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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ある事情で前職を辞めることになり、今は再び悪名高い裁量労働時間制――というか高度に柔軟性を発揮しつつ臨機応変に働く体制の仕事を、ふるい知人のお手伝い的な感じでやっています。どこまで続く転職人生。
今日はテープ起こしをするはずだったのですが音源が届かず、お昼すぎても来ないので勝手に休みと決めて映画を観にでかけました。
時間的に吹き替えしか無く不本意ながら観た、わけですが、英語の聞き取りはできてもタイトルのように流行語の聞き分け(による世代差の類推)まではできそうにないわたしには、正解だったように思います。


Board games by candlelight. / Flashy Soup Can

昔語り

「ジュマンジ」と題された古色蒼然たるボードゲームを手にしたばかりにとんでもないことになり――という前作は、古代呪術をゲームの形にしたといわんばかりのタイトルのわけのわからなさといい、不意に轟くエスニックな太鼓の音といい、駒(今回象の駒が別の役割で出てきまして懐かしかった)を進める度に現れる指示の、詩かまじないかという言葉遣いといい、そして現実世界にそのままゲームの世界がやってくるシュールな絵柄といい……なんというかものすごく不気味な、「死」の色の濃い映画だな、という印象がありました。小説でいうと「猿の手」のようなイメージ。
仲の良い親子が力を合わせて苦難を乗り越える、可愛らしく楽しい筋の運びだったにも関わらず。

あれをどう現代ものにしたのかな、と思って観に行ったわけです。
当然予告は観ていますから、VRゲームにでもなっているのかなあ、くらいの気持ちで。

でも観ていて思い出したのは前作ではなく、昨夏に観た「パワーレンジャー」。そう、これもまた、落ちこぼれ高校生たちの成長を描く青春ストーリーになっていて、その分あのおどろおどろしさがなくなっていたように思います。まるで違う映画でした。

ライフは3つ

主人公は格闘ゲームオタクの少年。自分のイケてなさを知っていて、そのせいで幼馴染の少年とはどんどん距離が離れていくのを感じつつ、少しでも相手をつなぎとめるため、不正な頼みもついつい聞き入れてしまったりする。小柄な身体、手入れされないもじゃもじゃ眉、オシャレのセンスも最低のビビリ屋。
そんな主人公と一緒のところを見られたくないのか、無理にレポートの代筆をさせたくせに頼んだものを受け取るやいなや去っていく幼馴染の方は、対象的に長身に厚い胸板、セクシーな彼女もいるアメフト部員。確実にイケてるほうに入っています(少なくとも当人はそのつもり)。
もちろんこの不正行為は学校側にバレてしまい、少年2人はその他2人の少女たちと共に、罰として散らかった物置の片づけを命じられます。

ここで主人公たちと一緒にされた女の子たちのほうも個性的。
片や毎朝<ハッシュタグ カワイイあたし>の写真を撮ってはインスタにあげる、恋命、オシャレ命のキラキラ女子。今回はテスト時間中にもかかわらず、堂々と友達に恋愛相談の電話をしていたことを咎められました。
片やオシャレや恋にはかけらも関心のなさそうな野暮ったい少女。プリンストン大学を目指している=成績は良いらしいのですが、勉強に関係ないからと体育の授業に参加しないばかりか、
「あたし体育教師なんかになりたくありませんから」と体育教師本人に対し最大の侮辱の言葉を吐いたのが運の尽き。
おしゃべりや不満ばかりで片付けの作業をサボりがちな仲間にもつい、ガミガミ言ってしまいます。

「おい何でボーリングのボールがあるんだ?」学校の一室とは思えないがらくたばかりのその部屋に、1機の古臭いテレビゲームが――。

ジュマンジも進化するんだなあと言うのと同時に、その進化がサターン辺りを思い出させるデザインで、ジュマンジと書かれたゲームカセットが突き刺さっている、その中途半端さが何とも言えません。VRと思っていたわたしが間抜けでした。VRなら、リアルとゲームは別れていますからね。
テレビゲームの世界の<中>に吸い込まれていく一同。それぞれにライフが3つあるとか、個々に得意不得意があり、パーティーを組んで協力し合うのが最善と悟ります。

このライフの使い方はちょっと新しいと思いました。絶体絶命なら敢えて死ぬ、もしくは敢えて仲間を死なせる、そうすれば有利な場所取りができる……という戦術が頻出します。
先人には20年以上もこの世界に取り込まれたままであったり、そのまま消滅し現実に帰れなかった人もいたり、そのへんの怖さはあるわけですが、それでも前作のジュマンジ(ライフは当然1つ)に比べれば余裕だなあと。

あと、アバターとプレーヤー本人とのギャップというのも、ありがちながら後になるほど効いてきます。集団のなかで、いつもの自分とは違う役割を期待され(スペックがそうなっているから)、戸惑う高校生たち。臆病な主人公がリーダーシップを取らねばならず、オレ様な幼馴染はサポート役として作戦を立て、という具合。ひたすらかれらの会話を楽しみ、苦難のなかで必然的に芽生える恋や信頼を楽しみ、フェロモン振りまくのがなんの武器になるのか考え、……であっという間にハッピーエンド。

わたしはパーティーのなかで一番柔軟、かつ意外に知的に鋭いベサニーが大好きになりました。好きになった男性のため、「ライフを分ける」という決断をする彼女。豊満ボディ過ぎてジャングルの中での運動はたいへんだったでしょうに、見事におとりもやり抜きました。マーサへのナンパ指南も素晴らしい。きっと素敵な彼氏ができるんじゃないかなあ。
また、ベサニーを批評したつもりがあっさりやり返され、自分の弱さ、臆病さを認めたマーサも可愛い。せっかくのセクシー美女アバターで不器用なナンパに、不器用なラブシーン、そして、目を見張るアクションを見せてくれました。
アクション面ではマーサのダンスファイティングが一推し。
少年たちの側も色々あるんでしょうが女の子たちが可愛い映画は良い映画なのです。
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2018.04.13 00:59 | dvd box 観たらめも | トラックバック(-) | コメント(-) |
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