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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

そしてさよならジョーカーズ。
今回もまたすごい回でしたね。何だか三国志演義見ているような気がしてきました。いやアーサー王でいいんですが、要は典型的な英雄譚。
熱い。かっこいい。燃えます。

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Photo by Farhan Siddicq on Unsplash

自分の望みが叶わぬならばと世界の滅亡を企てる白ウォズ。黒ウォズと白ウォズは、<オーマの日>、どちらかが運命に選ばれることになっていたのです。
しかし敵でもなんでも叱咤激励し望みを叶えさせようとするソウゴの振る舞いに、自分の負けを悟り心静かに退場していく白ウォズ(´;ω;`)

その企てに利用されながらも、結果としてジョーカーの力を失い、真の人生を取り戻した剣崎と始。

さらにはソウゴの言葉に心動かされ、過去は過去と水に流し、ソウゴの指揮下、新たな未来の創出に心合わせることになった黒ウォズとゲイツ。もうちょっと、
「何でそんなことになったのか」黒ウォズの動機は聞いたほうがいいと思うんですけど、きっとこれがまた後に効いてくるのでしょう。「きっと」「たぶん」連発の祝いの言葉が最高でした。
その結果としてのトリニティは、ちょっと戦隊っぽかったですね。高岩劇場再びと言いますがほんとはもっともっとすごいんですからね!? 覇道を進むうち、だんだん体表の金色面積が大きくなっていくのがゴージャスでもあり気がかりでもあり。
預言者の時間

「これは……」突如発生したジオウⅡ、ゲイツリバイブ、それぞれのウォッチの発動と、そこにウォズの力を加え描かれるトライアングル。驚愕する白ウォズ。

***

「貴様、一体何を考えている!?」ウォズ・フューチャリングシノビと共にディエンドと戦いつつ、相手の真意を問いただすゲイツ。
「通りすがりの仮面ライダー。かれを追いかける者……とだけ言っておこうかな?」
アタックライド。ホーミング弾の連射で起こした土煙を利用し、姿を消すディエンド。
「はあっ! ……?」
そうと知らず肩透かしに合い、ため息をつくウォズ、ゲイツ。

***

「くっ」
自らは単身、アナザーブレイドを相手取るジオウ。一方、レジェンド同士の戦いは佳境を迎えています。
下からのアオリの構図もかっこよく、キック、サンダー、マッハ、3枚のカードをラウズするブレイド。大剣を手に宙に舞い上がった時、ちょうど折悪しくジオウに撃たれ、両者の間に転がり出たアナザージオウ。
「ディヤアアアアアア!」
「!」
天音をかばうべくその前に立ちはだかるカリスは、ブレイド必殺のキックをまともに受けてしまいます。背後にいたアナザーブレイドも。
衝撃に変身を解いてしまう天音。
「あっ、天音ちゃん……」自らも地に伏しつつ這い寄ろうとするカリス。
「天音ちゃん?」驚き覗き込むブレイド。
「始さん?」
「う……」しかしいざ天音が振り返ると狼狽し、去って行ってしまうカリス! 
「待って!」追っていく天音、そして取り残されるブレイド。

「……え? ……ええ?」他人の修羅場に立ち会ってしまったような気まずい空気の中、立ち尽くすジオウとツクヨミ、そしてなおも残るブレイド。

***

「2人のジョーカー、仮面ライダーカリスと、仮面ライダーブレイド。決して出会ってはいけなかった2人の遭遇により、滅びへと向かう世界。常磐ソウゴはジオウトリニティへと導かれ、ついに<オーマの日>が訪れる……」
夜空へ目を上げる黒ウォズ。嬉しげな視線の先には獅子にして王の星座が。まばゆい光とともにOP。

OPに既にトリニティ入ってるから黒ウォズも先に言ってしまってるんですね。

剣崎一真の証言

クジゴジ堂。その店先の丸テーブルの前へ、招かれて腰掛ける剣崎一真。お茶は誰が出したのでしょうか。
しかしソウゴら一行は誰もそのテーブルにつかず、立ったままかれを警戒するように取り囲んでいます。
「……こちらの仮面ライダーブレイドと、仮面ライダーカリス。2人はジョーカーと呼ばれる存在だそうだ」
窓外へ目を向ける剣崎。他人事のように解説している黒ウォズ。
「ジョーカーは互いに引かれ合い、遭遇すると戦うしかない」沈鬱な面持ちで口を開く剣崎。その口元にもはや人ではないことを示す、緑の血が滲みます。「……さっきのおれたちみたいに。だからおれは、始と二度と会わないようにしていたんだが」
「戦うとどうなる?」興味を惹かれたゲイツ。
「戦いに決着がつき、ジョーカーが1体になった時、世界は滅びる」

奇妙なシンクロニシティ。これも白ウォズの仕組んだことなのか。
「世界を破滅させるしかない」と言い放った白ウォズを思い出し、緊張するゲイツ。

「ていうかアナザーブレイド、あの女性は誰なの?」問うソウゴ。
「栗原天音。始が、……仮面ライダーカリスがずっと守ってきた少女だ」
「その天音って人に何かあったら、仮面ライダーカリスが動く」問題を整理するツクヨミ。「そうしたらあなたは引き寄せられて、2人は戦ってしまう……」
「それが敵の狙いか」天を仰ぐウォズ。
「これはおれたちの問題なんだ!」詮索を拒むように立ち上がる剣崎。「おれと始の」
言い捨てて出ていってしまいます。無言でその行先を見つめているゲイツ。

「?」現れた人影に目をやる白ウォズ。相変わらず高いところにいます。
「白ウォズ。見えたぞお前の狙いが」遥か下からそれを見上げるのはゲイツ。「出会うべきじゃないジョーカー同士を出会わせ、世界を破滅へと導く」
「その通りだよ」手すりから身を乗り出し答える白ウォズ。モノリスから無数に現れ地を埋め尽くし、宙を舞って空を埋め尽くすゴ、否Gの大群。「世界の破滅が目前に迫っている……もう一度、わたしの救世主になってもらえないか?」
「以前聞いたな?」降りてきた相手に、真正面に問うゲイツ。「お前の求める未来は何かと」
「……」
「おれは今のジオウがどんな未来をつくるのか楽しみになっている……いやジオウだけじゃない。それはおれ自身の未来でもある」
それだけ告げると、踵を返すゲイツ。ただ見送るだけの白ウォズ。
ここまでゲイツの信頼を得たソウゴの器に感服です。納得のいかない白ウォズの異相にも。

鍵はカメラ

「やはり白ウォズは、世界を滅ぼすつもりだ」2枚のジョーカー。そしてスペードエースとハートのエース。丸テーブルではなく店先のショーケースを取り囲む一同に、報告するゲイツ。「ブレイドとカリスを止めるしかない」
「2人はずっと戦いを避けてきたんだ」口を開くソウゴ。「それを敵が栗原天音を使ってバランスを崩した……彼女が鍵だ」
真剣な表情の一同。をよそに奥から出てくる大叔父。
「おお、みんな揃ってるね! ソウゴくんさ、あの、新年度が始まったじゃない」
「うん」
「や、どうすんのかなって思って」
「え」
「バイトでも始める……?」
「あ、大丈夫」
「ん?」
「王様になるから!」
「あっ、だよね! 王様、バイトの王様?」おじさんそれじゃ紘汰さんです。ていうかまだソウゴの社会復帰を諦めてなかったのですね。
「それより、それ、何ですか?」無理やり話題を変えるツクヨミが健気です。大叔父の手にしていたものに興味を示す、ふりをすれば
「お? これね、年代物の写真機。はあ珍しいでしょう。また修理頼まれちゃってさあ。うち時計屋なんだけどねえ。」
クローズアップされる黒いカメラは確かに、古めかしい二眼レフ。アイレスフレックス、と筐体に刻まれています。
「そっか!」卒然と叫ぶソウゴ。

「写真スタジオ?」
高架下をくぐり、公園の遊歩道を歩むソウゴと黒ウォズ。
「うん。アナザーブレイド・栗原天音は、写真スタジオを狙ってたんだ。何か意味があると思ってさあ」
あたりです。始さんはカメラマン。

「ああ、始くんね。しばらくうちで働いてたよ」いきなり訪れたスタジオで、快く対応してくれる人が親切です。ゲイツ、ツクヨミに向かい、「いろんな撮影スタジオを転々としてたみたいだけど」
「やっぱり……ソウゴ、ビンゴじゃん!」目を輝かせるツクヨミ。それに頷き、
「それで、相川始が今どこにいるかわかるか?」とゲイツ。

王様の説教1

かれらからの電話を受けているソウゴ。背後の黒ウォズに目配せしつつ、
「わかった。じゃ、おれたちも向かうよ」
「栗原天音は自分を庇護してくれたカリスを忘れられずにいる」ついてくる黒ウォズ。「そんな弱さを敵につけ込まれた。困ったものだね、過去の関係をずっとひきずるとは」
「……」じっと黒ウォズを観察しているソウゴ。「それってウォズもゲイツもそうじゃん」
ピタリと足を止める黒ウォズ。戸惑いを隠せないその顔を、微笑み見返すソウゴ。

引き寄せられる運命

山中の簡素な小屋。軒先には椿。
思い出多いこの小屋の中では始が、物思いに沈んでいます。やはり頬に滲む血の色は、緑。
そこへ唐突に扉が開く音がして、
「天音ちゃん……」振り返り、驚く始。ドアには鍵をかけたほうがいいですよ。
「始さん。どうしてハカランダから出てったの。どうして、わたしを」
見つめ合う2人。答えない始にじれてか、小屋の中を見回す天音。テーブルの上に、何枚もの写真が散らばっています。
「あっ」歓声をあげ、その前にかがみ込む天音。「きれい……」
大自然を映し出した風景写真。花や動物。見入る天音も思わず笑顔になっています。
「この写真が、始さんが撮りたかった世界なんだ」
「これが、ほんとのおれなんだ」もう隠しておけない。立ち上がる始。「おれがずっとそばにいたら、天音ちゃんはほんとの天音ちゃんになれない……だから、おれは」

てっきりここでジョーカーになるんだと思いました。しかし。

「始!」外でよばわる声。出ていく始。
「……剣崎。どうしてここに」

見つめ合う2人を、横から眺めている白ウォズ。
「<剣崎一真、相川始のもとに現れ戦い始める>……」

「やはりおれたちは、戦う運命か」
「「変身!」」
ターンバックル。チェンジ。2体の獰猛な獣となり、相戦うブレイド、カリス。火花散る斬撃の連続に、怯える天音。
「やめて! 2人とも争わないで」
「天音ちゃん……」
「天音ちゃん?」
条件反射のように動きを止める2人。それを見て一旦は満足したような表情の天音ですが、
「それがむきだしの、きみの心だったか?」背後から近づいてくる白ウォズ。
「あたしが。……あたしが始さんを追いかけたのが間違いだった」
うつむく天音。2人には事情があったのに、何も知らない自分が。
「だが、もう遅い」
彼女の胸を、ちょんと指で突く白ウォズ。その瞬間、天音の姿は再び、アナザーブレイドへ。
「あああああああああっ!」
「天音ちゃん!」

王様の説教2

山小屋への道を、かけあがるゲイツ。
「ゲイツ!」そこへ追いついてきたソウゴと黒ウォズ。
「相川始はこの上だ」
3人で急な階段を登ろうとした時、目の前に白ウォズが立ちはだかります。
「我が救世主。……いや、もう救世主じゃない」
「……」無言でねめつけるゲイツ。

***

カメラは山中の、ブレイド、カリス、アナザーブレイドへ。
我を忘れブレイドにもカリスにも、メチャクチャな攻撃を仕掛けるアナザーブレイド。
ブレイドとアナザーブレイドが対峙して、いずれの力も消えないのが不思議です。

***

この悲劇を背景に、白ウォズがゲイツに語る声。
「きみは世界を救えない……」

ジョーカーは1人だけ

「ああっ!」
「!」
力任せにカリスに、ブレイドに加えられる斬撃。地に転がる2人のジョーカー。
「やめるんだ、天音ちゃん!」
「天音ちゃん!」
必死で名を呼ぶも、彼女の心には届きません。
「わたしは……あああああああああああああっ!」
絶叫とともにほとばしる凄まじい刃。悲鳴を上げ爆散するブレイドとカリス。そのまま武器ごと吹き飛ばされ、谷に落ちてきます。
変身を解かれた2人の前に、さらに詰め寄ってくるアナザーブレイド。
「あああああああっ!」
再度の斬撃……と思いきや、2人からジョーカーの力を吸い取るアナザーブレイド。その角が、緑に染まっています。
外形はブレイドのままでありながら、その胸にカリスの紋章を刻むアナザーブレイド!

この時、己の唇ににじむ血を手で拭い、その赤い色に驚愕する剣崎、始。
天音の方へ目をやれば、アナザーブレイドはその剣を天高く突き上げます。その雄叫びは、あたかも勝ち名乗りをあげるがごとく。
上空に渦巻く雲、雷鳴と稲光。
その中心に姿を現す呪いの石、モノリス。通称ねじれこんにゃく。

この世にアンデッドがたった1体となった時バトルファイトは終わり、勝者を頂点とする新たな世界秩序が訪れる。
しかしその1体がジョーカーであった時は――リセット、即ち世界が破滅する。
世界を救うには、ジョーカーたる相川始を倒すしかないと、すべての人が、当の始でさえ、思っていたあの時。
自らもジョーカーとなり、「たった1人の勝者」を残さない道を選んだ剣崎。それはかれがヒトとしての人生を捨て、孤独に悠久の時を彷徨い続けることを意味していました。
かれの自己犠牲を、それによって得られていた均衡を、打ち崩した白ウォズ。

王様の説教3

「ジョーカーの力が今、一つになった……バトルファイトは終わり、滅びが始まる」
絶句するゲイツ、黒ウォズ。
「2人とも先に行ってて」かれらを、静かに振り返るソウゴ。「おれが白ウォズと話す」
「なぜきみが」
「いいから行って」
「……わかった」ゲイツが言い、先に立って行きます。不承不承後に続く黒ウォズ。かれらを見送り、
「魔王、きみと話すことなどないよ」と微笑む白ウォズ。
「白ウォズはさ、白ウォズのめざす未来にしたかったんじゃないの」淡々と距離を詰めるソウゴ。「それが今は、世界を終わらせようとしてる……どして?」

木漏れ日の中、緑に染まる2人の姿が美しい。ソウゴは白ウォズに対してまで、臣を守る姿勢を示しているようです。

「はあ……」ため息をつく白ウォズ。しかし余裕を見せようとしても、それを上回る苛立ちが、不自然な動作に現れてしまいます。「わたしの望んだ未来は訪れない。ならば、未来など要らない」
絶望に黒く染まった瞳には、光がまったくありません。しかし
「諦めんなよ」軽い声音でそれをたしなめるソウゴ。
「?」
「勝手に未来を決めつけるなって言ってるんだ! 決められた未来なんてない。今を生きてるおれたちが創り出すのが未来なんだ」
「魔王」せせら笑う白ウォズ。「わかっているかな。わたしはきみの敵だよ」
「わかっているよ」さらに一段、階段をのぼるソウゴ。「だから、最後の最後までもがいて、おれたちを苦しめればいいじゃん」
「……、」
「おれは。おれたちは」言い直して微笑むソウゴ。「白ウォズに負けないように戦うからさ!」
呆れ返ったような表情の白ウォズ。

王の名のもとに

「あああああああ!」
頂上付近。すでに上空のモノリスからは無数のGが発生しています。駆けつけてあまりの光景に息を呑むゲイツ、黒ウォズ。
吸い取ったジョーカーの力は凄まじく、腕の一振りでそのゲイツらを弾き飛ばすアナザーブレイド。
 
「!」目はそのアナザーブレイドに向けたまま、起き上がろうともがくゲイツ。
「ゲイツくん」その横で、やはり起き上がろうとしている黒ウォズが声をかけます。「わたしを許せないのはわかる……しかし」
「今はそんな話をしている場合じゃないだろう」手をついて立ち上がろうとするも、うまくいきません。
「ああ。だが、これで世界が終わるかもしれないからね」

上空を埋め尽くす黒い色、それは雲ではなく、無数に発生し続けるG。

「だったら言わせろ……おれはお前が気に食わん!」
「だろうね」
「しかしいつまでも過去に拘る自分も気に食わん」ゲイツの引き締まった横顔。

「困ったものだね。過去の関係をずっと引きずるとは」あの時、あの自分の言葉に、
「それってウォズもゲイツもそうじゃん」と、怪訝そうに返したソウゴ。「ツクヨミに聞いたよ、昔のこと。けど、ウォズたちにとっては昔でも、おれにとっては未来だ。未来ならこれから変えられる」


「だから、ジオウと共に、まだ知らない未来を創るのも悪くない……やつと、おれたちとでな」ゲイツの言葉はまだ続いています。
ソウゴの発言を、ゲイツは聞いていないのに。このシンクロニシティ。聞いていて思わず口元に笑みを浮かべてしまう黒ウォズ。
「お前も見てみたくはないか?」
「確かに……」なんとか膝を励まし立ち上がる黒ウォズ。マフラーをさっと払い、「興味深くは、ある」
「取り敢えず、あいつを倒さないことには未来はない!」
ほぼ同時に掲げたウォッチ。
なにこれ熱い展開ですね(´;ω;`)

試金石

山の中腹。
「じゃおれ、行くね!」白ウォズの肩にぽんと手を置き、ゲイツたちの後を追おうとするソウゴ。
「待つんだ、魔王」振り返る白ウォズ。大きく陥落のため息をつき、「これを」
ジオウⅡとゲイツリバイブのウォッチを両手にすれば、またも起こる共振、描かれるトライアングル。その中心から一つ、新しいウォッチが形をなし、ソウゴの手の中へ。
「うぉ!?」驚くソウゴ。「すごいのでた!」
ジオウ、ゲイツ、ウォズ、3ライダーの意匠を併せ持つウォッチ。
「もし、これをきみが使えれば……わたしも認めよう」
「ん……ん? 何を」
「行け、魔王よ」
「うん」
さらに元のジオウⅡ、ゲイツリバイブウォッチも差し出し、駆けていくソウゴの背を見送る白ウォズ。

降臨

山頂近く。
「えあああっ!」アナザーブレイドの剣先は鋭く、危うく躱すのがせいぜいのゲイツ、ウォズ。倒れた2人へトドメをとふりかぶるアナザーブレイドに飛びつき、止めるジオウ。しかしそれでも刃が立たず、突き飛ばされ、ウォズの足元へ転がっていきます。
「! 我が魔王、」
「だよねーっ!」何とか起き上がるジオウ。「だったらこれで!」
立ち上がり、先程のウォッチを起動すると、<ジオウトリニティ>の声。昏い空の彼方にまばゆい星が光り、上空に満ちる闇を浄化していきます。

広がる青空を見上げるゲイツ。
「あれは」
「レグルス」

ジオウ・ゲイツ・ウォズ、3ライダーの光がウォッチの表面を3分割し、レグルスから照射される光がまず、地上のゲイツを捉えます。
「う!? 何」
続いてウォズも。
「わたしたちを……導いている?」
「はっ」さらにそのウォッチをベルトに装着するジオウ。と、
「うおっ!?」ゲイツの姿が光の中で腕時計に変わり、
「あ、」同じくゲイツも。2人の腕時計がそのまま黄金の光に取り囲まれたジオウの周囲を舞い飛びます。
「うわあああっ、何、何何何!」怯え慌てるジオウ。何だかすごい既視感があります。
ゲイツの腕時計は右肩を守る盾となり、ウォズは左肩へ。
「うおっ、おおおおおおおお!? えっ」
そしてジオウ自身の顔も、胸に走るベルトの上を、まるでレールの上を走る列車のように滑り降りてきて――。
「おっ、おれの顔ーっ!」
トリニティ。その下から新たなる顔が現れ周囲を取り巻く黄金の環はそのまま体表を彩る飾りとなり、腰に、胸に、レジェンドライダーから受け取った力が華やかな色彩となって示されています。
「……お? おう。あれ」
己の身体を見回すジオウ。ここにジオウトリニティ爆誕。

「「!」」
思いもよらぬ成り行きに目をむく剣崎、始。そこに立つ見知らぬライダーのごちゃごちゃ具合は電王の再来ではないでしょうか。

「なんかすごいことになっちゃったーっ!」頭を抱え叫ぶジオウトリニティ。
「な、なんだこれは!?」右腕が苛立たしげに振り回され、
「わたしたちが一つになるとは」と左肩の顔も感慨深げに語ります。
「うお! ゲイツもウォズもいるってこと!?」

インナーワールド。と今適当にわたしが名づけましたが、ジオウトリニティの意識を表す真っ暗な部屋。足元の文字盤の、12時を指す位置にソウゴが、そしてそれぞれれ3分の1ずつ文字盤を分け合う位置――4時にゲイツが、8時に黒ウォズが立っています。
微笑むソウゴ、
「どうなってんだ」とつぶやくゲイツ、そして
「取り敢えず、やらねば!」と突然熱血な黒ウォズ。針がその黒ウォズを指し、どうやら身体の指揮権がそれで移るらしく、黒ウォズと全く同じ動作で、
「祝え! どうやら3人のライダーの力が結集し、たぶん! 未来を創出する時の王者。その名も仮面ライダージオウトリニティ、きっと新たな歴史が創生された瞬間である」と自ら謳い上げるトリニティ。
「ね、それってほんとに祝ってる?」と声だけのソウゴが突っ込むのは、きっとやたぶんが多すぎるせい。

降魔調伏

針が自らの元へ戻ってきたのを、
「あちょっと」と几帳面に合わせるソウゴが時計屋の子っぽい。
「せいっ!」身構えれば、トリニティの身体も同様に身構え、アナザーブレイドめがけ突進していきます。「はっ! やあああっ!」
アナザーブレイドの剣を受けても身じろぎ一つなく、押しまくり叩き込み蹴り飛ばすトリニティ。アナザーブレイドがよろけたところへゲイツの斧、ウォズのスピアーをふるいます。
アナザーブレイドの反撃をかわし、
「はっ!」そのままジカンデスピアーを突き入れるトリニティ。
よろめき膝を屈するアナザーブレイド。とどめはサイキョウブレードです。
「ゲイツ、ウォズ、行くぞ!」
黄門様を思い出してしまってすみません。
「おう」
「ああ!」
フィニッシュタイム。三位一体の蹴りは3回ブースターがかかる感じ。着地かっこいい!
「ああああっ!」爆散するアナザーブレイド。

「「!」」思わず身を起こす剣崎、始。天音から転がりでたアナザーブレイドのウォッチが消え去り、それと共に残っていたモノリスもGも、完全に消え去ります。
浄化された青空に輝くレグルスの星。
変身を解き(そんな態勢だったんですね)、顔をみかわして笑う、ソウゴ、ゲイツ、黒ウォズ。

「天音ちゃん!」倒れたままの天音へ必死に駆け寄る始。「天音ちゃん」
「始さん……」起き上がる天音。「ごめんなさい」
無言で首を振る始。
「天音ちゃん。きみになにかあったら、おれはいつでも駆けつける」
いやもうジョーカーの力なくなったんなら、普通にカメラマンとしてハカランダに帰れるんじゃないでしょうか。
「わかってる。でも、わたしも自分の世界を探してみるから」
天音の自立宣言に微笑む始。

爆裂四散したアナザーブレイドのウォッチの横に、やはり落ちていた2つのウォッチを、拾い上げるソウゴ。
「それは?」目を留めるゲイツ。
「あんたたちの力だ」お取り込み中の始を避け、剣崎に差し出すソウゴ。
「きみが持っていてくれ。おれたちの力がそれに移ったんなら、ジョーカーの力も封印できたのかもな。おれもようやく未来へと勧める。始たちも」
天音を助け起こし、剣崎を見て微笑む始。微笑み返す剣崎。仲の良い3人を見て、思わずソウゴも笑みを浮かべます。この時もう黒ウォズはこの場を去っていますが気づいてない。

ウォズ

夕暮れの空に十字を描く、まばゆい一等星。
「今この日が、新しい<オーマの日>となったようだね」清々しくさえある表情で、海辺に立ちそれを見上げている白ウォズ。
「ああ……わたしもきみも、知らない歴史が始まる」応じたのは黒ウォズ。「<オーマの日>、わたしときみ、どちらかが存在しなくなる。だが、きみはきみ自身でなく、わたしを選んだ。なぜだ」
「わたしは」黒ウォズに振り返ることなく、ただ星を見つめている白ウォズ。「仲間を作れなかった。今のきみのようには」
「わたしに仲間が?」
「気に入ったよ、あの魔王――かれなら面白い未来を作れそうだ。大事にするんだね」
白ウォズの上にも、黒ウォズの上にも輝くレグルスの光。この白ウォズの言葉に、そうだろうと満足そうな黒ウォズの笑顔が、もう箱に入れてとっておきたいほど美しいのです。
「それと、スウォルツ氏には気をつけろ」直言する白ウォズ。「かれはきみたちが考えているより、底知れぬ野望を抱いている」
眉をひそめる黒ウォズ。
微笑み返す白ウォズ。その体表に電流が走り、像を結ぶ要素が解けていきます。
「時間が来たようだ。きみの未来が、闇に包まれぬことを祈る……」夕闇に消えていく白ウォズ。その小さな光がすべて空へ上り、消えていくのを最後まで見届ける黒ウォズ。

消したい未来

夜。
「黒ウォズどこへ行ったんだろうね」ゲイツと歩んでいるソウゴ。
「知るか」ぶっきらぼうにゲイツが答えた時、2人の前に物陰から現れる白いコート姿。海東です。
「うお!? また出た」
「待て、そのノートは」
ゲイツが見咎めた通り、海東の手にあるのは、白ウォズのノートパッド。
「おかげでこの世界のお宝は手に入れた。きみたちも、なかなかいいお宝を手に入れたようだね。祝電が届いているよ」
海東が道路脇に退けば、そこに現れるオーロラのカーテン。こちらに背を見せて立っているのはオーマジオウ。
「ブレイドウォッチを手に入れたか、若き日のわたしよ……」

息を呑むソウゴ。
「オーマジオウ……」怒りに声を震わせるゲイツ。

「……お前が手に入れていない力は、あと6つ」
宙に浮かぶ6つのウォッチ。その中心でアギトのウォッチが光ります。さらに響鬼、カブト、電王、キバ、ドライブ……」
「すべてのウォッチを集めるのが王への道。覇道へとつながる道標だ」
動けないソウゴで以下ジオウ。真魚ちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!Count 0ですよ諸君! そしてツクヨミの運命は。
今週の大きくなるまで待って。大きくなったら邪魔してもいいのかな。グリーン、ブラックもついに竜を手に入れますが、レッドとグリーンの間に謎のコンビネーションが生まれています。可愛い。
4/8追記。剣崎役・椿さんの演技プランについて深い考察Tweetを見かけたので貼らせていただきました。
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