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本日は被害者側の会見が行われ、その中で、日大からの「回答書」(会見内容と同じ)に対し、被害者側からの
「多くの矛盾が存在し真実とは認定し難い」との見解が出されました。
先日の「2つの記者会見」でわたしも
「誰も信用しない穴だらけの説明」と書きましたが、実際に誰にも信用されなかったんだなあというだけの補足。
関学では被害学生を「関学QB」、加害学生を「日大DL」とポジションで呼んでいてわかりやすい。
会見の趣旨を最初に述べ、適切な資料を予め配布し、13分ほどで理路整然とした反論を終えていて、それが基本とはいえたいへん好ましい会見スタイルであったと考えます。以下、ネットで「正論マシンガン」と言われた反論内容。

反論根拠(10項目)

①コーチの指示について選手の受け取り方との間に乖離があったと日大がしている点

回答書を受け取ったのはこれが2回めだがいずれも日大DLへのヒアリング無しで作成されている。申し出も21日まで為されなかった。
「乖離があった」のが事実であれば試合後すぐにヒアリングが行われ、乖離が起こった理由が明らかにされるべきであり、それが為されていないのは極めて不可解。

②日大DLの代理人、西畑弁護士に確認した内容

日大DLは監督、コーチとの試合後複数回行われた面接の中で、乖離が起こった理由、背景について一切ヒアリングされていないと述べている。
「乖離があった」としながらDLに異例の反則行為に及んだ理由を訊ねていないのは極めて不自然。

③第一プレーで反則行為があったのにコーチがDLをベンチに下げなかった点

内田監督の主張のように
「ルール遵守」を指導しているのであればあのような酷いパーソナルファウルについてはすぐに確認し注意等が行われて然るべきである。にもかかわらずそれが行われていない上に、試合映像からも井上コーチの慌てる素振りが全く見られない点が極めて不可解。

④24日の会見、及び再回答書で内田監督が第一プレーを「見ていなかった」と主張している点

これは非常に重要な件でありながら、一方、試合後のコメント、1回めの回答書、22日の記者説明においては一切言及がなく極めて不自然。

⑤第三プレーでも反則があり、井上コーチはそれを現認していたにも関わらず日大DLをベンチに下げていない点

再回答書では「井上コーチはフィールド内の選手に声をかけ指導した」としているが、映像を見る限り一言声をかけた、というレベルで、厳しく注意指導したというものとは程遠い。内田監督はこの時点でも自ら選手に指導、もしくは井上コーチに指導するよう指示することをしておらず、「乖離」(がもしあったならば)がこれほど明確になったにもかかわらず反応が乏しいのは極めて不可解。

⑥第五プレーでもパーソナルファウルがあった点

短期間に重い反則を重ねてDLが資格没収、退場という処分になったにもかかわらず、井上コーチは内田監督にすぐに報告を行っていない。映像でもベンチで戻ってきたDLに誰も指導などをしているように見受けられない。極めて異例の事態にも関わらずベンチではあたかも一連の行為を予測していたかのように振る舞っており強い違和感がある。

⑦23日の会見において、内田監督が第一プレーの反則を確認したのは9日であるとしていた点

実際に「乖離」があったのであれば、それを確認した9日に内田監督より被害を受けたQB及び関学、関学アメフト部への謝罪の意を伝えようとするのが自然だが、実際に連絡があったのは11日、20時15分。
関学アメフト部より質問書が出されたのが10日で(日大はこの抗議に対応したにすぎず)、9日にプレーを確認していながら、それを極めて異例かつ悪質な行為と認識していなかったのでは……との疑念が拭えない。

⑧日大がDLへ「QBを潰してこい」と指示したり「QBを壊すこと」を試合復帰の条件としたことを認めている件

これに関し日大は「怪我をさせろ」という意味ではなかったと記者会見で述べ、またDLが陳述書の中で「怪我をさせたら得だろう、と井上コーチが発言した」ということも否定し、潰せ、壊せは日常的に部内で使われている言葉と再回答書でもしている。
これについて、「相手を潰せ」「関学を潰せ」という用法なら理解できるが、具体的に「QBを潰せ、QBを壊せ」とした場合は結果的に負傷させる明確な意図があったと考えるのが自然。
まして、「一プレーめで(潰せ)」と条件を絞り込んでおり、日大DLが(日大側が説明しているような)「相手を潰すくらいの強い気持ちでやってこい」という意味ではなく、「本当にやらなくてはいけないのだ」とまで思いつめるに至った理由を考えれば、指導者の指示と日大DLの受け止め方は(乖離ではなく)整合していたと考えるのが合理的。

⑨18日、日大DLが被害選手に謝罪を行った際は(会見の代理人を努めた)弁護士は同席せず自らの手書きのメモを見ながら経緯を説明した点

内容は会見とほぼ同じであり、一貫性があり整合性も高く、極めて信憑性が高い。日大側の会見がこれを否定する十分な根拠があるとは考えられない。

⑩再回答書で本件発生の原因を「日大DLが追い詰められた精神状態にあり、井上コーチの言動を誤って解釈したことにある」としている点

時系列に従って詳細な事実関係を振り返った日大DLの会見内容から見て、指導陣による単なる圧力で善悪を逸脱するような短絡性・衝動性があるとは到底思えない。ヒアリングもしないまま日大DLの精神状態を本件原因とするのは日大DLの尊厳を著しく傷つけるものであり納得できるものではない。

結論

以上の点から、再回答書内容、及び内田監督・井上コーチの会見の発言内容には極めて不自然な点が多く、指導者が真実を語っているという根拠が不足しており、誠意ある回答と受け取ることはできない。
現段階では日大アメフト部の見解には強い疑念を抱かざるを得ず、これ以上の問答は平行線をたどる可能性が高いと考えている。
以上の見解を踏まえ、選手の安全を担保できないことから、日大アメフト部との定期戦は十分な信頼関係を取り戻すまで中止する。
日大の第三者委員会、関東アメリカンフットボール連盟・規律委員会による真相究明を強く要望する。真相究明にあたっては全面的に協力する。
但し最終的には捜査機関による真相究明を希望している(上記組織の調査能力には限界があるため)。捜査には全面的に協力する。
被害を受けた選手及び家族へのサポートを行っていく。日大DL及びそのご家族にも可能な限り支援の方法を模索していく。
※上記内田監督、井上コーチという表記は試合時点のもので現在は両名とも監督、コーチを辞任している。

質疑

上記で説明済の点を繰り返したり、間違った情報に対する感想を求めたりという部分は割愛すると、以下のようにまとめられます。

内田監督は本当に責任を感じているならもう少し違った言動になるのではないか。真相究明がなかなかなされないのも、あの行為に対し我々とは見解がちがうのかなと感じた。
さらに井上コーチは内田監督を気にして言いたいことを言えない状況ではないか、と言う印象を持った。コーチですら監督に物申せないのならが選手はもっと怖いだろう。そんな状況で指導ができるのか。今どき恐怖のもとで、体罰のもとで言い聞かせるなどありえない。井上コーチは選手のしたように真実を語ってほしい。
壊せ、潰せという言葉については、今回何より「一プレーめで」という指示がキーポイント。(鳥内監督)

個人的にはDLの言葉のほうに信憑性があると受け止めた。そうでないと事実関係と整合性がとれない。今後は各機関の調査結果を待つ段階。(小野ディレクター)

被害者の保護者による会見

この席は関学、保護者の共同会見となっており、引き続き被害選手の父親が会見を行いましたが、日大会見についての感想は「2つの記者会見」にもリンクを貼ったフェイスブックの記事の通りでした。
被害届を取り下げることは(捜査を止めることになるので)できないが、嘆願書を用意しているので一般の方々にも協力をお願いしたいという(告訴については準備しているだけで真相究明がなされれば行わないつもりもある)点と、関学とは見解が異なり真相究明については
「法に委ねたい」という気持ちが強い点、さらに、被害選手の様子(回復状況、加害選手からの謝罪を受け、その会見を見ての感想等)もありました。

選手は既に練習に参加できるくらい回復しており、27日の関大戦にも(出場するかどうかは状況を見てだが)準備して参加するというのは、とても良いニュースだったと思います。
同日追記。この会見を見るに、日大の敗因はかねてからあげられている
・初動の遅さ
の他にもう1つ、
・戦力の逐次投入
があるかなあと思います。試合後コメント、相手先での謝罪、発表、2度の回答書、会見、人を替えて更に会見。その都度
「こんなもんでいいでしょ?」という手抜き(必要な事実確認をしないで適当な辻褄合わせや対策を口にする)が見られ、その都度被害者側を怒らせることの繰り返しで非常にばかばかしい。誠意や信頼関係は置いといて、そもそも仕事をしていないのです。
アメフトは頭をつかうスポーツだと聞いているので、これで通ると思っているのが不思議でなりません。
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2018.05.27 01:26 | diary 優雅に生きたいけどだめ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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