FC2ブログ

LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

――そして、お前がお前であるために。

壮大な語り口で締めくくられた今回。
夢を語れとゆあに迫る片翼の天使=不破さんが熱くて、誰が主人公かと呆然となりますが、ラストは或人も決意の表情で決めてくれました。
野に下った或人が、これからはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

photo-1581010864434-6ff1a9a2867e.jpg
Photo by Kayla Koss on Unsplash

今回不破さんが一人動物園かという勢いで暴れまわりますが、ランペイジとは直訳で凶暴な行動、すなわち「アバレ」なんですね。いや強かった。びっくりするほど強かった。



不破とゆあ

「AIMSだ! 全員下がれ!」
空砲を撃ち、野次馬やテレビカメラを追い払ってくれた不破によって、窮地から逃れることのできたゼロワン。しかしその後の展開は、実に意表を突くものでした。
なんと不破にまで、MCチェケラを破壊しろと命令するサウザー。馬鹿なと一蹴した不破から、突然
「承知」と冷徹な少年の声が聞こえたことに、誰よりも驚愕するゆあ。

ここからしばらく、主人公そっちのけのドラマが展開します。
不破に埋め込まれたチップは、滅亡迅雷.net最後の1人、亡のものであり、亡とは天津に絶対の忠誠を誓いなおかつアークとの連絡を司る存在。
「おかしいと思わなかったかね?」
滅亡迅雷.netが自分たちのために作った武器を、人の身でありながら使いこなした不破。
「お前に使えるはずがない……!」そして誕生したアサルトウルフに、あの時、ショックを受けたように叫んだ迅。
このできごとによって迅にその正体が知られ、ハッキングされ、亡のAIが不破の行動を御するようになったわけですが、それは天津にとっても好都合であり、社長命令に従う亡を通じ、不破を飼い犬のごとく用いることができるようになったというわけです。

怒り、吠え、葛藤する不破。しかしそうしながら、ゆあの不自然な行動がやっと理解できたと、いたわるような素振りを見せる彼女に語りかけます。
「わたしは道具じゃない。わたしは自分の意志で」しかし自分は不破とは違うのだと、頑なに言い張るゆあ。その頬に流れる赤い光が涙のようです。

イズ

雨の中、ビラ配りをするイズのレインコート(ちゃんとグリーン)姿が可愛いです。
ヒューマギアだから要らないのではという気はしないでもないけど可愛ければいいのです。

不破と或人

今回、不破の苦境に、ほとんど関与しない或人。会社の存亡の危機なのですから当然です。が、不破は内心で或人を、正確には或人との会話を、支えに正気を保っていたように思います。
調査のためともにデイブレイクタウンへ向かっていたあの時と同じように、惨めな結果に終わった公開討論の後も、投票日まで毎日街頭に立ち、ヒューマギアと人類との共存の夢を、かれ自身の理想を、語り続ける或人。
自分自身が失われるという恐怖と戦いつつ、そんな或人の戦いを見守り続ける不破。

あの時自分も或人に、
「不破さんの夢は何?」と問われた。ヒューマギアをぜんぶぶっ潰した、その先に何があるのかと。
自分を潰して亡のAIを取り出し、解放するのだという迅。
亡のAIはそのままに、亡の代わりに自分の肉体を使役するのがアークの意志だと、それを止める滅。
誰も彼も、不破を亡というAIの乗り物としてしか、道具としてしか、見做していない。
或人の問に答えられなかった自分。
今も、答えられない自分。
しかしいつかは、自分自身の夢を見出し、或人に語りたい。そして、ゆあとも。
自分が道具に堕してしまわないためには、それしかない。

そんなふうに思っていたのかなあと、想像します。今回或人は不破に助けられてばかり、不破は或人を助けてばかりですが、内心はそんな感じだったのかな。

ゆあと不破

住民投票は予測された通りの惨敗。敗北を受け入れるしかない或人は、せめてヒューマギアの破壊だけは思いとどまってほしいと天津に頭を下げ、懇願しますが、
「では今から、あなたの秘書を破壊しましょう(そうすれば聞き分けがよくなるだろう)」と言い出す天津。すかさず変身し、かばう或人ですが、処刑人のような大鎌を持つヴァルキュリー(ジャッカル)とサウザー、2人を相手には旗色が悪く、さらには不破までが登場したことに絶望します。
が、不破は何度も亡のAIから主導権を取り戻し、ゼロワンをかばい、ヴァルキリーに
「自分は道具じゃないと言うなら、お前の夢は何だ!」と問うのです。自分にはまだ夢はない、しかし必ず自分の夢をいつか見つけるのだと。飼い犬になることを条件に与えられたランペイジのキーを、再び力任せにこじ開け、変身。
一人動物園のような凶暴な力でゆあを圧倒します。

ていうか、ゆあが自覚してないのびっくりですよね。自分には自分の正義がある、みたいな前フリが以前ありましたから、ここで不破の問に応えるのかなと思ったんですけど。
日頃ヒューマギアに対し向けていた彼女自身の言葉、
「道具は使いようだ」。その冷徹さが自分に向けられるようで、無意識に天津の道具となった自分に、気づかないよう仕向けていたのでしょうか。

残る者と去る者

飛電インテリジェンスの評判を害することで株価を引き下げ、巨大な資金量でやすやすとTOBを成功させた天津。飛電の社長室に乗り込み、椅子に座ってご満悦、また歴代社長の肖像画のなかに、是之助を見出してご満悦。
求めたゼアが、今や我が手中に収まっているのですから当然です。

「本当に出ていくのか?」
そして、小さなボストンバッグ一つで出ていく或人を、呼び止める副社長。残ろうと思えば残ることもできるのだと。
立場は変われど、ヒューマギアと人間の共存を目指すことに変わりはないと応える或人。対して、自分は残る、先代社長に委ねられた責任があると告げる副社長。しかしそれは茨の道であることがわかっています。よろしくおねがいしますと、最敬礼する或人。
副社長かっこいい(予告ではさっそく天津におべっかつかってましたが)。そのありがたさを、ちゃんとわかっている或人も立派です。

しかし、野に下った立場で、天津の野望を止められるのか、ヒューマギアたちを守れるのか。新章の展開に期待です。
映画同様、イズはついてきそう。
そして、あの男が帰ってくる……!
或人の笑いについてはわたしも太郎と同意見です。がんばれ不破さん。
同日追記。タイトルが「ジオウ」になっていました! 慌てて修正。理由がわかりませんが、予測変換を見逃したのかな?
関連記事

style="clap"














管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://maki555.blog88.fc2.com/tb.php/2568-74c713b6

| ホーム |