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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

イマジンと契約するなら断然サンネンネタロス!と考えている管理人ですこんばんは。きっと仲良くやっていけると思います。ほんとにいるのかサンネンネタロス。

単行本刊行が4月を予定しているこの、「仮面ライダーをつくった男たち」。
今回も相変わらずの名調子なのですが、でも、突然巻きが入った印象が残るのは何故でしょう。3部作なのははじめからわかっていたのに、
「完」の文字に
「え、終り!?」と一瞬驚いてしまいました。

今回の第4話、「受け継がれる魂」は、「仮面ライダーよ永遠に」って感じ。
そして、一方では、これは…

俳優志望であるにも関わらず
「芝居できない・セリフおぼえられない・顔ワルイ」と指摘された大野剣友会、岡田勝さんが、殺陣師を育てる殺陣師、大野幸太郎さんと、若頭格(※)の高橋一俊さんの下、若き殺陣師として成長していく物語。

この枠組のなかで、様々なエピソードが並列で語られていきます。

※殺陣師に対する「頭(かしら)」という呼称は、現代でも用いられています。

1)ライダーサイン会で
「偽者だ」と指摘する子どもを相手に真剣に怒り、怒鳴る岡田さん。
「ちょっと、岡田さん、いや、ライダー」と宥める怪人の姿がおかしいです。

2)殺陣師、高橋さんの怪我・休養により、いよいよ自分の出番…と張り切った岡田さん。ところが怪我を押して高橋さんが現場に現れたため
「自分の考える殺陣が採用される」という喜ばしい展開の一方、
「その激しいアクションを、自らが演じる」羽目になってしまいます。

3)怪人役を務め続けた滑川広志さんは、危険な仕事を嫌がる実母の反対に遭い、帰郷を決意。辞意を述べる滑川さんに対し、口では
「あ そ」とあっさり受け止める岡田さんですが、その心境を誰よりも深く思いやっていたのもまた岡田さんでした。

4)好きな女性に直接アプローチできず、ただ他の剣友会メンバーに
「彼女と口をきくな」と牽制するしか術がない岡田さん。
「自分が使えないのならはっきり言ってくれ」と直談判しに来た彼女に、その恋心を見抜かれ、2人は結婚へ。

5)ストロンガー役のアクション俳優、荒木茂さんをヘタクソ呼ばわりする岡田さん。ムキになる荒木さんですが、ロープウエー上の危険なアクションの際、岡田さんが一方の手を握って支えてくれた経験から、岡田さんへの見方を変えます。

このようなエピソードをはさみつつ「仮面ライダー」第一期の現場を描いた作者は、さらに第二期のスタート、放映終了後の10号ライダーの誕生へ、仮面ライダーの魂は受け継がれていくのだと思わせるエンディングへ、畳み掛けていきます。
最終ページは、「仮面ライダー」全98話のキャスト&スタッフクレジット。堂々の大団円です。

ううーん。ここまで1話に1回泣かされてきた管理人なのですが、これは、なんというか、構成的にどんなものだろう?と思ってしまいました。個々のエピソードが魅力的なだけに、もうちょっと絞り込んで、あるいは回を続けて、描いてほしかったなと思います。単行本では加筆されていることを期待します。

また、夕べも思っていたことですが、やはり昭和の「仮面ライダー」と、平成ライダー、特に「龍騎」以降のアクションに対するスタンスの隔たりを、この作品からも改めて感じました。

辞めていく仲間に、家庭のごたごたを表に出さずいつも頑張っている仲間に、
「花道として」
「ねぎらいとして」
ライダー役を与える。こういうことが他の職能集団の中で、起こり得るものでしょうか。端役ではなく、他ならぬ、ライダー役なのです。
「蒲田行進曲」で、ヤスが勤皇の志士の役をもらうのとは、話が違います。
なるほど彼らはスーツを着たアクターではなく、スタントマンなのだなと思いました。

美談として描いているのでしょうが、
「ねぎらいだけじゃない、ライダーを演じるだけの力量があるからこそ彼が選ばれたのだ」と納得させてくれる部分がほしかったなと、思います。
実際には必ずそうした要素があるはずなのに、この描き方では…

冒頭の、知ったかぶりをする子どもをライダーが怒鳴りつけるシーンに、いきなり反発を感じてしまったせいかも知れません。なんだか、わたしには納得できない回でした。ここで終わるというのはちょっと残念です。

とはいえ、伝説の番組の創世記、ここまでたいへん興味深く読むことができました。関係者の方々に、読者としてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
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