FC2ブログ

LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

――また一緒に、ビール飲もうぜ。

木村さん(´;ω;`)
いやこのRIDER TIME、もちろんオリジナルキャストの皆さん6名様に注目して観ていたのですが、それ以外でもベルデに変身したこの木村さん、冒頭から妙に存在感があり、まだ学生っぽいインペラー石田の世話を焼いたり真司をなだめたりと大人っぽい落ち着きもあり(ベルデは大人ライダーなのです)、真司のことも好きだったようで、いいキャラでしたよね。
「龍騎」は遠慮会釈なくみんなが死んでいくお話なのでもちろん覚悟していたのですが、木村さんの死にはなにかちょっと、しんみりくるものがありました。

そして真司、 須賀貴匡さん。途中から完全に往時の真司に戻っていらして、ラストの青空を見上げる端正なあの顔、真司以外の何物でもなく、思わず総毛立つような。おれたちはまた出会う、会ったらまた喧嘩だろうがな……という下りにも輪廻転生を感じていたのですが。いや役者さんってすごいです。
引き続きセリフは起こしていません。ぜひビデオパスで御覧ください。これはもう名作としか言いようがない。ディスクが出たら絶対買います。そしてベッドシーン、なくても濃いな井上脚本……
致命傷を負い、喘ぎながら消えていく芝浦を、残虐に踏みにじるリュウガ。
続いては棒立ちになっていた木村に襲いかかり、
「死ね、おれのために」と告げます。今度こそミラーワールドから出て、現実に生きることができると嗤うリュウガを見て、変身する蓮。トリックベントで撹乱し、姿を消しますが――。

***

現実世界。アナザー龍騎の殺戮の後に現れ、人々の命をクリスタルに集めるフードの男。かれに気づき、
「サラはいつ蘇る」と問うタツヤ。
意識を取り戻さぬまま、涙を流す病室のサラ。

***

ミラーワールド。蓮の撹乱により逃げ延びてきたのですが、もう1人の真司に接し真司当人の身を案じたのか
「真司、どこだ……また一緒に飲もうぜ」とつぶやく瀕死の木村。ミラーモンスターがこれを見逃すわけもなく。
そして蓮。
真司の変貌に衝撃を受け、バイクで闇雲に街を疾走していた時、ふと記憶を取り戻すのです。
「おれ決めた、この戦いを止める!」 そう言っていた声の主が、誰であったかと。

相手を求め荒れ狂う浅倉。誰か連れてこい、それともお前が相手をするかと吾郎に八つ当たりしていた時、現れるもう1人の真司。
「遊んでやるよ、たっぷりとな」
「うれしいぜ、……ああ」
この王蛇は次郎さんですね。そこへ割り込んできたのはナイト。
「お前の出る幕じゃない。城戸の相手はおれがする」とスピアーを振りかざします。どちらでも構わんと上機嫌の王蛇に、「気づいているか浅倉? お前は死を望んでいる」
「何……?」
相手の動揺を突き、その場から排除するナイト! 背後から近づいてきたリュウガとおもむろに対峙します。

ナイトのファイナルベントを受け、致命傷を負った王蛇。そこに銃弾を浴びせる吾郎。北岡の代わりに浅倉を打とうと、記憶をなくした芝居をしながらこれまでチャンスを伺っていたのです。
変身し、剣を構えた王蛇に、武器というより兵器と呼ぶのがふさわしいものを持ち出すゾルダ。
「来い」
その砲撃を受け、しかし炎の中から走り出してくる王蛇。
相打ちとなり、ともに変身を解かれる2人。ここも往年の図の繰り返し。
「先生、やりました……」満足気に消えていく吾郎。

なぜか一度変身を解いている蓮ともう1人の真司。
「憶えているか。おれのなかで声が聞こえると……あれはお前の言葉だった」
「おれの中の真司に語りかけてるつもりか? 無駄だ」
「目を覚ませ城戸! さもなくば、おれが」
ここの戦い、いや今回のRIDER TIMEではずっとそうですが、「龍騎」本編よりカードの使い方が丁寧で、ゲームだという印象がとても強い。ゲームだからこそ残酷なのだと。アタックベント、アドベント、龍の力を使いこなすリュウガに対し、力負けするナイト。よろめくかれへ、とどめの一撃をと剣を振りかざしたリュウガが――。その時戸惑います。言うことをきかない腕。
「どういうことだ。まさかおれのなかの城戸がまだ」
「それがおれと城戸の絆だ!」立ち上がり反撃するナイト。
打ち崩され、倒れた瞬間、記憶を取り戻し、戦慄くリュウガ。変身を解いたその顔は、真司そのものに戻っています。
「……蓮?」
「城戸!」
やはり変身を解いた蓮に襲いかかる真司。真司はもういないと言い張り生身で剣を振りかざすかれに、応戦する蓮。

そしてまた、お祭り野郎が飛び込んできます!

生身のまま乱入してきた浅倉。驚く真司は、まさにその餌食にならんとし、
「城戸!」慌てた蓮はとっさに真司の背を引っ張り、自分が代わって前に出ます。先程吾郎の腹を貫いたその剣が、深々と蓮の胸へ。
崩れ落ちる蓮。そして、浅倉もとうとう、先程からのダメージがピークに達したのか、
「まだだ、もっと……」と叫びながら消えていきます。
「おい、蓮!」長身を助け起こす真司。
「は、やっぱりお前、記憶を取り戻していたな」
蓮を勝たせるために、もう1人の真司として芝居をしていたのです。
「前の戦いでは、お前が先に死んだ……今度は、生きろ」
「蓮!」
髪型も変わっているし、口元にはかつてなかった皺も刻まれ、間違いなく17年の月日はわたしたち同様経っているはずなのに、その声も表情も動きも、まさしく「龍騎」の真司のまま。 喜んで観ていましたが、考えてみれば役者さんって恐ろしい……

***

現実世界。
またもアナザー龍騎に打ちのめされるジオウ、ゲイツ。その背後にフードの男が現れ、クリスタルをかざせば、強引に生命力を吸い取られていきます。もがき苦しむジオウとゲイツ。
その背後にゆったりと歩み寄ってくるデニムの脚。
「やめろ」
戦いを好まない、誰より優しい人間でありながら、戦いを止めるという使命を以てアナザー龍騎に対峙する真司!

「戦いは終わり、あなたが勝ち残りました……」あの時、今にも泣きそうな顔で真司に告げた白い服の女、サラ。「でもまた戦いが始まる……止めてくれますか?」
最後の1人を現実世界に戻すとは、彼女自身の命を最後の1人に与えるという意味。
命を集めるゲームを、タツヤを止めてほしいと真司に託し、ごめんなさいと泣きながら消えていったサラ。


「サラさんは、サラさんはな」戦いながらアナザー龍騎に、サラの言葉を伝えようとする龍騎。
やがて龍騎の中にサラの魂があること、タツヤを止めるため、サラが己の命を龍騎に与えて自ら死を迎えたと知り、
「そんな……」と膝から崩れ落ちるアナザー龍騎。

「なぜ、邪魔をする……?」
そこへ歩み寄ってくるフードの男、弾き飛ばされ、変身を解かれる真司。
駆け寄ってきたソウゴが
「あっ、城戸真司!」と叫びますが、真司の目はゲイツに。
「蓮?」
このシリアスな場面で、<ゲイツが蓮に似ている(主にキャラと声が)>ネタをやってくれるとは思いませんでした。
しかし蓮のはずはなく、先日一酸化炭素中毒で苦しんでいたところを助けてくれた2人だと気づいた真司。
「これも宿命か。お前たち、力を貸してくれ!」

その時ソウゴらの持つブランクのウォッチに、それぞれ、龍騎、ナイトの力が宿ります。
「いける気がする!」
走り出てアナザー龍騎と対峙、変身する2人。それを見届け、立ち去っていく真司。

「頼みを聞いてほしい……確かめてくれ、幸せかどうか……」

耳に残る蓮の声。かれが戦いにかけた望みは、死の床にあった恋人、小川恵理を救うこと。ちょうど今回の、タツヤのように。
病院へ赴き、今は笑顔の優しい看護師として甲斐甲斐しく働く恵理の様子を見届ける真司。
まだ姓は小川のまま、そしてその指には、蓮の形見でもあるあの指輪が――。

ディケイドウォッチと龍騎のウォッチで戦うソウゴ、ナイトのウォッチで戦うゲイツ。
2人力を合わせタツヤの変身を解いたところで、フードの男がおもむろに変身します。圧倒的な力を有するかれ、仮面ライダーオーディンは、自分を倒すことなどありえない、戦いは永遠に繰り返されるのだとうそぶきますが、
「2つのウォッチを共に用いれば」と思いついたゲイツ、ソウゴによって打ち破られるのです。
「ゆい……」最愛の妹の名を呼び倒れるフードの男、神崎。

病院を出て、街を歩む真司。
金属音に振り向けば、鏡に映る自分が、こちらを観ています。
まともに見返し、そしてまた、前を向いて歩き出す真司。

「おれたち、また会えるよな? その時は」
「会ったところで、また喧嘩だろうがな」
「ああ。また、くだらない喧嘩しようぜ」
「くだらない喧嘩か……楽しそうだ」
苦笑しながら消えていった蓮。おれも言ったよな、会いたい男がいると。それはお前だった――。


見上げれば青空。いつの間にか手にあったカードを翳せば、風に巻き上げられていきます。きらきらと輝きながら天に昇っていくそのカードを、無言で見つめる真司。
ソウゴたちの戦いの場面にも「龍騎」の曲が使われてきて荘重な雰囲気の中にも切なさが五月雨撃ちで大変だったのですが、蓮の最期に際し、絶叫し動けない真司、そしてラストの、まるで永遠を垣間見たような表情の真司。
いや良いものを観ました。ありがとうございました。
関連記事

style="clap"














管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://maki555.blog88.fc2.com/tb.php/2460-32924f57

| ホーム |