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ヒーローライブスペシャル2023 『仮面ライダー555』20th Anniversary EVENT「555×20」 bye+

今思い出したけど「555」のカテゴリ作ってなかった!

555イベント

わたしが初めて555を観たのはちょうど春頃、なんとなく日曜の早朝にテレビをつけたらかっこよさげなバイクがなくなったと大学をたっくんが探し回っている回でした。へえ今どきの仮面ライダーはかっこいいんだなあという感想しか持っていなかったと思います。
あれがちょうど20年前。
そして翌年の1月、1号が「パラダイスロスト」のDVDを(当時はDVDだった)を買ってきたのを観てその途方もない叙情性とSF特有の社会批評の両立に衝撃を受け、半田さんの無頼さと対象的な泉さんの慟哭に胸がつぶれそうになり、同時に特典映像の制作発表会見でファイズの手首カシャ、のかっこよさに目覚め、慌てて第一話からDVDを買い集め始め……既に「555」放映は終わりかけ(最終回だけリアタイしました)ているので様々な情報はネットで集めるしかなく、「555」の出演陣が「剣」の夏休み映画に登場すると聞いて「剣」観てないのに「ミッシングエース」を観に行き、そこから「剣」を観始めてとずぶずぶ沼にはまっていき……その沼はスーツアクター・高岩成二さんの沼でもありましたが確かに「555」の沼でもあり。
映像がとにかく美しく音楽がかっこよく、アクションはスタイリッシュで物語は悲しい運命に抗う若者たちの群像劇。人とオルフェノクの境界に生きる者たちの選択。
ブログを始めても語ることがたくさんありすぎて何も言えないという状態で、555のカテゴリを作っていませんでした。

あれから20年。

令和5年5月5日という日に、このイベントがあると聞いて最初に思い出したのはファイナルイベントでの半田さんの
「さよならは言いません。また会えます。きっと会えます」でした。実際に「仮面ライダー4号」などで既にその言葉は叶っているわけなのですが……。
以前からGWには上京の予定があり、その予定とかぶるかかぶらないか、ホテルはとれるのかなどと若干躊躇したせいか、チケットは入手できず。飛天では狭すぎるんです。配信を手配して今日はライブで観たわけですが、途中家電に電話が2回もかかってきたり知り合いからラインが入ったりとやきもきしました。これからアーカイブで観る方もいらっしゃるでしょうから以下はざっくりの感想文。

突然始まる最終回

開演はオンタイムでなく、ちょっと焦れながら、でも懐かしのED、「dead or alive」が流れ始めるとチャット欄も
「(飛天の)シャンデリアすげー」などとざわつき始め……
「イベント泥棒」の映像にほっこりしていたら突然始まった最終回。

立ちはだかるスマートブレイン社長、木場勇治。
その姿を認めて車を降りる乾巧。
「三原が戦ってる。行ってやれ。……お前たちも」と前半は海堂に、後半は真理、啓太郎に言う巧。
「でも」
「2人きりになりたいんだ……」

あっという間に物語に飲み込まれ、見入る約20分。思っていたより映像がきれいでしたね(大スクリーンで映すために少し手を入れたのかな)。このシーン、今思うと海堂は海堂で木場に話したいこともあっただろうし複雑だっただろうな。ぱかぱかぱっくつあーが沁みました。

最終回が終わって流れる「Justiφ's」。仮面ライダーファイズが会場に登場し、そして我が家の電話が鳴りました。

トークショー

こういう時に限ってかけてきたのは長話の親戚のおばさまなんですよね。アーカイブで後から内容確認できるからと泣く泣く出たわけですが今(これを書いている今)、
「サーバが混んでいます、お待ち下さい」が出ています。
なのでファイズが何をしたかとかわからないまま気がついたらトークショーが開始されていました。
ご出演は
・ファイズ/乾巧役 半田健人さん
・園田真理役 芳賀優里亜さん
・脚本 井上敏樹さん
・パイロット版等メイン監督 田﨑竜太さん
・東映側P 白倉伸一郎さん
の5人(順不同)。

「20周年にあたって」
「好きな回、印象に残っている回」
「草加雅人のいいところ、好きなところ」(555コール・村上幸平さんがビデオメッセージで出題)
「俳優陣から制作陣に聞いてみたいこと」
「ファイズでやりたかったができなかったこと」(刀剣ピー中断タンポポ・唐橋充さんがビデオメッセージで出題)
等々の話題であっという間に時間が過ぎてしまいました。

今まで聞いたことのない情報としては、
・新高輪プリンスホテルは「パラダイス・ロスト」の脚本のため井上敏樹が缶詰になったホテル
 (なので観客の皆さんは聖地巡礼にきたつもりでご容赦願います、わざわざお集まりいただいてすみませんねとのこと)
・井上敏樹は半田健人しか愛していないこと(絶対に嘘)
・一話の冷や汁のあの雑な食べ方は田崎監督の演出だったが、あれで真理のキャラが決まったと芳賀さんが感じていること
・ピザ屋回は唯一明るいエピソードであり、なおかつ「パラロス」収録現場で1万人のオルフェノクと一緒に放映を観たので芳賀さんにとって印象深い回だったこと
・軍艦島ロケは断念したこと(ビルマニアからマンションマニアに転身した半田さんが水回りを調べたかったとのこと)
……くらいかな。

この場にいないメインキャスト、村上幸平さんや唐橋充さんの悪口で盛り上がった直後にご当人のビデオメッセージが入るといういい感じの演出もありながら、
「オーディションというのは点数をつけて誰かと誰かを比べ(てどっちがいいと判定す)るとかじゃなく、誰がそうなのか確認する場」
「年齢は設定より低かったが巧、真理は半田、芳賀以外になく、だけど他の役でオーディションに来ていれば落ちていたかもしれない」
「村上幸平さんはいい人だけど草加雅人はしつこい」
「唐橋さんはいつでも何か演じている、黙って立っていればイケメンなのに動きが多すぎる」
「半田さんが結婚できないのはビルのせい」
という話のあたりは聞いていて往時の雰囲気が蘇ってくるのでうれしい。あと、田崎さんが泉さんの話、芳賀さんが加藤美佳さんの話を出してくれたのもうれしい。

司会が
「半田さん、この場にいらっしゃっている皆さんにおっしゃりたいことがあるんですよね」と振るので何か重大発表が? と思っていたら新作発表。この発表自体は間が悪くちゃんと聞けなかったのですが田崎監督が
「(皆さんが変わらず応援してくれたからできた的なことを言って?)その意味ではこれは皆さんが作る作品として誇っていただきたい」と仰ってくださったのは素直にうれしかった。うれしいしか言えないのか。タイトルはパラロスにつながっているけどお話はTVシリーズの20年後なんですね……


純粋に嬉しい気持ちもありつつ、泉さんはじめもう出ていただけそうにない方がいらっしゃるのは残念で、複雑な気分です。

生ライブ

出演者がはけていき、えっもう終わり? と思っていたら場内に流れる「夢のかけら」。ステージ上のテーブルが片付けられたら
・m.c.A・T  「The people with no name」(第二ED)
・ISSA 「Justiφ's」
の生ライブ。背後ではヒーローショーが展開。高岩さんや伊藤さんたちではないのが明らかでそこが残念でもありましたが、オーガを前に、優勢だったブラスターフォームのファイズが攻めきれず剣を投げ捨てライダーキック、そして倒れたオーガに手を差し出す~オーガがその手を取り立ち上がるという冒頭のTVシリーズ最終回を思わせる内容だったのはぐっと来ました!
いつもずっと同じことを言っているのですが、草加雅人と乾巧は対照的、木場勇治と乾巧も対照的、でも草加雅人と木場勇治が同じ側にいるわけではなく、それぞれお互いにねじれた構図にあるというのが555の面白さの一つで、その木場の重要性が仕方ないこととはいえ「ジオウ」などでは描かれないのが残念で仕方なくて。たぶん新作でもその点は変わりないと思うので、それだけに今回のイベントで木場と巧のストーリーに触れられているとうれしいのです。

挨拶

では皆様ご登壇いただいて、という司会の声に合わせ、全員が再び登壇、ステージ中央の階段を降りてきます。
この時先頭の半田さんが隣を歩く芳賀さんの手を取りエスコートすると、次に出てきたISSAさんがやはり隣のm.c.A・Tさんに手を差し伸べ、でもm.c.A・Tさんは気づかずエスコート不発……という流れがおかしかった(ここに村上幸平さんがいたら井上敏樹さんに手を差し伸べたかも)。
新作の主題歌、半田さんが未定では? と言われていてISSAさんを応援したくなりました。
そして最後の最後に――。

新しいファイズのフォーム。でもデザインより、スーツアクターはどなたなのか、が気になりますね。既に撮影は終わっているのでしょうが。



半田さんやっぱり
「容姿は変わってないけど声が渋い」。そしてスマホ?


同日追記のつもりでしたがてっぺん超えて5/6追記。やっとアーカイブ観られました。電飾ファイズ登場~ロゴ投影、の演出も観ました! かっこいい!

ロゴ

上では記憶がぼやけてたのでごまかしましたが「パラダイス・リゲインド」制作発表のタイミング、冒頭も冒頭、大冒頭でしたね。
井上敏樹さんが登場いきなり
「知らなかったよ、映画やるんだね。これから脚本書かないとだね」とかジョークを仰ったのは憶えていたのに。なんでわからなくなるんだろう。
唐橋さんのビデオラストも観ました(さっきやはり2度めの電話で見損なった)。一応チャットの流れで見当はついていましたが安心してください。
そして改めてラストの新ファイズまじまじと見ましたが、あれ雅人の遺志も継いでるみたいな感じなのかな……
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