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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

さすがはレジェンドライダーの中でも1、2を争う良識派(能力面では人間の領域を超え神を脅かさんとする非常識さですが人格としては)。
これまでに登場した中では最も先輩らしい振る舞いを見せてくれました、津上翔一!
タイムジャッカーの罠にはまり力を奪われた後も平常心で笑顔を見せ、料理を作り、周囲を励まし。淡々と「できることをする」人です。これに感化されたのか、それともソウゴの自信かわかりませんが、ジオウ側にもかなり、戦いぶりに余裕が出てきましたね。
大勢の敵を前に、「どちらが早いか?」とまるでゲームに興じるように、互いに競い合うゲイツとウォズ。
自分の過去に怯えるツクヨミに対し、彼女が必要な存在であることに過去など関係ないと、しっかり受け止めるソウゴ。
ツクヨミの過去も、そしてウォズのあちこちに顔が利くわけも、そもそもかれがかつて二重スパイをはたらいた理由も、まだまだ謎が解けていないのですが、かれらなら、どう転んでもたぶん大丈夫なんだろうと思ってしまいます。

アクション面ではアギトの神々しさ、無駄のない流れるような動きが往年を思わせて素晴らしいです!
ツクヨミふたたび

「ふっ!」廃倉庫。罠にかかった翔一アギトを取り囲む、何体ものアナザーアギト。「はっ! やあっ!」
とはいえ、端正な姿、無駄のない空手技、全く危なげのない翔一アギト。次々とフォームを変え、武器を変えて着実にアナザーアギトたちを倒していきます。青きストームフォームとなって薙刀を手にし、またフレイムフォームでは紅く燃え上がる火のようなセイバーを。
刃一閃、瞬時に消えていくアナザーアギト達。
アギトの雄姿に、思わず笑顔になるツクヨミが完璧に一般人です。

「?」その時、奇妙な感覚とともに、手にしていたファイズフォンを見失うツクヨミ。次の瞬間、そのファイズフォンがカチャ、という音とともに自分の頭に突きつけられたのを悟り、硬直します。

「はあっ!」
「そこまでよ!」
「む?」
鋭い女の声に暫時戦いを止め、振り返るアギトフレイムフォーム。背後には、オーラによって銃を頭に突きつけられているツクヨミ。
「――この女がどうなってもいいの?」
息を呑み立ちすくむアギト。隙を突き背中から蹴られ、倒れた拍子に元の金色に輝くグランドフォームへ戻ってしまいます。
「いい子だ」功労者をねぎらうウール。
「余計な手出しを……」唸るスウォルツにも、
「強がってないで。あんたがグズグズしてるからよ」と強気なオーラ。

「ツクヨミ!」そこへ、声とともに駆け込んでくるソウゴ、ゲイツ、ウォズ。
「わたしの勘があたったか」ため息をつくウォズ。
「あれは」指摘するゲイツ。「仮面ライダーアギト……」
全員が一斉にウォッチを掲げたところで、
「動かないで!」とさらに叫ぶオーラ。
同時にウールが、手近な制服アギトからウォッチを抜き取ります。微笑み、アギトの周囲の時を停めると、ブランクとなったそのウォッチを押し当てるウール。
たちまちアギトの力はウォッチの中に吸い取られ、変身を解かれてうずくまる翔一。

「ライドウォッチを作った!?」

人々が注目する中、生身の翔一めざし突進するまた別のアナザーアギト。
「……」翔一は身体に力が入らないのか、呆然と敵を見つめるのみ。
「危ない!」叫ぶツクヨミ。その時――。

時が停まります。
翔一を救おうとかけだしたソウゴ、ゲイツ。
驚くべき成り行きをどう解釈すべきかと考えているウォズ。
用の済んだアギトなどどうなってもいいと言いたげに微笑んだままのウール。
今しも翔一に襲いかかろうとするアナザーアギト、それを見つめる翔一。
ウール同様冷たい美貌に笑みをたたえるオーラ、背後で険しい顔のスウォルツ。
広い廃工場の隅々にまで届き、その場を支配する圧倒的な力。
ただ1人、自分のしたことに慄くツクヨミ本人を除いて。

預言者の時間

ということで固まったままのウォズに暗転が来て、途端に自由になるウォズ。
「この本によれば、めでたく高校を卒業した常磐ソウゴ、かれには魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。魔王としての力を手に入れるために、集めなければならないウォッチは、残り6つ」目を上げ、カメラをねめつけるウォズ。背後では大きな時計の針が時を刻んでいます。「だが、かれが今回手に入れるべきアギトの力は、今まさに敵に奪われようとしていた」
カチリ、針が合った時、OP。ここまでアバン2分あまり。

妨害

「「!」」時が解け、停まった際の勢いのまま、前につんのめるゲイツとソウゴ。ウォズは驚いたように周囲を見回しています。
信じがたいという表情のウールも。
「……何、今の」気味悪そうにつぶやくソウゴ。
はっとオーラを振り返るウール。
そのオーラも銃を取り落とし、
「誰が停めたの」
「いや」口を開くスウォルツ。言いながら彼女に目を向けます。「やはりお前は……」
慄くツクヨミ。

「こいつがなければ常磐ソウゴはオーマジオウの力を手に入れることはできないだろ」立ち直りの早いウール。手にしたアギトのウォッチを、傍らのアナザーアギトに埋め込みます。
と同時に、新王擁立の夢も潰え、ただソウゴの妨害に力を移さざるを得ない、タイムジャッカーたちの現時点での立ち位置を解説します。
「うおおお……おお……」完全体のアギトとなったその姿を、一瞬、呆然と見つめるソウゴたち。
「アギトに?」不思議なことはさんざん体験したであろう翔一も思わずつぶやきます。
「危ない」駆け出していくアギト。その前に立っていたソウゴを、後ろに引くウォズ。
「あいつはぼくが使う」スウォルツに宣言し、笑顔で後を追っていくウール。
「お手並み拝見と行こう」オーラとともに別の出口からその場を去ろうとするスウォルツ。
「待って!」その背に虚しく叫ぶツクヨミ。「あなたは何を知っているの? あたしのことを……」

こめる想い

「いただきまーす!」
クジゴジ堂食堂。テーブル上のさば味噌定食から、一口分さばの身を箸でとる翔一。口に入れ、咀嚼しながらうまそうに目を伏せます。
「緊張するなあ。プロのシェフのお眼鏡にかなうかな」その傍らに、給仕のように佇む大叔父。
かなりの時間をかけその一口を咀嚼し、ごくりと飲み下す翔一。
「うん……おいしい!」
ハレルヤ。天にも昇る心地の大叔父。
「シンプルだけど、奥深い!」なおも言葉を続けている翔一。
「ほんとですか! いやあ」笑み崩れる大叔父。
「そうだ、こんどうちの店にも遊びに来てくださいよ。腕ふるいますから」
「ぜひ! あっははは」うれしそうにソウゴに振り向く大叔父。「プロのシェフに、褒められちゃった♡ スカウトされちゃうかも」
ニコニコ聴いていたソウゴがえ、と顔をしかめます。
「でもね、ぼくはこう見えて、時計屋としてのプライドがあるんだ。すみません」翔一に頭を下げる大叔父。「スカウトに関しては、ちょっと考えさせてください!」
考えるのかよ。そのまま厨房へ去っていく大叔父。
「えっ?」もう一度声に出し、振り返るソウゴ。

「きみは」改めてそのソウゴに語りかける翔一。「王様になるために、あの時計が必要だったんだね」
「うん。最高最善の魔王になるために。どうしても」
「ごめん」口を引き結ぶ翔一。「ライダーの力、っていうの、盗られちゃった」
押し黙ったまま、背後のソファでこの会話を聞いているウォズ、ゲイツ。傍らに佇むツクヨミ。
「ごめんなさい。あたしのせいで……」
「大丈夫」落胆の表情を消しながら、ソウゴがツクヨミに微笑みます。ゲイツの肩をぽんと叩くソウゴ。促され立ち上がるゲイツと肩を並べ、「おれたちが必ず取り戻す」

最近ソウゴが男前だと思いませんか? しかしそれでも浮かぬ顔のツクヨミ。

「……あっ、そういえば、さっきスウォルツに何聞こうとしてたの」
「ツクヨミの過去に関係があるのか」
「放っておいて」
「えっ」
この一連の流れの、ツクヨミの表情の変化。いきなりの拒絶の言葉にゲイツも驚きますが、一番驚いたのはツクヨミ自身だったのでしょう。踵を返し小走りに出ていくツクヨミ。
「ツクヨミ?」一歩進み出て呼ぶソウゴですが、答えるのは彼女のカツカツという硬い靴音だけ。

疑念

屋上。硬い表情で下を見下ろすスウォルツの背後に、カツカツと歩み寄ってくるのはオーラ。
「さっき時間を停めたのはあの女?」

ツクヨミが翔一に向かって危ないと叫んだ、その瞬間、すべては静止した――。

「……あの女もタイムジャッカーってこと?」
しかし答えず、下界を見つめたままのスウォルツの横顔。

***

「あんなにソウゴを責めてたのに」そしてまた違う高みから、世界を見下ろしているツクヨミ。ここの場面転換は昨晩観た「ラスト・エンペラー」みたいでちょっと好きでした。「わたしにも時間を操る力があったなんて……」
握りしめる手。
上空からの絵で、彼女が小高い丘の上の、小さな見晴らし台にうずくまっていることがわかります。

***

「やっぱり、あれはツクヨミが時間を停めたのかな」
どこかの児童公園に移動している男子組。今どき珍しく遊具が多いですね。翔一もちょこんとしゃがんで参加しています。
「間違いない。本人もよくわかってないようだが」ソウゴの疑問に物憂げに応じるウォズ。
「どういうことだ」にらみつけるゲイツ。
「……彼女の失われた記憶に関係しているのかもしれない」
「記憶かあ」シリアスな空気を吹き飛ばすように、立ち上がり伸びをする翔一。ソウゴに近づき、「心配?」
「そりゃあ」つられて笑顔になるソウゴ。「今まで一緒に戦ってきた仲間だから」
「じゃあこれからも、一緒にいてあげればいいよ。過去より、君たちがいる未来のほうが、彼女にとって大切なんじゃないかな」
ソウゴ、ゲイツ、ウォズ、3人がそれぞれにその言葉を噛み締めている時、スマホのコール音。
「失礼」1~2歩離れながら、通話の操作をする翔一。「もしもし!」

「よかったあ」安堵の声は尾室。「やっぱり津上さんじゃないんですね」
「どういうこと」
「あっ、アギトが街で暴れてるんです!」G3出動の様子をモニターで観ながら電話していたようです。

しかし自分にはもう力がない――助けに行くと言えないまま、通話を終えた翔一の前に進み出るソウゴ。
「おれたちが行くよ。アギトの力を取り返す」
うんと頷く翔一。
「じゃ、彼女はおれにまかせて」
「頼むぞ」
散開する3人。1人この場に残っているのはウォズです。
「まさか……ツクヨミくんが」

奪還1

よく見かける広場。一般市民に襲いかかリ、増殖するアナザーアギト達。その様を微笑みつつ見守るウール。
駆けつけてきたソウゴ、ゲイツがジオウⅡ、ゲイツリバイブでライドオンタイム。
「大丈夫ですか!?」しかし、救ったつもりの市民が実は手遅れで、アナザーアギトとなって反撃してくる様はゾンビ映画のようです。
「たあっ!」
「ふん」構わず電動ノコで蹴散らし、身の自由を確保すると、残る敵に向けジオウサイキョウ魔王斬り!
しかし一掃しても、振り払っても、また新たなアナザーアギトたちが、どこからかこの広場に集まってきてかれらを取り巻きます。
「きりがないっ!」消耗する2人。

「いいじゃんこれ。もっとペース上げてみよ」高みから、自分の作り出したアギトとともにその様を見下ろしているウール。それに気づき、未来予知するジオウⅡ。
しかし見えたものは――どこまでも増殖し続けるアナザーアギト。
「ゲイツ、まずい! このままじゃおれたちにも片づけられない数になる! こんな時に……」
「ウォズは、どこ行った!?」

時間停止の力

どこかの倉庫街を歩むウォズ。
「お前か。何の用だ」その行く手に、スウォルツがいます。
「ツクヨミくんのことさ。きみは彼女をタイムジャッカーにしようとしているのかい」
「おれは何もしていない」腕組みしたまま首を振るスウォルツ。
「それはおかしい。本来、時間を操る能力はきみにしか与えられていないはずだからね」
冬映画では「電王」が登場しましたがどう整合性をとるのかな?
「その通りだ」愉快そうに答えるスウォルツ。
「きみがツクヨミくんに力をわけ与えていないとしたら……」対して、顔を曇らせるウォズ。
「あの女が、おれと同じだということになるな。ふっ」
「馬鹿な。彼女があの……?」

展望台。まだここにいたツクヨミ。
「ほんとうのあたしは、誰……?」
その背後から、階段を駆け上がってきたのは翔一です。
「やあ」
「津上さん?」

レストランアギト。コックコートに着替えた翔一。屈み込み、オーブンから何かを取り出しています。
「はいはいはいはい、お待たせしました」
客席までコック自ら皿を運びます。
「どうぞ。おれの、料理!」
「津上さんの?」顔を上げ、目を丸くするツクヨミ。
レストランアギト探索のことを知らないままだった彼女は、ここで初めて翔一の職業を知ったのですね。しかしこの何気ない問いに、
「あっ、それほんとは、違うんだよね。本当の名前は」とカミングアウトを始める翔一。咳払いして、「沢木、哲也」
「えっ」

後にアギトとなった青年、沢木哲也は、海難事故の影響で記憶喪失となったのですが、その際、姉・雪菜が津上翔一という人物に宛てて書いた手紙を、直接津上に渡すべくポケットに入れていたのが災いし、警察も周囲の人々も皆、かれ自身がイコール津上翔一であると勘違いしていたのです。
このため、ほんとうの津上翔一自身は作中、沢木哲也と名乗っていました。
そういえばフランスに行ってましたがパスポートはどうしたのかな。本来の戸籍の復活をせずに翔一で戸籍を新しくつくったのでしょうか。それとも通名として翔一名を使い続けているだけなのか。

「おれも、記憶をなくしたことがあったんだ。そして、気づいたら、すごい力を手に入れてた」
「それで、どうしたんですか」
「一生懸命暮らしてたかな。野菜つくったり。料理したり」
「おかしいでしょ」話しかけてくる真魚。「今とぜんぜん変わんない」
「だって」エプロンを解き、コックコートを脱ぎ始めている翔一。「記憶とか力とか、あってもなくても。おれは、おれだから」
虚をつかれた表情のツクヨミ。
「きみだって、そうやって生きてきたんじゃないの?」
「あたしは……」
「ほらほら!」手を叩く翔一。「冷めないうちに食べて? ほら」
恐る恐る一口、口に入れるツクヨミ。
「おいしい……」
「その笑顔」Tシャツ姿になった翔一が、ツクヨミの正面に座り、覗き込んできます。「みんなにも、見せてあげてよ」
「みんな?」
「うん。きみのおいしそうな顔が見たくて、料理を作ってくれる人がいるじゃない。あの仲間たちだって、きみがきみでいるから、仲間になったんだよ」
「あたしが……あたしでいるから……」

帰還

「はあっ!」
ジオウサイキョウ一閃で、殲滅されるアナザーアギトの1団。流石に力尽き、変身を解くソウゴとゲイツ。その背後に、ツクヨミが駆けつけてきます。
「ツクヨミ」
「……ごめんなさい。あたし、」
「あのさ、ツクヨミ」思いつめた表情のツクヨミの、言葉を塞ぐように覆いかぶせてくるソウゴ。「ツクヨミは、世界をよくしたいって思って、戦ってきたんでしょ? それでこの時代に来た」
「うん」
「おれも少しでも世界をよくしたい。だからおれは王様になる。ツクヨミや、ゲイツやウォズがいるからこそ、最高最善の魔王になれる……そう思うんだ」

晴れ晴れとした顔と、幼子に語りかけるような声。小柄なソウゴですが、最近とても包容力を感じます。王様っぽい。

「うん」緊張の解けたようなツクヨミの表情。「あたしも世界をよくしたい。過去に何があっても、あたしがほんとうは誰でも関係ない。だって、……あたしはあたしだから」
にっこり微笑むソウゴ、やれやれとため息をつくようなゲイツ。
「おかえり。ツクヨミ」
この言葉に迎えられ安心したツクヨミの笑顔がめちゃくちゃかわいい!

「……さて、そろそろ行かなきゃ」
「我が魔王」その時ひょっこり顔を出すウォズ。「アギトとは戦わないほうがいい。これは罠だ」
「どういうことだ」問うゲイツ。
「1人が目覚めれば、次々目覚めるのがアギトの力だ。ウールは、きみでも倒しきれないほどのアナザーアギトを作り出して待ち受けている。スウォルツからそう聞いた」

始祖たるアギトの雄叫び。
それに反応した一般人がアナザーアギトとなり、さっきまでの恋人に、友人に襲いかかる。襲われた者もまたアナザーアギトとなる……それはジオウⅡの予測した未来と一致します。

「でも、何でスウォルツはあなたに教えるの」核心を突くツクヨミ。
「貴様。また二重スパイとして立ち」回ろうとしていたのか、と問い詰めかけたゲイツを、止めるソウゴの手。
「罠でもいいさ。それは既におれが予知した未来だ。それに……戦わなきゃアギトの力は取り戻せない。だろ?」
ゲイツの顔には、このソウゴへの賛意がありありと浮かんでいます。ツクヨミも。だろ、と問われてやはりそう答えるか、という顔をしているウォズ。
「敵の居場所もわかってる。……行くよ」

走り出すソウゴ、迷わず同行するゲイツ。後を追おうとして、足を止めるツクヨミ。その場に佇むウォズを振り返ります。

「いや」弱気を振り払うように首を振り、かれらに続くウォズ。

奪還2

またしてもアナザーアギトに埋め尽くされている広場。完全に撮り方がゾンビ映画。
やってきたソウゴ、ゲイツ、ウォズもうんざりした表情です。
「なんて数だ」
「これほどとは」
「きみたちが倒しても倒しても……何度でも生み出せるよ♡」アギトの肩に体を預けるようにして微笑むウール。やっぱり背が伸びていませんか。
「でもそれって」不敵なソウゴ。「きみにアギトの力があるからだよね?」ジオウⅡのウォッチを示すソウゴ。
「……?」
「それをおれたちが取り戻せばいいだけの話だ」ゲイツリバイブの砂時計を掲げるゲイツ。フューチャリングキカイとなるウォズ。
「「「変身!」」」
3者それぞれ、力強く群がる敵を薙ぎ払っていきます。ただ、ゲイツリバイブは剛烈、ウォズはキカイと、どちらも格闘型。これではやはり、きりがありません。
戦いの中、背中合わせとなるウォズとゲイツ。
「ウォズ。お前のシノビとおれの疾風、どちらが早いか勝負してみるか」
「ふっ、……面白い」
換装とともに散開していく2人。ただでさえアナザーアギトたちは、ゾンビ映画よろしくよろよろしていますので、こうなると全く敵ではなくなります。その天使の羽で宙を舞い、幾千もの刃の雨を降らせるゲイツ。無数に分身し、一撃必殺の剣を用いるウォズ。
互いにどうだと言わんばかりに顔を見合っていてかわいい。

一方のジオウⅡはアギトとの一騎打ちをもくろんでいます。
「アギトの力を返してもらうっ!」
「返せって。きみたちの力じゃないじゃないか」思わず抗議するウールが尤もです。が。

「きみの力でもないよね?」

やおら発砲してくるG3。その声は翔一です。
実は翔一は、警察によるアギト刈りのさなか、アンノウン対策が先決だという小沢にスカウトされ、アギトでありながらその力を隠し、G3装着者として戦っていた過去もある(だから尾室と面識がある)ので、これは昔取った杵柄。
「えっ?」思わず振り返るジオウⅡに、
「きみはアギトを!」と叫び、アナザーアギトを引き受ける翔一G3。
「わかった!」
錫杖を振りかざすアギト・グランドフォーム。それを双剣でガッチリと受け止めるジオウⅡ。
「うお!」
しかし多勢に無勢、死角から襲いかかられ、地を転がる翔一G3から、ヘルメット等の外殻がはずれ落ちます。
「……あれは」
「津上翔一だったのか」
遠間から漸く気づいたゲイツ、ウォズですがなんともできません。
「っこのお!」必死で対抗する翔一。
「津上さんっ!」駆けつけたツクヨミは、迷いつつも時間停止の力を行使します。
周囲で凍りついたように静止するアナザーアギトたちを、不思議そうに見回す翔一。そこへウォズらも駆けつけ、アナザーアギト達を片づけていきます。
「ありがとう!」誰よりもまずツクヨミに、礼を言う翔一がわかっています。
そしてツクヨミも、どんどん力を使いこなしてきている感じですよね。これは戦力になりそう……

奪還3

「つぁっ!」ほんの鼻先をかすめていく相手の槍を、危うく剣で受け止め、突き放し、生じた隙を切り崩していくジオウⅡ。まるで剣豪小説のようです。たまらず転がりながら、アギトのウォッチを落としてしまうアナザーアギト。
拾い上げ、
「これを!」と翔一に投げるジオウⅡ。「ほっ!」
G3の鎧の脱げた(脱いだ?)翔一はとっさに受け止めますが、何をどうすればいいか、見当もつきません。
「ほら。ポチッと! ポチッと!」戦いながらスイッチを入れろと叫ぶジオウⅡ。
翔一がスイッチボタンを押すと、たちまちアギトの金色の力がその全身を覆います。腰に出現するオルタリング。
「変身!」
出現したアギトが、広場を見回す、この撮り方好きです。

「ねえっ! おれたちも行くよ!」前回から強引にトリニティになるスタイルのソウゴ。取り出したウォッチを新たに装填すれば、
「ひれ伏せ!」と晴れがましく始めるウォズ。「我こそは仮面ライダージオウ・トリニティ。大魔王たるジオウとその家臣、ゲイツ、ウォズ、三位一体となって未来を創出する時の王者である」
「いい加減はずかしいから止めろ!」
「いいでしょう。うるさいな右肩」
「誰が右肩だ!」
外面中央に飛び込んできてアナザーアギトを1体倒した翔一アギトがツクヨミに振り返ります。
「ほんとうに面白いね、きみの仲間!」
「……いつもやってるわけじゃないんですけど……」
「おれも負けられないな!」腰に手を当て、気合を込めれば元祖てんこ盛り、グランド、ストーム、フレイム、3フォーム一体となったトリニティフォームの出現です。
「これは……っ、言わねばなるまいっ!」そしてやる気に燃える左肩・ウォズ!
「あっと」
「おい!」
抗議の声も無視して進み出ます。
「祝え!」
「ん?」
「ジオウ・トリニティと、アギトトリニティフォーム……」
目を伏せ深いため息をつくツクヨミ。
「……三位一体と、三位一体。合わせて六位一体の力が」
「もういいから!」たまらず声を上げるソウゴ。「とにかく、これならいける気がする!」
インナーワールド。その背後を交差して前に出てくるゲイツ、ウォズの無駄にかっこいい動き!
「行くぞ!」
薙刀、剣、格闘、複数の力を組み合わせ敵を薙ぎ払うアギトトリニティフォーム。そして、敵の腹に刺した剣にウォッチを装着してのジオウサイキョウケンを振るうジオウ・トリニティ。
熱い友情とか絶体絶命とかの盛り上がりはないのですがとにかく華やかです。両者顔を見合わせて頷き、フィニッシュタイム。
必殺のキックで(今回の)始祖たるアナザーアギトを打倒しました(ていうかこのアナザーアギト、自分からライダーシュート受けに行ってないか?)。「!」悔しげにその場を立ち去るウール。
炎の海の中から立ち上がり、ツクヨミを振り返って微笑むジオウ・トリニティ。
笑顔で応じるツクヨミの言葉は、唇の動きだけで届きません……

預言者の時間

戦いの後。空港に近い、運河の道。夕日の中、無言で突き出されたアギトのウォッチを、ためらいつつ受け取るソウゴの手。
「いいのか?」と、代わりにゲイツが問うています。
「王様になってよ。王様って人、おれ会ったことないから、さ」
ぽんと肩を叩かれ、微笑むソウゴ。
「ありがと」
うんと頷き、キャリーケースを引いて立ち去ろうとする翔一。
「あの!」その後を追うツクヨミ。「あたし。どんな過去でも、ちゃんと受け止めてみせます」
「おれも」足を止める翔一。「新しい料理作って、待ってるよ」

その背中をうっとりと見送るツクヨミ、並びたち、彼女の顔をにやにやと覗き込むソウゴ、ゲイツ。

「……かくして」3人から少し離れた位置で、カメラを振り返るウォズ。「我々4人は再びひとつとなった……だが、また新たな秘密が生まれました。このことはまだ、わたしの胸にとどめておくことにしましょう。そして、残るウォッチは、あと5つ」
鈴の音のよう清浄な響き、躍動する紫と、画面いっぱいに広がる筆文字。次なる登場は仮面ライダー、響鬼。予告では桐矢京介が響鬼さんを襲名している模様でびっくりです。
そして演じる中村優一さん(電王のゼロノス・桜井侑斗のほうが有名ですが京介変身体のほうが先だった)がもう31歳! あの頃おっさんライダーと呼ばれた響鬼・細川茂樹さんと同じ年だなんてとめまいがしそうです。顔が、変わって、ない。
同日追記。津上翔一役、賀集利樹さんご結婚のニュースが飛び込んできました。
「祝え!」
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