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やっぱり犬が泣きどころ 「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

今頃、初めて、観に行きました。

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アクションすごいよ! という評判は第1作から聞いていましたが、わたしの好みのアクションは
・様式美ある重心低い殺陣か
・キリモミとか入るサーカスアクションか
なのであって、好みぴったり、というハリウッド映画は少ないんですよね。なんとなく見送って、ところが好評に次ぐ好評でどんどんシリーズ化されていき、ますます気になるものの今度はこれまでのシリーズ作を観てないぶん世界観に入り込めるかな? という心配もあって。

でも今回は真田広之とドニー・イェンが出るという、その一点がどうにも気になってしまい、そしていざ劇場に行ったらなんと親切にも
「これまでのジョン・ウィックは」と過去作のまとめ映像が最初に流れるという。初心者に優しい映画でした。

あらすじ

襲われたから復讐しただけなのにやり過ぎてまた反撃されそれに対応したら復讐が復讐を呼び……そんな修羅の道を行く元・引退した殺し屋ジョン・ウィック。上部組織<The High Table>よりジョンの処理を一任された<Marquis Gramont>は
・ジョンに高額の懸賞金をかけ世界中の殺し屋たちを煽る一方で
・ジョンの旧友である盲目の殺し屋・ケイン(ドニー・イェン)を追手として差し向ける
という策を採用し――。

真田広之とドニー・イェンのアクションハッピーセット

ということで2人の剣殺陣、手が多く、また早いのに絶対に雑にならない斬れる殺陣。身のこなしも相俟ってほんとうに美しかった。
いくら日本人でもそこは銃だろマシンガンだろ、という場面で刀(というか長ドスというべきか)をわざわざ持ち出すのがハリウッドですが、この2人だとそれが馬鹿馬鹿しく見えません。
高所に弓隊を展開、さらに灯りを落としフロアでは無言の白兵戦をしかけ、序盤<Marquis>の追手たちを圧倒する大阪コンチネンタル支配人・シマヅコウジ(真田広之)。そして、盲目であるがゆえに唯一その闇を障害とせず、むしろ効率的にシマヅ配下のヤクザ達を狩っていくケイン。こういうの座頭市で観たなあと嬉しくなります。
それぞれ理にかなった戦い方をしているのがいいし、後半、 義に殉じてもジョンを匿い通すシマヅと、友情と娘への愛に引き裂かれるケイン、2人の立場の違いがはっきりアクションに反映されるのもいい。

この時戦いに参加するシマヅの娘・アキラ(リナ・サワヤマ)は、父のもとに災いを持ち込んできたジョンを恨み、父を殺したケインを憎むという救いのない役柄で、そのか弱さと裏腹の執念深さがアクションに出ていてよかった。
ケイン以外<Marquis>の追手は大柄な白人男性ばかり。東洋人の、しかも女とはスタミナが違うので、相手の銃撃を防ぎ剣で突いても、一撃でとどめを刺すまではいきません。
傷を受けてもまだ逃げ出す体力のある相手に追いすがり、背中に取り付いてさらに一撃。それでも相手は倒れず階段を這い上がろうとしますが、その背中に乗ったままもう一撃。さらに一撃。これを繰り返しやっと一人倒すという地獄のようなアクション。
あと、この人長身で脚が長い。顔立ちもそうですし寺沢武一のマンガに出てきそうな不思議な髪型といいことさらアジア人であることを強調する外見でしたが、それにしては脚が長すぎです。本人とスタントがどこで交代してるか、脚で見分けがつけられそうなくらい長い。わたしは脚が長い人がアクションするの大好きなので、このままアクション女優になってほしいと思ってしまいました(メインは歌手だそうですがモデルもしているとのことで納得です)。

この前半の大阪での戦いがかなり満足のいくものだったので、後は退屈してしまうかもと思いきや(どんなすごいスーツを着ていてもあれだけ車に跳ねられ撃たれしたら全身の骨がめちゃくちゃになってると思われる)、ニューヨークからベルリン、パリと飛び回りずーっとずーっと殺しまくる後半、お話が動かないぶん俯瞰のアングルを取り入れたりタイムトライアルの趣向にしたり、長い長いアクションにあれこれ変化をつけ、その中で裏社会の人間同士の呉越同舟っぷりや友情、そして<犬>を入れこむという
「頑張ったなあ」という出来。

<犬>は、登場した瞬間にこうなると思っていました。

犬を連れた凄腕の賞金稼ぎ<Tracker>(劇中「おれは何者でもない」とか言ったために「ミスター・ノーボディ」って呼ばれたりしてましたが)が最後の方、楽しそうに見物してる絵はなかなかよかったです。

小ネタ

・犬もアクション
 とてもおりこうで可愛い。ただ犬が車に跳ねられるシーンは心臓に悪かったです。
 たぶんCGだとは思いますが、「トラブル・イン・ハリウッド」じゃないけど犬は大切に。
・エンドロール後に重要シーンあり
 確かにそう予告してたもんなあ。と思いつつ蛇足な気がします。
・山崎
 シマヅとジョンの乾杯シーンでやけにはっきりウィスキーのラベルが。
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