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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。


観てきました。
と言っても、まだ封切られたばかりですので、ここではとりあえず、これは言ってもいいだろうというのだけ。

上映時間はほぼ3時間。長いです。
とはいえわたしは長いと感じなかったのですが、劇場ではやたら他の客がトイレに立つんですよね。なんでだろうと不審に思っていたのですが終わってみたら3時間。近い体質の方は心して行かれたほうがいいと思います。
1分1秒目を離すのも惜しい映画です。

②キャプテン・アメリカは「シビル・ウォー」以来逃亡生活で蓄えたひげをそります。あと、スパイディーのピンチを見て
「クイーンズの坊やが!」みたいなことも口走る。
というように、くだらないことから重要なことまで、前回の「インフィニティ・ウォー」もそうでしたが過去のシリーズ作での伏線を回収したりセルフパロディしたりの大忙しですので復習をしておくべきでしょう。同行者は「ブラック・パンサー」も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も観てなかったので作中のピーター・パーカーのように、時々
「誰この人」状態になっていました。

③「インフィニティ・ウォー」でサノスによって消滅してしまったスパイダーマンも復活。
上映直前にも「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」の予告をやっていたのですぐわかりますよね。1番上に貼った動画でも、2分前後のところで司会者とトム・ホランドが
「スパイダーマン、そういえば映画を撮ってるんだって?」
「はい、ファー・フロム・ホームっていう」
「でもきみ、確かインフィニティ・ウォーで消え……」
みたいな会話をしています。

折りたたみ以降はネタバレていますのでご注意ください。

あらすじ

本作は、「インフィニティ・ウォー」と対になり、前後編として1つの物語を紡ぐ作品。
宇宙にはいつからとはっきり言えないほどの遠い昔から、インフィニティ・ストーンと呼ばれる不思議な石が点在しており、それをすべて得た者は、途方もない力を有することになる――指をぱちんと1度鳴らすだけで、その星の人口の半分を瞬時に消すほどの。
今回のヴィラン、サノスはインフィニティ・ストーンを1つ1つ集め、地球の、星としての寿命を延ばすため、何十億もの人間を消すという荒療治を試みます(ついでに人間以外の動物も半数にされてしまいます)。
アベンジャーズがこれを知り、なんとか妨害しようとするのが「インフィニティ・ウォー」。しかしサノスはやり遂げてしまい、
・宇宙空間まで敵を追っていったアイアンマンとスパイダーマンも
・ワカンダの卓越した科学文明を背景にアベンジャーズを総動員し迎え撃とうとしたキャプテン・アメリカも
・かれらアベンジャーズと共闘するガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも
等しく仲間の半数を失うという苦い敗北を喫します。

あれから5年――。主のいないままどこかの倉庫に押し込められていた車のダッシュボードの上を、たまたまネズミが走ったことで、量子の世界を彷徨っていたあの男が呼び戻されます。
量子の世界では5年も5時間ほどにしか感じなかったというアントマン/スコット・ラングの浦島体験から、
「時間を操作し、サノスに先んじてインフィニティ・ストーンを集めれば失われた人々を呼び戻す“魔法”が使えるのでは」と考え始めるキャップ/スティーブ・ロジャースたち。
この間、愛妻ペッパーとの間に一子を設けていたアイアンマン/トニー・スタークは
「危険は冒せない」という理由から協力を断りますが、かれとしても自分がスカウトしたスパイダーマン/若きピーター・パーカーの消滅には、強い責任と悔恨を感じるのです。

復習が必要な理由

で、このインフィニティ・ストーンというのは、大半が本シリーズの過去作に登場しているものだったりします。
当然、時間旅行によって石を収集しようとすれば、親やかつての恋人といったゆかりある人々と再会したり、かつての自分自身と衝突することになり――それぞれのドラマ。再びの友情。愛しい思い出。忘れがたい、崇高な死。そしてアメリカのケツ。

物語の大部分を占めるこの石探しパートは、過去作を観ていればそれだけ味わいが深まるしかけ。
もちろん、知らなくても楽しめる要素がちゃんと用意されていますけど。

たとえばわたしは、
「過去を改変すれば現在に影響がある」という考えを前提に
「自分はタイムトラベル三原則を心得ているから大丈夫」と言うスコットに対し、呆れたハルク/ブルース・バナーが
「何でみんなそんなでたらめを信じてるんだ。現在から過去に戻れば、その過去は君たちにとって『未来』に、現在は『過去』になる。未来をいくら変えても過去には影響しないだろ? だから、タイムトラベルで過去に何をしても、今の時間軸にはほとんど影響しない」と説明する部分が興味深かったです。スコットと一緒に
「え? じゃ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は嘘なの?」と思ってました。ていうか「仮面ライダージオウ」をどうしてくれるのですか。
尤もこう考えないと有名な「親殺しのパラドックス」は解決しませんよね。

また、ブルースが同じアベンジャーズ仲間であるドクター・ストレンジ/スティーブン・ストレンジの元へ、かれが元々持っていた<時の石>を渡すよう話しに行ったときのエピソードも。
しかしこの時、石を保持していたのはエンシェント・ワン。彼女は
「未来から来たあなたにこの石を渡せば(過去を改変すれば)それを分岐として別の時間軸が発生する。(<時の石>を持たないその時間軸において、)何万人もの人々が苦しむことになる。そんなことはできない」とブルースの頼みを拒絶します。彼女の激しい攻撃に、たまらず
「しかしドクター・ストレンジはサノスに渡したのに?」と口走るブルース。するとエンシェント・ワンも、
「未来を見通せるドクター・ストレンジが? 人類の半数が消えるとわかっていて自分から石を渡したと?」と驚きます。
確かに彼女の疑問は尤もです。この謎の答えは――?

この他にもまだまだ、サスペンスフルな仕掛けが用意されています。
結果的にアベンジャーズは、現在を変えずに過去に手を入れることに成功しますが、より不幸な別の時間軸も確実にどこかに存在するのだろうな……

アクション面での見どころ

全ヒーローそれぞれに万遍なく花を持たせる構成なので全部といえば全部なのですが、キャップがソーから<ムジョルニア>を受け取り、これを用いてサノスと戦うシーンが一番わたしの中で盛り上がりました。ソーが
「お前なら使えると思った」的なことを言うのもよかった。
あと、キャップはサノスの大剣をがんがん振る舞われて必死に盾で防ぐのですが、その盾がだんだんぼろぼろになっていくのもよかった。これ、仲直りの時にトニーから渡された大事な盾なのですよね。

キャプテン・マーベルは強すぎて、彼女1人いれば解決じゃないかと思ってしまうので(そのためか「宇宙には他にも星がある」とお話の殆どには関与せず)、単独映画ならともかくアベンジャーズシリーズに組み入れるのはどうかなあと感じてしまいました。

終盤の最終決戦、絶体絶命! というところで増援されるのもタイミングが素晴らしすぎてぞくぞくしました。
あと、ドクター・ストレンジがらみで、チベットのお坊さん風の人々が最終戦争に参加してるのを見るとどうしても「デビルマン」(漫画の方)を思い出してしまいますね。

復活スパイディがお姉さま軍団に守られるのもよかったです。

ホークアイVSブラック・ウィドウ、ただの人間同士の死闘も、そうなった理由と結果は伏せますが、圧巻でした。

建物が壊れ、瓦礫に押しつぶされそうになる仲間を、とっさに小さくなって自由を確保したアントマンが救う流れもよかった。

そして真田広之さん! 短いシーンでしたがさすがの剣殺陣、めちゃくちゃかっこよかったです! 正直ホークアイより強そうでした。

シリーズ最終作

今後もスパイディとかブラック・ウィドウとか、各ヒーロー単独映画はあるようなのですが、アベンジャーズシリーズは本作でおしまい。
サノスの魔法によって消えた人は蘇りましたが、それ以外の理由で亡くなった人は復活しませんので(ブルースたちが過去改変のインパクトを最小にしようとしたため)、手放しで喜べるハッピーエンドではありません。トニー・スターク、スティーブ・ロジャースそれぞれの選択をしみじみ噛み締めつつ、「大河ドラマ」とか「一大叙事詩」みたいな言葉があたまに浮かびます。
すごいものを観た、という感想です。
様々に魅力的なヒーローが登場する本シリーズですが、通して観て、自分の好みではないものの、やはりアベンジャーズの主人公はトニーとスティーブ、この2人でしたね。バッキーは、あれ絶対、スティーブとの離別を予期していたなと感じます。
トニーに関しては、すべてが始まったこの一言で締めくくるのも心憎いですね。



なおピーター・パーカーは戦いのあと高校に戻るシーンが描かれていますが、5年経ってまた高校生って辛いなあ。
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