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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ソウゴがオーマジオウとなる運命を悟る第1部、そしてゲイツ、ツクヨミの立ち位置が定まる(ウォズはまだなんとも言い切れない)第2部がこれにて終わり。大叔父の助言に従い、素直になったソウゴの愛らしさ、爽やかさが際立ってました。
いよいよ真の敵に向け、立ち向かっていく展開ですね。ここまでずいぶん丁寧に描いてきたなと。
一方、前回
「きみはまさに救世主だよ。わたしたちにとっては、だけどね」とゲイツに不穏なセリフを吐いていた白ウォズの思惑や、門矢士の考えも明確になりました。もはや白ウォズ、黒ウォズと対の存在ではなくなるのでは。

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Photo by Nathan Ziemanski on Unsplash

それにしても雪の中の決闘って、特撮ファンには歴代ライダーの姿が重ね合わされて自動的に盛り上がってしまうシチュエーション……!
熱い展開に、今頃感涙にむせんでいるご同輩がいそうです。ここにさらにディエンド参戦で引っ掻き回される事が予測されますが、今はただ2人の爽やかさに浸っていたいかも。
預言者の時間

「……この本によれば、普通の高校生・常磐ソウゴ、かれには魔王にして時の王者・オーマジオウとなる未来が待っていた。常磐ソウゴはジオウⅡとなり、明光院ゲイツはゲイツリバイブに進化した。2人の決戦を阻止すべく、わたしことウォズは仮面ライダーウォズの力を手に入れ、ゲイツリバイブとの戦闘に入る。一方ツクヨミは常磐ソウゴの過去にまつわる重大な秘密を知るのであった……おっと」片腕を上げ、さっと書を閉じる黒ウォズ。「余計なことまで口走ってしまいました」
黒ウォズが語りの中で自分のことを「黒ウォズ」でなく、久々に「ウォズ」と言っているのも伏線です。

王の雛

2019年。破壊の限りを尽くすダイマジーン。眼前に崩れ落ちてくる瓦礫に怯え、悲鳴を上げる子供たち。

「さあ、王の候補者たちよ。生き残れ……!」高所から子供たちに呼びかけるスウォルツ。
これを目撃し、助けに行こうにも自分も瓦礫に道を阻まれままならないツクヨミ。
そして、何か思惑があるのか、ただ黙って観察しているだけの士。

「うわあっ!」またしても足元近くまで落ちてきた瓦礫に浮足立ち、逃げ惑う子供たち。その時何気なく背後を振り返った幼いソウゴは、1人、まだ気絶したままの子供が歩道橋の上に残されていることに気づきます。それは幼い飛流。その背に今、破片となって降り注がんとするビルの外壁。
「危ない!」
思わず幼いソウゴが叫んだ瞬間、<アブナイ>と声が実体化し、飛流の頭上で静止する瓦礫。
その尋常ならぬ力にはっとするツクヨミ、スウォルツ。まじまじと見ている士。
邪魔をするかとばかり、ダイマジーンが直接ソウゴの側へ攻撃の手を伸ばして来ますが、ソウゴの強い視線を前に、それも塵芥と崩れ落ちていきます。
黒い煙の向こうから現れ、ソウゴの前まで歩み寄ってくるスウォルツ。ソウゴの目を見つめつつ、
「少年よ。お前は生まれながらの王。お前には王となり、世界を破滅から救う使命がある」と肩に手を置き、身をかがめます。
ソウゴの“夢”と同じ展開です。
思いついたように、
「お前、名前は」と問うスウォルツ。
「常磐、ソウゴ」
「そうか」手を伸ばし、幼いソウゴの額に触れるスウォルツ。その時、紫のエネルギーがソウゴに流れ込んだようにも見えます。てっきり記憶を消したんだと思ったのですが。

停まった時間が動き出し、飛流の上に落下してくる大きな瓦礫。かばうようにその小さな身体の上に飛び込み、飛流を抱きかかえたまま横に転がって危うく避けるソウゴ――。

「ソウゴ!」全てを目撃し叫ぶツクヨミ、そして士でOP。

邪魔者1

「は!」
仮面ライダーウォズとなり、ゲイツに挑む黒ウォズ。先週、ゲイツリバイブで戦うことによる消耗の激しさが指摘されましたが、それでもなお、蹴りもパンチも、難なくひらひらと避けるゲイツリバイブ。ウォズの襟をつかみ、
「黒ウォズ、たとえお前が変身しても、おれのスピードには勝てない」
「これならどうだい?」
相手の手から逃れ、フューチャリングシノビとなるウォズ。その素早さで翻弄しようとしますが、攻撃するより速く、後ろに回り込んでいるゲイツリバイブに突き飛ばされる、その繰り返しです。挙げ句剛烈のノコで打ちのめされ、変身を解かれて倒れる黒ウォズ。
変身を解き、それを見下ろすゲイツ。
「言ったはずだ。おれがジオウを倒す。お前におれを止めることはできない……」
「……そうかな」地面に座り込んだまま、それでも不敵に言い放つ黒ウォズ。その前で、
「う」その場に膝をつくゲイツ。鼻、耳からの出血に続き、両の目からその白い頬に赤い涙が流れ出ます。「ああっ」
「わたしも言ったはずだよ。ゲイツリバイブの力にはリスクが有ると。戦えば戦うほど、身体にダメージが重なっていく。――今のきみに、我が魔王と戦う力が残っているかな?」 
「時間稼ぎがお前の狙いか……っ」
悶え苦しむゲイツを、立ち上がり見下ろすウォズ。
「体力の回復を勧めるよ? きみの健康のためにもね」
しかし蹌踉めきつつも立ち上がり、去っていこうとするゲイツ。どこにまだ、そんな力が。驚く黒ウォズ。
「……ゲイツくん!?」
「約束したんだ、決着をつけると……やつとの約束を破るわけには、いかない……っ」
一瞬約束とはツクヨミかと思いましたが、おそらくはソウゴのことですね。命を削ってまで、約束を果たすために。
それはもう友情じゃないのかなゲイツ。

***

「うわああああっ!」通学途中の高校生を捉え、アナザーライダーのウォッチを埋め込む飛流。アナザーオーズの誕生です。
その様を高所から、脚をぶらぶらさせつつ見ているウール。
「協力してくれたお返しだ。早く、きみの軍団を作ろう」アナザーライダー量産のため、いくつものウォッチを差し出すウールに、
「常磐ソウゴは、おれが消す」と微笑む飛流でCM。

白ウォズの正体1

昼なお明るいレグルスの星。飛流と別れたウールが空を見上げ、
「レグルスが……」と思わずつぶやくほどに。
その背後にとりつき、地面に突き倒して背を踏みつける白ウォズ。
「一杯食わしてくれたね少年? 誰と通じてる? さしづめ、黒いほうのわたしというところか。……で? 黒いほうは何を企んでいるんだい」
問う間も、ウールのか細い身体を蹴り上げ、ひっくり返し、さらに胸を踏んで体重をかけていきます。たちまち蒼白となっていく顔で、なおも言い返すウール。
「知るもんか。<オーマの日>とかいう日に、王様が決まるんじゃなかったのかよ。なんで、ジオウとゲイツの決戦とかいう話になるんだ。お前も、スウォルツも、何を考えているんだ……っ!」
にやりと笑う白ウォズ。
「所詮きみはスウォルツ氏の使い走りというところか。ま、今更きみたちが何をしても問題ない。ゲイツリバイブが魔王を倒す、魔王がゲイツリバイブを倒す、あるいは、アナザージオウが両方を倒す……どう転んでもわたしたちの計画に支障はない」
“わたしたち”って、何だ!?
答えず去っていく白ウォズ。起き上がり、その背を見つめるだけのウール。

破壊者の思惑

パシャリ。シャッター音に目を開くツクヨミ。
「気がついたか……」
間延びした声に、自分が気を失い、荒れ野に倒れたままだったことに気づきます。巨大な墓標のごとく黒く煤けたビルの残骸を、胸から下げたマゼンタのトイカメラに収める、長身の男の背。
「あなたは」
「門矢、士だ」
「仮面ライダーディケイド?」
名を呼ばれても動じない士。見ただろ、と振り返り、
「あれがお前たちの追っていた、魔王が誕生した瞬間だ」
「……ソウゴの両親が亡くなった事故は、スウォルツが仕組んだ。この未来に連れてきて、王になる素質のある子どもを選ぶテストをするために」反芻するように記憶を呼び覚ますツクヨミ。
「そのテストに合格したのが、あの常磐ソウゴだったというわけだ」
そこではっとなり、士に問います。
「さっき、スウォルツは何をしたの? まるで何か、力を注いだような。……ソウゴたちは」
「スウォルツたちによって、2009年に戻された。あの事故現場にな」
「どうしてあなたがここに」
「おれは、この世界を破壊すべきか否かを見極めようとしている。常磐ソウゴが魔王になる未来しか見えないのなら、結論は既に出ている。しかし」
「そうじゃない道もあるということ?」
「さあな」

邪魔者2

山道の上に、ずいと姿を現す飛流。背後にはアナザーライダー軍団を従えています。
その姿を認め、急ブレーキで停止するバイク。土星館パーキングへ向かおうとするソウゴでした。
「加古川飛流……」
「決着だ、常磐ソウゴ」
「待ってくれ、おれには約束がある。ゲイツのところに行かなきゃいけないんだ」
「おれがお前の息の根を止める」
素直に事情を打ち明け懇願するソウゴですが、耳を貸さず変身する飛流に、ソウゴも諦めて身構えます。ジオウⅡ出現。
アナザーライダーが一斉に飛びかかってくるのをジオウサイキョウ剣で薙ぎ払うジオウⅡ。しかし倒しても倒しても多勢に無勢。ついにはゾンビ映画の主人公のごとく取り囲まれてしまいます。助けを求めるように天を仰ぐジオウⅡ。
「うわあああああっ!」

待ち合わせ

黒ウォズを退け、蹌踉めき歩くゲイツ。立体駐車場の最上階まで登り、「土星館パーキング」の表示を見て力尽き、倒れ込みます。
周囲を見回しても、誰もおらず、
「は、そんなもんか」と自嘲するゲイツ……が、視界の隅をかすめた人影に起き上がり、フェンスまで歩いていって取りつきます。
その向こうの道を、やはり蹌踉と通路を歩んでくるのは、傷だらけのソウゴ。
「ゲイツ。遅れちゃったかな」二重のフェンスの向こうで微笑むソウゴ。
「ぼろぼろだな。ジオウ」
「ゲイツだって」笑いながら、フェンスの内側へ入ってくるソウゴ。
「そんな様になってまで……何故来た」
「来るしか無いだろ、約束したから。それに、今のおれ、ゲイツに会うにはここしかないから」
「何?」
「おれさ、ゲイツとツクヨミに会うまで、友達いなかったんだ」
「ふざけるな!」ソウゴの襟を掴むゲイツ。「おれたちは友達じゃあない。これから決着をつけるんだぞ!?」
ゲイツの反論が、いつもの調子に戻ったように思えました。ソウゴもそうとったのか、にっこり微笑み、
「それでもいいさ。……以前、言ったよねおれ」

もしおれが間違った道を選んで、本当にオーマジオウになると確信したら、その時はいつでも倒してくれ。
2人の判断ならおれは信じられるから……


「おれはゲイツを信じたんだ。おれがオーマジオウになるってゲイツが確信したなら、倒されたっていい……ゲイツは確信したんだよね。おれがオーマジオウになるって」
そうではない。自分はソウゴがオーマジオウになることには、最後まで疑念を拭い去れずにいた。ただツクヨミが。たとえばそんな想いが瞬時に溢れたのか、顔を歪めるゲイツ。
「おれは……」
その時、突然、ソウゴが何者かによって引き離され、地面に倒されます。
「お前はそこで見ていろ。おれが常磐ソウゴを倒す瞬間をな!」驚くゲイツに言い放つのは、ソウゴをここまで追ってきていたアナザージオウ。ゲイツを尻目にソウゴを引き起こし、その生身の身体へ、渾身のパンチを見舞おうとします。
そこへ駆け寄り、変身すらしないまま、アナザージオウの腕に後ろから取りつくゲイツ。
「何!」
「ジオウに手を出すな」
せせら笑うアナザージオウ。
「こいつはお前にとっても敵じゃないのか? 魔王になる男だと」
「ジオウが魔王になるだと!?」激高するゲイツ。ふと、さっきまでソウゴに対し言おうとしていた言葉がこぼれ出ます。「そんなわけあるか! こいつは、誰より優しく、誰より頼りになる男だ。そして、おれの友達だ!」
聞きつけてぱっと顔色を明るくするソウゴ。
「ふん。血迷ったかお前!」呆れ果てるアナザージオウ。「お前たちは、2人ともおれが倒す!」
「ゲイツ!」
「何をぼさっとしている。おれ以外に倒されるなんて許さんぞ!」
「うん!」

飛流という邪魔者の乱入により、素直になれた2人。
立ち上がり、両雄並び立っての変身。ライドオンタイム。
軍団を先に行かせ、余裕の見物を決め込むアナザージオウを尻目に、アナザーファイズにはファイズアーマーをまとい、クリムゾンスマッシュを見舞うゲイツ。
アナザー鎧武を鎧武アーマーで倒すジオウ。
いずれも相手の必殺技で倒しているのがいいですね!
取り囲まれ、アナザーウィザードに対峙するジオウ、アナザーフォーゼと対峙するゲイツ。敵に圧されて後ずされば、友と背中合わせになります。
「相性悪いな」
「交代しようか?」
「ああ」

それだけの会話でウィザードアーマーをまとうゲイツ、フォーゼアーマーに換装するジオウ、2人交換した敵に向かい走りよる姿が、交錯する構図が、めちゃくちゃかっこよかった!

フィニッシュタイム、アナザーフォーゼを打ち倒すジオウ・フォーゼアーマー。
同じくアナザーウィザードを倒すゲイツ・ウィザードアーマー。
そのままオーズにはオーズ、ゴーストにはゴーストで同時のフィニッシュ。
ほっと息をつき、変身を解かれ倒れた人々の無事を確かめるべく目をやっていると、
「うおおおおおお!」突如背後から雄叫びがあがり、襲いかかってくるアナザージオウ。
上段に振りかぶられたスピアを受け止め、押し返していくジオウ、ゲイツのコンビネーションが素晴らしくCM。

そして光るそばが最初のバージョンに!

決着

「は!」ゲイツ・ゴーストアーマーの蹴りを躱しスピアーで反撃するアナザージオウ。
続いて襲いかかってくるジオウ・オーズアーマーの腹にも突き立てます。
「……っぐ、」
2人距離を取り、それぞれ元のジオウⅡ、ゲイツリバイブ剛烈に戻る両者。
代わる代わるアナザージオウに襲いかかります。渾身のパンチを見舞うゲイツリバイブ。引き下がったアナザージオウを追っていくジオウⅡ。その背後で、
「……う」
ゲイツリバイブが三度、地に膝をつきます。
「せいっ!」剽悍に戦い、アナザージオウを退けつつ、思わず振り返るジオウⅡ。「ゲイツ!」
「気にするな」立ち上がりたしなめるゲイツリバイブ。

気を取り直し、剣を一振りしてアナザージオウに向き直るジオウⅡ。
「見える、お前の未来が……ゲイツ、上だ」
「わかった!」
スピードタイム。一旦構造物の上へ飛び上がりやり過ごそうとするアナザージオウを、疾風となり追いついたゲイツリバイブが剛烈の力で押さえ、
「決めろ、ジオウ!」と殴り飛ばします。
為す術もなく落下してくるアナザージオウを、ギリギリスラッシュで斬り伏せるジオウⅡ!
「うわああああああ、う、ああっ!」変身を解かれ、地に転がる飛流。地に両手をつけ顔を上げます。「お前さえ、お前さえいなかったら……」
「おれがいなかったら、事故がなくなって、家族は生き残ってた」変身を解き、歩み寄っていくソウゴ。その独白は、飛流の言葉の後をつなげただけにも聞こえますし、ソウゴ自身の両親を悼む悔恨の言葉のようにも聞こえます。「……そうかもしれない。でも、ごめん」
飛流の前に屈み込み、頭を下げるソウゴ。
「おれにはどうすることもできない。ただ、思うんだ。きっと、おれと飛流なら、乗り越えられるって。あの、過去の日から……」
「……っ」ついに嗚咽を漏らす飛流。その背後に回り込み、助け起こすソウゴ。
「だから。過去のためじゃなく、今のために生きようよ」

まだ双眸から血の涙を流しつつ、その光景を見ているゲイツ。今のために生きよう、という言葉は自分自身に言われたように聞こえたかも知れません。
ソウゴから差し伸べられた手を振り払い、歯を食いしばって泣く飛流が、ようやく普通の、10代の少年に見えました。

「……っ」その時、またも崩れ落ちるゲイツ。そのせいで、地に落ちたアナザージオウのウォッチが、傍らで爆発四散し、なぜか再び形を成すところを見過ごしたソウゴ。

***

「大丈夫ゲイツ?」飛流から離れるためか、ゲイツに肩を貸し、また土星館パーキングの最上層まで登っていくソウゴ。
「ああ……余計な邪魔が入って、力を使いすぎたようだ。だが、おれたちは決着をつけるしかない」
「そうだね」

降りしきる雪。少し距離を取り、振り返るソウゴ。
「行くぞ」身構えるゲイツ。
「ちょっと待って。ゲイツ、頼みがあるんだ」
「往生際が悪いぞ」
「……クジゴジ堂に、帰ってきてくれない?」
「何」
「あそこはもう、ゲイツの家なんだ。ゲイツやツクヨミのいないクジゴジ堂なんて、寂しいんだよね! だから、帰ってきてほしい」
寂しいって言いましたよおじさん! と視聴者が感動しているのをよそに、ソウゴにつられ、微笑むゲイツ。
「いいな。帰れたらいい。帰れるものなら。――だがツクヨミはもう、」
後は言わず、ウォッチを握った手を、右に上げるゲイツ。

そこへオーロラのカーテンが出現します。降り立つツクヨミ。

「……え? ソウゴ、ゲイツ!」状況を見てとるや駆け寄ってきて、両者の間に飛び込みます。「止めて! 2人が戦う必要なんかないかも知れないの! まだ何もわかってないけど、これには深いわけがあって、だから」
歩み寄ってくるソウゴを抱き止めようとするツクヨミ。
そうするまでもなく、2人の戦意はもう、消え去っているのに。ちらりとゲイツに目をやり、同時に吹き出すソウゴ。
「……ふふふふ」
「ふっ」
「何」
「いや」
「何なの?」2人を見回すツクヨミ。

家族

クジゴジ堂。
「ただいま」
「おおお帰り。今、夕飯の支度するから」厨房に向かおうとする大叔父を呼び止め、
「ねおじさん。上の部屋を借りたい、って人がいるんだ」と嬉しそうに微笑むソウゴ。
「え?」
「しかも2人!」
いたずらっぽい笑みのソウゴ。その背後の暖簾をくぐり、ツクヨミ、ゲイツが入ってきます。
「あっ!」
「……また、ご厄介になってもいいですか? ……ほらゲイツも」
「ああ。よろしくお願いします」小声でつつかれたゲイツも礼儀正しく頭を下げます。
「どうかな?」期待に満ちた目で大叔父を振り返るソウゴ。
「はははあ、こんな嬉しいことはないよ! これでますます賑やかになるな!」喜ぶ大叔父。
「「「え、ますます……?」」」
「うん。入居者ね、先約決まってるのよ」
「よろしく」紹介されるまでもなく、階段から黒ウォズが顔をのぞかせます。
「なんだと?」
気色ばむゲイツの手を取り強引に黒ウォズのほうへ並ばせると、
「男子はもう、相部屋でいいよね! 2人仲いいもんね」
「「えっ」」
「よし! とにかく今日は、2人が戻ってきたお祝いだ! すき焼きだ!」
「え、すき焼きだって!」喜色満面でその大叔父について食堂まで行ってしまうソウゴ。
その場には未来人だけが残されます。
ツクヨミに向き直るゲイツ。
「ツクヨミ。前に、おれに聞いたな」

あのソウゴが、ほんとうにわたしたちの知るオーマジオウになると思う?

「……やつは魔王になどならん。おれたちがさせない」
大きな目を瞠りつつ、こっくりと頷くツクヨミ。
「黒ウォズ。お前はジオウを魔王に仕立て上げようとしているみたいだが、それはおれたちが打ち砕く!」
「つれないことを言うね。兎にも角にも、これでわたしたちは仮初のチームになったというのに」
ゲイツ、ツクヨミ、双方の肩に手を置き微笑むウォズ。
「誰がチームだ!」手を振り払い、「それにお前が今までしてきた仕打ち。無視できるわけないだろう」
ここまでの会話を聞いていたのかどうか。厨房からすき焼きの具を盛り合わせた皿を運びつつ、ソウゴが口を挟みます。
「黒ウォズ、謝っちゃいな、今なら大丈夫」
「……ごめんね」素直に、しかし心無い様子で言う黒ウォズ。
「それで謝ったつもりか!」納得のいかないゲイツが飛びついていき、
「やめなさい」
「ストップ。ストップ!」
仲裁に入るツクヨミとソウゴ。

企み

「レグルス……」星を見上げる白ウォズの背後から、近づいてくるスウォルツ。
「お前のもたらそうとした<オーマの日>は、回避されたようだな」
「お手上げだよスウォルツ氏。どうやら、きみの言う通りにしか事は進まないらしい。後はきみに従おう」
「最初からそのつもりだ。お前の意見は求めん」

***

そしてもう1人、このまばゆい光のもとに、1人の長身がもたらされました。青いディエンドライバーをかざし、
「この世界のお宝は、独り占めにはさせないよ? 士」

ストーカーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
……と思ったら、何だこの予告は!?しかもレジェンドライダーがライダーとして存在している世界ですよ!
今週の新しいポイントカード。なんとなく敵の軍団がふしぎの国のアリスのハートの女王の兵たちみたいで可愛かった。巨大な敵に、単独空中戦で挑むアクションが(作劇上は失敗に終わりましたが)いい絵すぎた……!
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