジュンコに見えるし整形外科医はイエス高須クリニックに見えるし画家はラッセンです。他の俳優陣やスタッフの手間も考えるとすごいことだなと思います。たぶん同じ扮装で撮れるシーンを撮りだめて、それでも何十回とメイクしなおしたんだろうなと。
極めつけは劇団えんきんほうwww

脚本もよかった。
いかにもバカミスっぽい雑な展開で油断させてくれて、なおかつ
「ああこれ、アレのパロディだな。ということは犯人はこうでトリックはこうだな」と、思わせた通りに進む展開。なのでこちらはほんとうに安心してギャグシーンに笑い転げていたわけです。安心しきって。
事件の翌朝には、十人の秋山全員を集め、犯人の証言の矛盾を突き、推理を聞かせる名探偵!
加えて、原典となる著名なミステリ作品(折しも絶賛映画公開中)とは異なり、探偵役はちゃんと犯人の逮捕に踏み切りますので、
「おお探偵の倫理観の問題に踏み込んでるぞ!」と感心させたりもします。
肝心の遠近法がラストの逮捕シーンではかなぐりすてられていて、その雑さにまた笑っていたら――急転直下。

予告編のテロップはこうなっていました。
「容疑者は十人のロバート秋山」(ナレーションは「容疑者は全員、ロバート秋山」)。
その通り、そしてタイトルの通り、探偵役は十人のインディアンボーイならぬ秋山さんを容疑者として捜査し、推理し、検証していきます。それはその通り。
しかし実際に見ていたらわかるように、もう一人、容疑者(秋山さん)はいたわけです。その時点で、あれ、騙されているのではと気づくべきでした。子役だからなと、数が一人増えたことをあまり重視していませんでした。迂闊でした。視聴者の、そして探偵役のその見落としを、最後の最後に突かれて伏線回収です。タイトルが最大のトリックだったとは。
騙されまして爽快です。

=ツッコミどころ=
・警官なのに往時のミステリの名探偵のように少人数で、なおかつ一晩で解決している
 (いかに孤島とはいえホテルドクターがいそうなものだし、捜査はともかく推理は、鑑識が
 証拠を集めてからにすべき)
・そのせいで犯行時刻の推定が適当なのに、停電の前後に絞ってアリバイ調べを実施し
 失敗(全員にアリバイあり)
・捜査資料を私用に持ち出している警官
・ミステリマニアのホテル従業員を捜査に参加させており、素手で証拠を触らせている
・破り捨てられた脅迫メッセージの復元の仕方がveryきたない
・あの顔に整形
・あの顔で美人
・整形したのは顔だけではないはず
・双子の姉妹に気づかない被害者
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2017.12.27 02:07 | dvd box 観たらめも | トラックバック(-) | コメント(-) |
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