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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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以前から雷門の前にたむろしている人力車のお兄さん方のこと、かっこいいな男前だなと思っていたのですが…
モモタロスの車夫姿!きますねあれ。
高岩成二さんの引いてる車があったら、一ヶ月くらい貸切でお願いしたいです。
そんな妄想渦巻く浅草のスタバで読み終えました。

密偵ファルコ 娘に語る神話
リンゼイ・デイヴィス著 田代泰子訳 光文社
陽光あふれる国際都市ローマに比して、あくまでも暗く寒い、文化果つる地。
文明の恩恵いまだ到らざる地--それが属州ブリタニア(イギリス)。
文明の意味をどう考えるかにもよるけれど。

主人公、ファルコにとってはまだ少年の頃に味わった従軍経験の、その血塗られた思い出が色濃く残る土地でもあります。

前回この地を訪れたとき(第1作)には身分高き元老議員の娘、ヘレナ・ユスティナとの運命的な恋に落ちたファルコ。
今回は皇帝の密命を受け、とある不正を暴くために派遣されていました。
無事事件を解決し(第13作)、ヘレナの叔父にして属州財務長官であるヒラリスの客となり、ロンディニウム(ロンドン)の邸宅に滞在していたのですが…ガリア(フランス)に追放されたはずのその犯人が、よりにもよってロンディニウムの裏町で死体となって発見されたことから、またしても駆りだされることとなってしまいます。

本作で第14作となるファルコ・シリーズ。
登場人物たちの、それぞれの関係性の変化、人間的成長といった大河ドラマ的な要素もたっぷりで、可能ならば初めから順に読んでいただきたいところですが、もちろん1作1作、単独で読まれても十分楽しめます。

以前からその存在は知らされていましたが、遂に今回登場した、ファルコの“過去の女性”、クロリス。
自分で自分の人生を切り拓こうとする野性の花。
可憐でたくましく、セクシーな愛らしさと洗練された趣味が溶けあった女性で、現在は女剣闘士アマゾニアを名乗っています。
聡明典雅にして大胆な、身分高き妻ヘレナの眼前で、ファルコとこんな会話を交わすにいたっては…つい、火花散る展開を期待してしまいました。

「きみはいつも厄介だった」
「あんただって…」
「なんだ?」
「いい--今度ふたりっきりになったときに言う…」

また本シリーズではいつもファルコは死を覚悟する羽目になるのですが、本作もアレーナ(競技場)での乱闘、裏切り者による待ち伏せ、闇の組織との戦闘(投石機まで登場しほとんど戦争)と息つく間もないアクションシーンが圧巻です。
戦友にして親友ペトロと行動をともにするために、いつにも増してハードボイルドなタッチも添えられ…

ミステリとしては同じ作家の、短編のほうが完成度はたかいわけですが、いつも
「ああ、面白い小説を読んだ!」という読後感が得られ、ストレス解消にはもってこい。
大好きなシリーズです。
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