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2008-07-05 Sat 20:00
昨日は写真に撮れないのが悔しくなるような雷雲を見ました。
目に見える限りの空のおよそ6割を占める灰色の雲で、夕陽の照り返しでしたのほうを薄紅に染めているのに、2〜3秒に1度の割で大規模な放電現象を内部で繰り返しているのです。 雲の一部、もしくは全体に走る稲光で内側から妙な光り方をしているほかは晴れた日の長閑な夕暮れだったので何かシュールでした。 しばらく立ち止まって見てました… 雷って音は大嫌いなんですが、妙に心惹かれるものがありますね。雷と雲と、そのあとの土砂降りと。 またもストレス解消読書にお勧めのシリーズ。 陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル 祥伝社) 伊坂 幸太郎著 陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル 祥伝社) 伊坂 幸太郎著
本シリーズは映画にもなり確かコミックスにもなっていたのではないでしょうか? 自分が読む前に評判になったものには何故か手を出しにくいというクセがありまして、そのせいで気になりながらもずっと読みそびれてきました。 この心理、何なんでしょうね。 先日思い立って一緒に買ったのですが、続き物ではないのでもちろんバラバラに読んでもお楽しみいただけるのではと思います。 感想はスマートのヒトコト。 タイトルにあるように銀行強盗ものなのに、コン・ゲームものを読んでいるような気がしました。文章も洗練されています。 「地球を回す」は、ある偶然によって出会った4人の素敵なギャング稼業を描くもの。 1人1人が憎めない性格と独特のスキルを持ち、軽口たたきつつチームとして力を合わせていく過程が描かれていきますが、ある日、小さな違和感が…。 彼らのギャングスタイルが洒脱であることも気に入りました。 入念な準備と計画。口から先に生まれたような男・響野の「演説」。 クールで無表情、天才的な時間感覚の持ち主・雪子による「素早い逃げ脚」。 リーダー格・成瀬の、いつも微苦笑を浮かべているような穏かさや最年少・久遠の屈託のなさが、常にキープされているのもまた素敵です。 派手なアクションはありませんが、なるほど映画やマンガになるはずだと納得。 続編・「日常と襲撃」はやや趣向が変わり、初めのほうの章では、この成瀬達がそれぞれバラバラに日常の謎的な小事件に出くわし、それぞれバラバラに探偵役として解決していく様が描かれます。前作では響野に 「いつも悟りきったような顔しやがって」と揶揄されるクールな成瀬が、本作では事件に首を突っ込みながら、響野の口癖である「ロマンはどこだ?」を呟くところが素敵です。 後半は前半のバラバラな小事件がそれぞれ有機的につながって、一つの事件を形成します。 暇だから、という理由で、ギャングであるにも関わらず、その事件解決に一肌脱ごうとする彼ら。結構危険なことなのに、強盗なみの暢気さで。 これはこれで楽しかったのでシリーズ中の1作としてはいいのだと思いますが、ただ、独立した小説として読むと、バランスが悪いのか雑多な印象が残ります。 よくミステリだと 「パズルのピースが一つ一つはまっていく」みたいな描写ってありますが、本作にその緊迫感はなく…逆に前半のバラバラな「日常の謎」をもう少し読みたかったなと思いました。 ゲストであるダメ誘拐犯のキャラが楽しいからいいのですが。 |
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Profile
Author:maki555
スーツアクター高岩成二さんのファン。ただいま転職浪人中。かつてヒーローショーのMC時代、ガムテの万能性をまのあたりにしましたが、その経験を生かせていません。
「maki」は「ハラマキ」の「マキ」。仮面ライダー555の作中、ある人物が変身ベルトをそう称していたことから取りました。










