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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

Twitterフォローしてくださっている方ならわたしがこの災害中オウムがどうのローソンのお菓子がどうの(「バタフライピーティーのぷるるん水ゼリー(レモン)」やっと買えました!)、脳天気なTweetしてるのをご覧いただいているかと思いますが、おかげさまで無事です。

リュウグウ

身バレしそうですが今回の豪雨で大きな被害を受けた西日本某所の「近く」に住んでおり、7/6~7/7の夜は度重なる避難指示警報の乱れ打ちでまんじりともできず避難すべきか否かを検討していました。幸い家屋の損傷も人的被害もこれといってなく、7/9になってようやく晴れたため外出すると、すぐ近くの河川堤防が約100mにわたって決壊しており、見慣れた街が一変している様に改めて衝撃を受けました。
以後数日間、コンビニもスーパーも品不足が続き、買い置きしていた食材を食べ食べ過ごしていました。

ボランティアというのも口幅ったい、ご近所同士の助け合い的にお掃除や買い出しのお手伝いは多少させていただきましたが、腕力もないし車の運転もできない自分の無力さにはがっかりです。これまでの激甚災害では多少災害躁気味かなというくらいあれこれ書き飛ばしてきましたが、いざ自分の身の回りとなるとこんなもので実に情けない……ちなみに1号は、というか1号が勤めている会社は災害復興に役立つ特殊技能を保有しているため、会社ぐるみで県内でも一番被害の大きかった地域に行ってくれていました。地元民同士、こんな感じでなんとかやっています。
逃げようとしない人々

今住んでいるところはふだん自然災害がほとんどない地域で、しつこいアラートにびびったわたしが
「逃げるとしたらどこなの」と家人(ジモティ)に聞いても
「さあ……? 心配しなくても何もないから」という感じが逆に怖かった。しかたなく夜中1人で避難所をネットで調べると、近所の小学校の名前があがっていたのですが、そこにも
「水害時はお勧めしない」みたいなことが書いてあり、それを読めば夜に豪雨のなか、荷物まとめて逃げようという踏ん切りもつかず。
ハザードマップで調べたら確かに、我が家より低地にあったため、ここに逃げるのはなしと判断して、今度は近くの川の水位を監視するサイトを開き、ずーっとF5を押してました。
この川は結局深夜に決壊し、結構な浸水地域をつくりだしてしまうのですが、同じ川でも自宅近くの監視ポイントは水位が低かったので、うちでは最後まで避難せずに朝を迎えることになりました。
ただこれは、たまたまラッキーだっただけで、被害にあった方のお宅も似たような状況だったのではと思います。逃げろと言われても
・これまで何もなかったという油断とともに、
・逃げるに適したところがない(ちなみに避難所となっていた小学校は水浸し)。
自治体が水害に不向きな場所を避難所にしていたという点は都市設計の問題も絡むので難しいですが、取り敢えず当地では、この辺り、今後の課題ではないかなと思います。

また、アラートは出ていても当初マスコミ報道はまったくなかった(今もあまりない)ので、それで
「大丈夫」とたかをくくった人もいたかもしれませんね。倉敷や広島がたいへんなことになっているという認識はありましたが、この辺りは結局何もなかったと思っていたのに、晴れてから買い物に出かけてびっくり仰天。東京のキー局は仕方ないと思いますが地元局だけは被災地に役立つ情報を流してほしかった。
行動圏内の大型ショッピングセンター・一般商店・飲食店が全滅のなか、マックだけ頑張ってドライブスルー営業してくれていたのは心強かったです。

デマを流す人たち

ということで仕事にならないしお腹も減るので基本的にはおとなしく過ごしていましたが、ネットの酷いデマを目にしては暗澹とする日々でもありました。
災害時のデマといっても、かつては素朴な恐怖感から生まれるデマ、そして「世間を騒がせるのが面白かったのだろう」というようなデマ(ドワンゴのサーバルームで動けませんとか動物園から猛獣が逃げましたとか)が多かったのですが、最近はわかっていて敢えて、政権批判のためにデマレベルの言いがかりをつけている例が目立ち、被災地の「近く」の人間としてはこれほど腹立たしいものはないなと初めて知りました。曰く、

行政や気象庁の警告が遅い(早かったししつこいくらいありました)
自衛隊の出動が遅い(現行の法規制の中では早かったです)
安倍内閣の対応が遅い(現行の業務分担の中では非常に早かった。
 これ以上早くするなら災害庁みたいな新しい省庁を作るしかない)
災害そっちのけで宴会をしていた(災害の前日です)
災害対応せず外国へ遊びに行く(仕事です。結局調整して取りやめ
 ましたがそれを受けてEU側が日本に出向くと言うくらいの重要事)
自衛隊は風呂など作るよりやることがある(お風呂大事だし民間には困難)
総理の視察に向け避難所にクーラーをつけ体裁を整えた
 (これについては言うことがたくさんあります……災害対応中の
 自治体や民間企業のどこにそんな余裕があるのか。総理は直前まで
 外遊の予定だったのにそんな時間があるのか。現に世耕大臣によれば
 クーラー手配はそれ以前に行われており完全に事実に反する。また、
 仮にそれが事実だとしてこの猛暑のなかクーラーがついて何が問題か。
 被害の大きい地域=交通や物流の復旧してない地域であり、被害の
 小さい地域=より多くの市民が身を寄せる避難所であるわけなので、
 後者の工事が先に行われるのは必然ではないか。被災地にそれがわからない
 「一般市民」がいるのか etc.)
自衛隊がコンビニ・スーパーの物資輸送に協力したが利益供与。やるなら
 直接避難所に運んで無料で配るべき
(近隣のコンビニに商品が運び込まれ
 みるみる復旧するさまを見て感動のあまりパン祭りを開催した人間としては
 感情面ではこれが一番腹が立ちました)

…等々。
別にあれをしてほしい、これをしてほしいという要望はありませんし、何も国民全員が今回の災害に多大な関心を寄せる必要なんてないだろうとも、実は思っています。
ただ、今後に役立てるための反省点を語り合うのはいいですが、今一生懸命がんばっている前線の人の足を引っ張るのだけはやめてほしいのです。それくらいならむしろ、ほっといていてほしい。

「お前は大した被害を受けてないからそう言えるのだろう」と思われるかもしれませんが、福島に対する放射能デマがいまだに根強く影響しており、今回も上述の騒ぎに、フランス総領事や海外通信社が既に尻馬に乗りかけているのを見ると、こんなことを好機として利用する人たちが怖くて仕方ありません。
政治的な話は好みませんが、基本的にわたしはリベラル寄りのつもりでいます(自助努力でやるからほっといて主義)。が、主義主張より災害時には実際に役に立つかどうかのほうが大事だし、さらにそれよりも、人間としては常に、フェアネスを一番大切にしたいと思っています。
ためにする批判など言語道断ですし、そんなことへの対応に公のリソースを割かれるのも我慢なりません。これも一種の災害躁なのでしょうが、折り鶴論争やマスコミの取材姿勢同様、何度同じことを繰り返すのかとうんざりします。少しは前に進んでほしい。

東日本大震災では、ある建築学部の教授がダンボールの間仕切りを避難所用に開発しました。
今回は海外の避難所のあり方をレポートする人がいて、それを参考にしたのか、一時的に近隣のホテル・旅館の借り上げが行われました。
ふるさと納税サイトの寄付金受付けページでは、寄付金受付作業も大変だという過去の知見により、被災地以外の自治体が代行受付するスキームが実行されています。
ボランティア体験された方のブログには、利用者の方の
「女性が来てくれて良かった」という声があがっていて、住人の警戒心を考慮に入れると女性がもっとボランティアに行ったほうがいいなとも感じます。
こんなふうに、
「これはよかった」
「あれはやめたほうがいい」
 というノウハウを積み重ねて次に備えるのが良いと思うのです……

そして結論はいつもと同じ

不幸が起こる前の状態には決して戻りませんが、騒がずとも、政府や自治体は、できる限りのことはしてくれています。事務作業だけでも膨大な工数を要するのではないかと思うのですが、他の自治体から応援が出されるようで、これもありがたいです。
ですからどうか被災地以外の方は、そんな騒動に巻き込まれることなく、いつもどおり、美味しいものを召し上がったり、綺麗な風景を見たり、楽しく過ごしていてください。お仕事や勉学や、ご自分の普段の生活を守ってください。
そしてもし関心があれば、後で思い出したときにでも、被災地の名産品を取り寄せたり、観光にお越しください。手伝ってやろうかという方は、余裕のあるときに、万全の体制で(水害は感染症が怖いので)お越しください。あと、何かの折には災害予防や防災支援のために良い工夫はないかと知恵を出し合ったり、次の選挙ではこの問題に熱心な政治家は誰かと考えてみてください。それだけで望外の喜びです(とりあえずわたしは)。

今日は土曜日ということで、当地でも比較的無事なエリア(要はうちの近所)で夜祭が賑やかに開かれています。
小さな子どもたちがヒップホップダンスを踊り(たぶん近くに教室があるせい)、大学か高校の軽音部っぽいバンドがブルーノ・マーズを歌い、地元の日舞愛好会が炭坑節を踊り、介護付き住宅のお年寄りがそれを車椅子で見物しています。
基本は通常営業で。
今回コンビニの復旧がなぜこんなに嬉しかったかというと、買ってもいいし買わなくてもいい、自由な買い物が普段どおりできたのが嬉しかったのです。ああ、普通に戻ったと。
普通はいいです、やっぱり。

過去記事

過去記事読むと、
「なんにもわかってなかったのにこんな記事書いて申し訳ない」とも思うのですが、でも結論は変わらなかったので一応。

基本は通常営業で
基本は通常営業続き
基本は通常営業で・再掲

個人の支援物資について過去記事でも書いていますが、今回、「被災地は決してものがないわけではない」という解説をどこかで見かけてしっくりきました。物流が破壊されて(道が壊れていて届けられない、仕分けして被災民に配る人手がない等)、手元に届かないだけなんですよね。個人がそれを車で運べば道路は混み、宅配便を利用すればただでさえ対応に苦慮している宅配業者が圧迫される。善意からスタートしているのに、それがさらに物流を阻害する方向に行ってしまう。お店の経営は傾き、経済復興にブレーキがかかる。政府や自治体に欠点がないとは言いませんが、任せるのが結局は一番いい結果になっています。プロセスや善意をわかってほしいという人の気もわかるだけに、難しいものだなと思います。
7/15追記。推敲しなかったので同じ言葉を2回繰り返したところがあり、気になったのでカットしました(文意は変わっていません)。
ついでに、改めて自分のツイート見直したら、コンビニに商品来たの7/12ですね。長かった……
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2018.07.14 21:52 | diary 優雅に生きたいけどだめ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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