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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

その前にフォロー&RT形式の懸賞に初めて当たったので祝わせてください。てか自慢か。
自分の不甲斐なさがツクヨミを極端な行動に走らせた――おそらくはその悔恨からジオウを抹殺し、救世主・ゲイツリバイブとなることを決意したゲイツ!
という重要回を病院の個室で迎えてしまい、テレビでリアタイ視聴はしましたが、感想文は無理でした。ま、わたしは付き添いだったんですけどね。
そしてツクヨミが実際に何を思って何をしたか、もまだ明らかではないのですが。2009年全員集合しすぎでしょう。
預言者の時間

「この本によれば、普通の高校生・常磐ソウゴ、かれには魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた……そして現れた謎の青年・加古川飛流。かれはアナザージオウであり、ジオウには決して倒せない存在であった」書を閉じて立ち上がる黒ウォズの物憂げな表情。「そして明光院ゲイツはゲイツリバイブとなり、ジオウを倒す力を手にするのだった」
去っていくかれの背と並ぶように、そこに立っているのは見慣れぬシルエットの持ち主。それこそが――。

躊躇

「……がっ!」
「うっ!」
激しく階段を転がり落ちるジオウⅡ。そしてアナザージオウ。ほぼ同時に立ち上がり、それぞれ得物を手に川沿いに整備された遊歩道に足場を求め残る階を駆け下りていきます。
「!」
「はっ!」
切り結ぶ剣と剣。と言いたいところですがアナザージオウのほうは短めのスピアーのように見えますね。戦いはほぼ互角。隙を見てライダーフィニッシュタイムに入ろうとジオウサイキョウ剣を振りかざすジオウⅡ。ならばと同様の操作を行い、槍を肩に、低く身構えるアナザージオウ。ギリギリスラッシュ。
陰と陽、互角の力がぶつかりあったことで沸き起こる大爆発。風圧に飛ばされ、街灯の柱に激突して一瞬失神、変身を解かれてしまうソウゴ。
身を起こし、周囲を見回すもそこには誰もいません。街灯の柱にもたれて目を閉じれば、再び遠のいていく意識。

「きみにはがっかりだよ、我が救世主?」そんなソウゴを高台から見下ろし、背後に立つゲイツを振り返る白ウォズ。「魔王を倒す。その気持ちがどうやら今のきみには無いみたいだね」
「!」瞬時に間合いを詰め、その白ウォズの襟を掴むゲイツ。「……そんなわけがあるか」
「ゲイツリバイブウォッチが起動しなかったのが何よりの証拠だ」落ち着き払って答える白ウォズ。手の中の砂時計を見下ろすゲイツの姿を見守りながら、「そのウォッチは魔王を倒すためのものだ。きみの動機と連動すると言ってもいい」
「……」
黙り込むゲイツ。その胸をからかうように突き、去っていく白ウォズ。
「今のきみは牙を抜かれた獣だ。きみの使命を思い出してもらいたいだね? このままではツクヨミくんに顔向けできないよ」
白ウォズの後も追えない。
傷を負い意識を失ったソウゴのもとへも行けない。
ただその場から去るしかできない、ゲイツの背でOP。

提供画面の、古いフィルムの中をバイクで走るジオウ、というのが好きだったのですが炎の中を突っ切って走るジオウに変わりましたね。何か意味があるのかな?

介入

再び目に浮かぶは満天の星のもと、ぶつかりあう2人のライダー。雄叫びを上げ、あるいは獣のように唸り、水しぶきをあげて。
圧倒的な力を以てゲイツを叩き潰し、それでも何度でも立ち上がってくる友を相手に、完膚なきまでに打ちのめすのはジオウ。
容赦ない一方的な戦いを見守るソウゴの表情は前回とは異なり、恐怖と困惑に歪んでいます。
その頭上に輝く一等星――。


「!」街灯の柱にもたれ、座っていた姿勢が崩れ、地面に肩をぶつけた痛みで目覚めたソウゴ。「あれが<オーマの日>……」
「また夢を見たのか我が魔王」その眼前に靴先を突きつけるように近づいてきたのは黒ウォズ。「……身体は大丈夫かい」
「うん、何とか」
「アナザージオウ。あれはなかなか厄介な相手だね? <ライダーの力にはライダーの力>。しかし、裏を返せばそれは敵にも言える」再び座り込んだソウゴを助け、立たせる黒ウォズ。「きみのジオウⅡの力は最強だが、唯一、アナザージオウの攻撃には滅法弱いと言っていい」
「それ、先に言ってよ……」

タイムマジーン操縦席。スクリーンの年号を2009年とし、目を見開くツクヨミ。
「時空転移システム、起動!」
蒼穹に開いたタイムトンネルへ黒い巨体が飛び込んでいくのを、見送っているのはスウォルツ。
「ツクヨミがあの日に向かったか」
ビル屋上に設けられたウッドデッキ。一言つぶやき、何処へか立ち去っていったスウォルツを、テーブルにくつろぐオーラ、ウールが見送っています。

「オーラ、ぼくたちは、オーマジオウの歴史を覆すために違う王を擁立してきた、違うか?」スウォルツの姿が消えたと見るや口火を切るウール。
「何も違わないでしょう」
「なのにスウォルツのやつ」居ても立ってもいられない、という内心の焦りを、落ち着きのない動きで表しているウール。オーラのもとにかがみ込んだかと思えば今度は立ち上がり、手すりに取りついて下界を見下ろすという行動を繰り返します。「……なんでアナザージオウなんて作ってんだよ! あの飛流ってやつがオーマジオウになったら意味ないじゃないか!」
とうとうしゃがみ込み頭をかきむしるウール。
「落ち着きなって。あんたらしくもない」
「嫌な予感がするんだ……スウォルツには、ぼくらの知らない企みがあるんじゃないか、って」
答えず目を伏せるオーラ。
「そして、すべて、スウォルツの思惑通りに進んでるんじゃないか、って」
そんな2人の会話を、実は物陰で聞いているスウォルツ。

ゼロ時間へ1

クジゴジ堂。
丸テーブルから、空いたケーキの皿とティーカップ、マグを下げている大叔父。
「……えっ? ツクヨミが、ここに来たの」
ずいぶん長いことお皿おきっぱにしてたんだなと思いますがキニシナイ。
「うん、ソウゴくんの友達のこと聞きに来た」
「友達?」
「かこがわ、ひりゅうくん、だっけ? ぼくは会ったこと無いなあ」盆を手に奥へ戻っていく大叔父の背後で、ソウゴと黒ウォズとが目を見合わせるのが好きです。「ツクヨミちゃんも知ってるみたいだけどね」
「……」
「いったい何者なんだい、加古川飛流とは」
「ううーん。正直思い出せない、かな……」腰を下ろし首を振るソウゴ。

「おれは加古川飛流だ。常磐ソウゴ、お前とは何度も交差する運命にある。またすぐ会うだろう」
まるで時計の長針と短針のように。


「でも、何だか、会ったことある気がする」
「きみに執着しているのは確かなようだね」評する黒ウォズ。「しかも、すべてのアナザーライダーの力を取り込もうとしている。ゲイツくんたちに会えると喜んでる場合じゃなさそうだね」
「じゃあ早瀬さんは必ずまた狙われるってことか!?」卒然と思い当たり立ち上がるソウゴ。慌てて店の外へ駆け出していきます。
取り残されても、まだ考え込んでいる黒ウォズ。ソウゴと入れ替わるように丸テーブルの椅子にかけ、
「加古川飛流……確かに、どこかで聞いた名前だが」

ゼロ時間へ2

2009年、白南風総合病院。救急センターを備えているのか、やや大きめな白亜の病院です。
ナースカウンターで
「常磐ソウゴくんの部屋はどこですか」と訊ねているツクヨミ。お調べしますね、と看護師がカウンターの向こうの画面に目を落とした瞬間、背後の廊下を近づいてくる子供連れに気づきます。青い、恐竜柄のパジャマ。片足を骨折でもしたのか、松葉杖をついている男の子と、親戚のものであるらしい初老の男。ソウゴとその大叔父・順一郎です。
「そうか、王様かあ」
「うん」はにかむ幼いソウゴ。「ずっと、夢で見てるんだけどさ、おれ、王様にならないといけないんだ」
「へええええ」
「でも」突然起こった感情の波に声を曇らせるソウゴ。「……パパも、ママも、しんじゃったんだろ?」
「……ソウゴくん」その足元に座り込み、笑顔で視線を合わせる大叔父。「退院したら、家に来ていいよ」
「え、いいの?」
「もちろん。じゃそれで決まりだ!」
「ありがと」
「アイスクリーム、買いに行こ!」
「うん」

通り過ぎていく2人を、そっと振り返るツクヨミ。次の瞬間、病室から聞こえてきた叱責の声に注意を引かれます。

「飛流くん、だめじゃないまだ寝てなきゃ」
看護師に窘められているのは青いストライプのパジャマを着た、ソウゴと同じ年頃の少年。頭でも打ったのかぐるぐる巻きの包帯をネットで押さえ、手には点滴スタンド。この少年がソウゴを先程来、憎しみに満ちた目でにらみ続けていたことまでは、ツクヨミは気づきません。
「ちゃんと治さなきゃ退院できないよ」
「あいつがソウゴなの」
「うん。飛流くんと、同じバスに乗ってた子だね。助かってよかったね」
抱き上げられ、ベッドに乗せられた飛流。
「あいつのせいだ。……あいつの!」突然怒りを爆発させ、点滴スタンドを倒します。
「飛流くん! 何やってるのぉ……もう、飛流くん!?」看護師は驚き点滴バッグを拾い上げようとしますが、布団を頭からかぶりふて寝してしまう飛流。

「ひりゅう……?」病室の表に掛けられた入院患者の名札を確かめるツクヨミ。「加古川飛流……」

そしてお話の途中ですがよく病院にいくわたしは
・入院患者の病室調べるのにどれだけ時間がかかっているのか
・ソウゴと順一郎が大声で話しながら通り過ぎていくので、看護師が
 「あ、ソウゴくん来ましたね」みたいな紹介っぽいことを言うと思ったら
 言わなかった
・いやそれだけ個人情報保護に熱心な病院なのかと思えば入院患者名が
 廊下側に掛けられている(今は表示しないのが普通)
・こんな大きな病院なのに入院棟と外来が分かれてない(診察券受付箱がカウンターに置かれている)
等々気になるところがあったけどキニシナイ。

ゼロ時間へ3

桜並木の下を歩きながら、ツクヨミから電話で報告を受けているゲイツ。
「そうか。過去のジオウと加古川飛流が」
「うん。順一郎さんが来てた。でも、加古川飛流には迎えが来なくて、……可愛そうだったけど。まだ正直何もわかってない。それで? そっちのほうは」
「ああ。加古川飛流が、アナザージオウだった」
はっとするツクヨミ。
「……うん」
「やつにはジオウも勝てない。ゲイツリバイブウォッチの力ならば、倒せるかもしれんが」
「使わなかったの?」
足を止めるゲイツ。
使えなかった
その言葉の意味を悟るツクヨミ。
「そう。そうなんだ。使えなかったんだ?
「……」
「わかった」一歩踏み出すツクヨミ。病院の駐車場にきちんと停めたタイムマジーンへ近づき、中へと乗り込んでいきます。「わたしはこっちで事件当日にまで行ってみる。わたしにできることはそれしかないから……」

土手から川沿いの遊歩道まで降り、手すりにもたれ川面を見下ろすゲイツ。物思いに耽る間もなく、対岸からウールの声がかかります。
「あの女はどの時代に行ったんだ?」
「タイムジャッカー!」臨戦態勢に入るゲイツ。「貴様、何を企んでる」
「ぼくが? は、今のぼくが何を企めるっていうんだ」自嘲するウール。「レグルス、っていう星が輝きを増してる。<オーマの日>が近づいてるみたい」
「<オーマの日>……ライダーの王が決まるという日か。その日のためにお前らは、ライダーの王を作ろうとしてきたのだろう?」
深刻な会話ですがこの距離だとリアルでは、川のこちらとあちらで怒鳴り合いになりそうな気がします。
未来人同士だとささやき声程度の音量で会話が可能なのかも。
振り返り、やおら距離を詰め、こちらの岸まで飛んで来るウール。あまりに人間離れした動きなのでさすがのゲイツもたじろいでいるように見えます。
「そうさ? そうすれば新しい未来が開けると思ってね。……でも思ってたより事態は複雑みたいだ。ぼくの知らない未来から来たあのウォズにしても、アナザージオウの出現にしても」くるりと振り返るウール。「教えてよ。あの女はどの時代に、何をしに行ったのか」
「ふん。断る」
失望の色を顕にしながらも、一縷の望みをかけ言葉を続けるウール。
「知りたいんだ……過去に何があったのか。未来と、どんな関係があるのか!」
土手の上に続く階を駆け上がっていくウール。それを見送るゲイツも、敵とみなしていた相手から思いがけず真摯な言葉を聞かされ心中穏やかではありません。ジオウの統治という最悪の事態を避けたいという想いにおいては自分たちと一致していたタイムジャッカーたち。

執着1

「早瀬さんが辞めた?」
マジックカフェ<アクア>。早瀬を訪れたソウゴは、そこで意外な話を聞かされます。
「……それで、どこへ行ったかわかりませんか」
「わからないですねえ。電話1本ですよ」無責任だと言いたげに苦笑する店員。
「ありがとうございます」
悄然と店から出て、突然あることに思い当たり、走り出すソウゴ。

薄暗い搬入口の向こう、うらぶれたコヤ。<マジックハウスキノシタ>。
もう営業していないそこに入りこみ、客席をぶらぶら歩いているのは早瀬。社長の娘に横恋慕し、雑用係としてあくせく働き、しかしただそれだけだった。何もいいことなどなかった下積み時代を思い浮かべようとして――。

浮かぶのはまばゆいライト、まるで紙吹雪ででもあるがごとく、華やかに揺らめき、満席のコヤ中に飛散する炎のかけら。人々の歓声と賞賛。
それらを一身に集め得意の表情で応じていたトップマジシャン・ウィザード早瀬。そして。


「うわあああっ!」自分自身が異形の化物に変わる幻影に、震え上がる早瀬。「何だ、今の……」
自分にトップマジシャンだった過去など無いのに。
「やはりアナザーウィザードの力が全て消えたわけじゃないようだな」
入ってきたのは先日襲いかかってきた見知らぬ男。
「またお前か! なんでここ知ってんだ」
「アナザーライダーはアナザーライダーを惹きつける」悠然と近づいてきた飛流に怯え、後ずさる早瀬。「隠れたところで無駄だ」
「ああ……何言ってんだよ」手近なガラクタの山から手に触れたものを掴み、武器として殴りかかっていきます。
体をかわし、早瀬の背に、ブランクのウォッチを押しつける飛流。
「う、ああああああああ……!」

ゼロ時間へ4

直後、戸口に現れたのはソウゴ。中の気配に気づき、
「早瀬さん……?」と踏み入ってきます。「早瀬さん!」
こと切れた早瀬の身体にかがみ込み揺さぶるも、何の反応もありません。
「遅かったなあ、常磐ソウゴ」
「……」
物陰で待っていたのか、進み出てきたのは加古川飛流。黒いウォッチを示し、
「ウィザードの力はもらった……」
静かな怒りに満ちたソウゴの表情。それが早瀬に振り返る時には、切ない、そして優しい顔に変わります。
「ごめん。おれ、守れなかった……」ゆっくりと立ち上がるソウゴ。「これもおれを狙うため? 教えてよ。何であんたはおれを狙うんだ」
「そうだなあ。何も知らないままおれに倒されるってのもおかしいか。いいよ、教えてやる」客席に座り込む飛流。「おれの家族の命が奪われた原因となったのが、お前なんだ」
換気扇の回転が停まります。
「……おれが?」
「今でもよく憶えている。おれのすぐそばにお前がいたのは。そして、お前の名を叫んで、銃の銃爪を引いたあの白い服の女を」
「白い服の女?」

飛流の回想。
異常走行するバスの中で、恐慌状態に陥っている子どもたち。そして、我が子を落ち着かせ、守ろうとしている親たち。幼い飛流が目撃したものは黒字に赤の意匠のファイズフォンを構えた白い服の女。
自分の斜め前に座る少年に向け、
「ソウゴ!」と叫び、銃口からは赤い光線が――。


「聞けばお前は魔王? とかになるんだろ。それを危険視したやつが未来から来て、お前を消そうとしたらしい」答えないソウゴを振り返り、立ち上がる飛流。「おれの家族は、おまえのせいで事故に巻き込まれたんだ!」
ギアの装着音。
ウォッチのスイッチを入れ装填。
変身を遂げ、襲いかかってくるアナザージオウ。
{!」その太い腕をかいくぐりつつ己のウォッチを取り出すソウゴ。「よくわかんないけど、おれが憎いからって人を襲うのは違うだろ!」
2つに分かれるウォッチ。ベルトの両側に装填し、ジオウⅡ出現。殴りかかってきたアナザージオウの腕を止め、共に外へ走り出ていきます。

ゼロ時間へ5

タイムトンネルをくぐり過去を目指す赤いタイムマジーン。その主はゲイツです。
「4月24日……事故が偶然じゃないとしたら」

互角の戦いを、またも繰り広げているジオウⅡとアナザージオウ。ちゃんとマジックハウスキノシタの裏口から出たところのロケがうれしいです。1軒、昔の小料理屋風な、小さいけど洒落た作りの家があって印象に残っているんです。
「はあっ!」全身の力で剣を叩きつけられ後ずさるジオウ。かがみ込んだ姿勢でこらえるも、
「お前さえいなければよかったんだ!」となお剛剣を打ちつけてくるアナザージオウ。
2刀で必死にそれを受けるジオウⅡ。
「お前はおれには勝てない!」槍を振り抜かれた衝撃で後転するジオウⅡ。立ち上がった顔面をさらに薙ぎ払われ、地に這いつくばります。
「ぐっ……たとえそうでも」立ち上がり必殺の剣の構え。「あんただっておれには勝てないはずだ! おおおおおおおおっ!」
雄叫びを上げ走り寄るジオウⅡ。槍を手に迎え撃とうとするアナザージオウ。2閃、3閃。相手を突き放したところでギリギリスラッシュ。
「効いてる……やっぱりこっちの攻撃も有効なんだ!」
「く、倒れてたまるか……」肩で息をするアナザージオウ。「お前を倒す、それまでは絶対にな!」
躍りかかってくるアナザージオウ。脚を踏みしめ受けるジオウⅡ。

2009年4月24日。郊外の道を大きく蛇行している観光バス。その上空に現れた赤いタイムマジーン。
「あれか」

激しく蛇行を繰り返すバス。この時点で異常が起こっていることはあきらかです。揺さぶられ恐慌状態に陥った子どもたち。
我が子を守ろうとする親たち。
そしてファイズフォンを握った白い服の女とはツクヨミ。
幼い飛流の前で、幼いソウゴを睨みつけ、
「ソウゴ!」と叫ぶ様子を、ゲイツも目撃します。次の瞬間、銃口からほとばしる赤い光線。

「ツクヨミ!?」信じがたい光景に目を見張るゲイツ。

何に引火したのか、車内に燃え上がる炎、窓から漏れ出る黒煙。蛇行を続けながらトンネルに入っていったバスは、そこでついに衝突し、大爆発を起こします。

「……」衝撃に力を失いかけるゲイツ。すぐには消化できない感情に目を閉じ、しかしすぐ、その目に決意の色を――。

***

飛流の回想とゲイツの目撃した光景はほぼ一致しています。
これを飛流は、「ソウゴを危険視した未来の人間によって引き起こされた事故」と解釈し(あるいはそういう解説をスウォルツからされ)、諸悪の根源である常磐ソウゴを倒そうとする。
ゲイツもほぼ同じ解釈でしょう。ソウゴを倒せない自分の不甲斐なさのゆえに、ツクヨミが決死の覚悟でバスに乗り込み、ソウゴに直接手を下すことになった。彼女にそこまでの想いをさせ、後日そこから派生したアナザージオウによる被害を生じさせたのも、すべての責任は自分にあり、犠牲となった彼女のためにも、自分は常磐ソウゴを倒さねばならないと。

しかし納得がいかないのは病院のシーンです。
ソウゴを激しく恨んでいる飛流は、ソウゴを殺そうとしたツクヨミによる事故を体験した「後」の飛流。
その顛末を知らず、ただ調査に現れたツクヨミは、まだソウゴに対し、自分で手を下すという発想もなかったはずのツクヨミ。
この両者が同時に存在するというのはおかしくないかなと。
ツクヨミ発砲が過去の事実として確定しているなら、歴史はそれによって変わってしまうのではないか、ツクヨミ自身もバス事故で死亡してしまっているのではないかと思うのです。
また、事故の原因がツクヨミの発砲であるとすれば、それ以前から起こっているあの蛇行は何だったのか。

事故の本当の原因も、そしてツクヨミが何を目的に、誰を狙って発砲したかも、実は飛流の記憶や、ゲイツの目撃した光景から読み取るには情報が不足していると感じられるのです。
映像は編集できるもの。そして記憶もまた。
何者かがミスリードして、ゲイツ・飛流を利用しようとしているのではないかなあ。「555」の流星塾同窓会を思い出してしまいます。

執着2

もつれあい、場所を変えながら、ジオウⅡ、アナザージオウの戦いは続きます。
アナザージオウ優勢の局面で、何処からか剽悍に飛びかかってきたゲイツ。その拳でアナザージオウの攻勢を止めます。
2人のジオウの真ん中で、3点着地の姿勢のまま、荒い息をつくゲイツ。背にアナザージオウのにらみつける視線を受けながら、目の前に倒れるジオウⅡを見つめて。
「ゲイツ?」驚き地に伏せたまま顔をあげるジオウⅡ。
「また邪魔をしに来たか! 帰れ! 常磐ソウゴは、おれが倒すべき存在だ」苛立たしげに声を上げ、立ち上がるアナザージオウ。
「違うなぁ」拳ににじむ赤い血を見つめながら、ぼそりとつぶやくゲイツ。生身でライダーを殴りつけたのですから当然のことです。ゆらりと立ち上がり、「ジオウを倒すのは、お前じゃあない。おれの使命だ」
ゲイツの顔に、今までにない決意が浮かんでいることを悟るジオウⅡ。
そのジオウⅡを見つめながら、変身動作に入るゲイツ。握りしめた砂時計は封印が解け、砂を青く光らせて、完全に起動した状態です。
剛烈。ゲイツリバイブ。その勇姿を前に天から降ってくる声。

「祝え。巨悪を駆逐し、新たな未来へ我らを導く。Il salvatore、その名も仮面ライダーゲイツリバイブ。真の救世主がこの地に降り立った瞬間である! ははははは、あっはははは」

工場脇に積み上げられた資材の山の上で、満面の笑みで高らかに謳い上げる白ウォズが嬉しそうです。振り仰ぎ、
「うわぁ、白ウォズもあれやるんだ……うわ」と現実に戻っているジオウⅡ。ついに唯一無二の友が、己を抹殺すると決意したというのに。

決然と歩み寄ってくるゲイツリバイブ。剣を手に身構えるジオウⅡ。その背後で
「させるかぁぁぁっ!」と叫んでいるのはアナザージオウです。スピアーをゲイツリバイブの背に振り下ろそうとした瞬間、しかし、振り返りざまの拳一つで後退させられ、腕の一振りで払いのけられてしまいます。
「何があったか知らないが素晴らしいよ、我が救世主!」うっとりと称賛する白ウォズ。「今こそゲイツリバイブの力を解放する時だ」

うるさい外野を先に黙らせようと言うようにパワードノコ(電動丸ノコ)を手にするゲイツリバイブ。
「うわあああああああああっ!」胸に打ちつけられ凄まじい勢いで爆散するがアナザージオウが悲惨です。どこまで吹っ飛んでいくのかと思いました。広い工場の敷地の端まで行きました。
悶絶するアナザージオウ。そちらへさらに追撃するゲイツリバイブ。打ち砕かれた資材が白い粉塵を挙げながら爆発し、礫となってアナザージオウを襲います。
「!」
しかしその寸前、時が停まり、驚くアナザージオウの前に現れたのはスウォルツ。
「残念だが今日はここまでだ。ジオウ、ゲイツ。<オーマの日>に会おう」アナザージオウを促し、共に去っていきます。

執着3

粉塵と石礫の向こうで敵の姿は消え、今は2人きりとなったジオウⅡとゲイツリバイブ。
「ゲイツ。一体何があ、」
「話すことはない。おれはお前を倒す。それが、おれたちの進む未来だ」
一瞬の落胆。運命への諦念、そして友の決意を受け止めようとする決意。
「……わかった」
「行くぞ」
静かに身構える2人。
しかしゲイツリバイブの力は凄まじく、膂力ではジオウⅡはまったく歯がたちません。互角だったアナザージオウがあれほど簡単にあしらわれたのを見れば当然ではあるのですが、軽く腕をふるっただけで剣を弾かれ、身を2つに折るジオウⅡ。
まともにパンチを受け吹き飛び、後退しつつ――。
「見えた。ゲイツの未来!」未来視した通り、相手の猛攻を受けつつ躱し、勢い余ったゲイツがたたらを踏んだ、その背後から打ち掛かろうとしたジオウⅡ。
「!」工場の中へ転がり込むゲイツリバイブ。
「いける!」自信を持ちとどめを刺すべく駆け込んでいくジオウⅡ。
「……ふ」
相手が余裕綽々であることには気づかず、トドメの突き。しかしなぜか手応えはなく、逆に自分が吹き飛ぶ有様です。壁に激突し、地に落ちるジオウⅡ。
「がっ! ……うう」
「お前が未来を予知しても、おれはその先へ行く」いつの間にかゲイツの背に、翼が開いています。
「なにっ」

雄叫びをあげ、トドメの突きを見舞おうとするジオウⅡ。その時、機を見極めたゲイツリバイブは砂時計を逆さにします。青い砂が逆流するのと共にスピードタイム。ゲイツの背に羽が開き、手には鋭い爪が。リバイブ疾風となり超高速でジオウⅡの突きを躱し、横様から攻撃したのです。
どこかで見たと思えば「カブト」です。
時を巻き戻す、歴史を創り出すトリッキーなジオウⅡの能力に対し、ただひたすら硬く、速い、ローテクを極めることで異次元の存在へ。

「……そんな」息を呑むジオウⅡ。
構わず襲いかかるゲイツリバイブ。スピードクロウ。背後から打ち上げられ、宙に浮いた不安定な身体を連続で殴りつけられ、襤褸となって落ちてきたジオウⅡに、さらに鍔競りの状態で砂時計をひっくり返せばパワードタイム。先程のリバイブ剛烈に戻り、ノコで殴りつけます。
「!」激突した壁を突き破り、外へ転がり出るジオウⅡ。足腰立たぬ状態でなんとか身を起こした、その姿が絶望的でたまりません。容赦なくその前へ迫るゲイツリバイブ。
「おおっ! はっ!」打ち崩し、打ちつけるノコの威力――。

異邦人

アモーレ交通営業所。
前に停められたバスの中では、ステップに倒れ伏した運転手が。入り口では地に突っ伏した関係者が。
社屋に入れば様々なパンフレットや書類の山の中で机に顔を伏せ、あるいは受話器を取り落としそうになった社員たちが――熟睡しています。誰も彼も。
その中で「2009年度 乗客名簿 4・5・6月」と背に書かれたファイルをキャビネットから抜き取る手。黒ウォズです。
「我が魔王が事故に遭った時の乗客名簿……やはり加古川飛流もいたか」考え深げに伏せられたその目が、次の瞬間大きく見開かれます。「……なぜ門矢士の名前が?」

必死に抵抗するも胸に拳を受け、膝を地についてしまうジオウⅡ。
「おおおおおっ!」走りより、相手に組み付いたところで以下次号。ついに黒ウォズ変身――!

しかしそれよりも、予告の士、そしてスウォルツが気になって仕方ありません。みんな2009年に全員集合しているなんて。
余談ながら、士もスウォルツもその格好似合ってませんね……。
15話の流れを見ても、スウォルツ、士のいずれか(もしくは双方)が、黒ウォズ同様ソウゴを魔王に仕向けようとしているのではないかという気がだんだんしてくるのですよね、オーマジオウ阻止のふりをしながら。
今週の大サンタ。あっという間の4週間でした。祭りの後の寂しさがしんみり来ますがそうはさせじとものすごい火力。海賊流の熱い(荒っぽい)友情に他のメンバーがびっくりしているのもいいし、マーベラスがとうとう大和の誠意を認め、最後の戦いで「お前が仕切れ」と言うのにぐっと来ました!
リタはサタン復活を喜び哄笑してる顔が可憐でした。

新戦隊に花を持たせ、謎を引き継ぐ思わせぶりな終わり方もいいですね。リュウソウジャー、楽しみです!、
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